BARBEE BOYS(バービーボーイズ)は、主に1980年代に活動した日本のロックバンド。ツインボーカル編成の男女5人組で構成される。1992年に解散。メンバーはKONTA(近藤敦)、杏子、いまみちともたか(イマサ)、ENRIQUE、小沼俊昭(コイソ)の5人。KONTAと杏子による男女混声ツインボーカルは1980年代の日本のロックシーンにおいては稀な個性であり、鮮烈な印象を与えた。バンド名は、いまみちによると酒場でたむろするゴロツキの意味「barfly」と付けたかったが、「fly」が「ハエ」とあまり品がないため「ハチ」を意味する「bee」に変えたことに由来するとしているものの、ある時の打ち上げでKONTAが持ち込んだバービー人形に由来するとも語っている。なお、女性を含むにも拘らず「BOYS」を名乗るのは杏子が加入する前はメンバーが全員男性であったため。アマチュア時代は女性視点のパートは顔を白塗りにしたKONTAが歌っていた。1983年にライブハウスで対バンを行った際、男女の掛け合いボーカル曲(実は杏子を勧誘するために作った楽曲)の女性パートを杏子にゲストボーカルとして歌って貰った。その模様を録音し、オーディション応募のデモテープとしたことがきっかけとなり、のちに彼女も正式加入することになった。ライブはサポートメンバーをつけず(スタジオ録音では一部の曲にPSY・Sの松浦雅也がキーボードで参加しているが)、解散まで杏子以外の4人での演奏を貫いた。男女ツインボーカルを活かし、男女間の痴話をぶつけ合う歌詞とトリッキーなサウンドの楽曲はバービーボーイズの個性であり強みである。その独特なカラーに影響されたアーティストは多く、椎名林檎やポルノグラフィティなどが公言している。中でもバンドのグループ魂は、ゲストボーカルに杏子を迎え、リスペクトしたオリジナル曲「片付けられない7Days」を制作。メンバーのいまみちともたかにも絶賛されている。1982年7月結成。1983年11月、CBSソニーのSDオーディションにてグランプリを受賞。1984年9月、シングル「暗闇でDANCE」でメジャーデビュー。1987年にリリースしたシングル「女ぎつねon the Run」が三ツ矢サイダーのコマーシャルソングに起用される。初めてのTV出演はテレビ岩手の『ザ・テレビジョン』。この日2人で1本のマイクを使用し、寄り添いながらのカラオケライブを披露。KONTAは、1988年7月2日公開の映画『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』に初主演。以降、1989年、フジテレビ系ドラマ『愛しあってるかい!』にドラマ出演。1989年、資生堂 「TREND・Y」CMに、「目を閉じておいでよ」が起用される。同CMには本人達も登場。ザ・ベストテン、歌のトップテン、夜のヒットスタジオなど音楽番組にも積極的に出演。その後もリリースを絶やさず活動をしていたが、1992年1月24日、渋谷公会堂でのライブを最後に解散した。2003年2月、エピックレコードジャパン25周年記念イベント『LIVE EPIC 25』限定で再結成を果たした。しかし、バンド側の意向で、その際の映像は2009年まで公開されず、同イベントのNHKでのライブ番組放送時や、同イベントを記録したDVDにも収録されていない。2008年4月21日、関西テレビ・フジテレビ系「SMAP×SMAP名曲歌謡祭」で、ついうっかり(いまみちともたか弁)一夜限りの復活。「女ぎつねon the Run」を歌った。しかし、TV局側の都合で披露できるのは1曲のみであったためメンバー間で消化不良感が残ったことから、8月15日に「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO」、8月23日に「SOUND MARINA 2008」にも出演した。結果的にこの出演が翌年以降の布石となる。2009年2月13日からデビュー25周年を記念して全国4か所(福岡、東京(2公演)、名古屋、大阪)のZeppで全国ツアー「Re:BARBEE BOYS」が行われ、新曲も披露された。2010年2月26日から全国ツアー「Bcc:from BARBEE BOYS AD2010」が全国4ヶ所(5公演)で行われ、千秋楽の3月7日には21年ぶりに日本武道館でライブを行った。2015年2月25日にはデビュー30周年を企画したリマスタリング版「REAL BAND -1st OPTION 30th Anniversary Edition-」を発表。ライブなどは行われなかったが、バービーボーイズの名義でいまみちと杏子がマスコミのインタビューに応じている。強烈な個性であるとともにバンドの成功要因となった男女ツインボーカルであるが、バンド結成当初から暫くはライブ動員数も決して多くない男所帯のバンドであった。ある時、杏子が在籍していた喝!タルイバンドと対バンをするための下見をした際、ライブハウスの動員力を目の当たりにしたイマサが「杏子を加入させたい」と、ひらめいたことがきっかけになったという。当時の杏子は大手商社のOLで、職場関係者などにチケットを掃くことができたのが動員数の理由の一つであるが、同時にこの時代は女性のロック歌手自体が珍しく、色物目当ての男性客も多かった。そこで、集客目当てに杏子を強奪することを計画し、後にバンドの特徴となる男女の掛け合い型の楽曲を作成。対バン時に「男が女性パートを歌ったのでは様にならない」と理由をつけ、ゲストボーカルとして歌わせることに成功する。その時の模様は「記録」として録音。後日、締め切り間近のオーディションにデモテープとして送った。そのテープに添えられたプロフィールにメンバーとして杏子の名前も記載されていた。オーディションは順調に通過。このように外堀を埋められ既成事実を重ねた結果、バンドに欠かせぬポジションになったと自覚した杏子は正式に加入した。ただし、当時のロック界には女性に対するある種の偏見があり、安部脱退後の後任探しに苦労することにもつながった。そんな時、「困ってるなら、入ってあげようか?」と言って加入したのが、メンバー最年少のENRIQUEであった(イマサのMCより)。1st - 9thはシングルレコード盤(5thのみ12インチ)でのみ発売され、9th - 12thはシングルレコード盤とCDシングル盤両方が発売された。13th以降はCDシングルでのみ発売。『1st OPTION』から『eeney meeney moobee moe』まではLPやカセットテープ版で発売された。音楽業界のCD移行期でもあったため、リリース当時CD盤と併売されたのは『LISTEN! BARBEE BOYS 4』、『Black List』、『√5』『eeney meeney moobee moe』の4枚である。最初の発売メディアは「BARBEE BOYS FINAL LIVE right side」および同「reverse side」まではVHSもしくはLD。それ以降はDVDとなっている。
出典:wikipedia
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