額田町(ぬかたちょう)は、愛知県のほぼ中央、額田郡(ぬかたぐん)にあった町。1956年(昭和31年)、豊富村、宮崎村、形埜村、下山村(一部)の4村が合併し町制施行。2006年(平成18年)1月、岡崎市に編入。古くから源氏や足利氏などの豪族と関わりの深い土地であり、天恩寺などがそれの代表である。製造品出荷額(2002年)は1023億6209万円(工業統計)で、主な産業は輸送機器、金属製品、食料品、窯業土石である。矢作川水系のうち男川流域は片麻岩系、北部の乙川流域は花崗岩系で、前者の桜井寺には珪石鉱業が、乙川流域の形埜・下山地区は花崗岩採掘、石灯籠加工などが盛んである。林産物で磨(みがき)丸太、間伐材活用品、シイタケなどの生産品がある。現在ではゲンジボタル保全から旧鳥川小学校の校舎を使い鳥川ホタル保全会が環境保全活動をしている。額田工業団地の造成により、製造業の発展もみられる。旧町域の約9割が山地であり、人口は2005年国勢調査時に9,103人。観光拠点にくらがり渓谷(石原)などのレジャー施設、かおれ渓谷(桜形)、おおだの森(夏山、鬼沢)、愛知県野外教育センター(千万町)、額田ゴルフ倶楽部(南大須)、千万町茅葺屋敷(千万町)、本宮山などがある。地上デジタル放送送信設備豊橋中継局が町内(本宮山山頂)にある。東西13.1km、南北15.0kmのほぼ平行四辺形型をしている。面積は160.25km。三河山地の南西部に位置する額田町は、岡崎市の東部を占める地区であり、名古屋市から約46kmの距離にある。西から時計回りに岡崎市、豊田市、新城市、豊川市が隣接する。町北部を流れる乙川、町南部を流れる男川(いずれもおとがわ)の2つの河川を中心に22の河川が存在し、それによって谷底平野を形成している。それにより山の斜面は急になっている。町内の河川は一部区域を除いて男川漁業協同組合が漁業権を持っている。町の全域が三河高原からなる山林、森林でスギ、ヒノキ、マツなどの針葉樹の美林が多く、町の西部から東部に向かって丘陵が続き、町の最東部には額田町最高峰、本宮山(標高789m)や千万町地区の巴山(標高719m)など、著名な山が存在する。これにより河川は必然的に西に流れ、流路は東西方向になる。その流域には集落が点在したため、道路も東西交通路が古くより発達した。町北部の大沼街道・挙母街道や南部を通る作手街道は、ほとんど東西方向の街道である。また大字切山にはうつぎ坂と呼ばれる自然地名がある。町内での山地の面積の割合は約87%。それ以外の土地は住宅地の他に、水田や畑地として使われている。耕地面積は、7.49kmで全体の4.7%であり、そのうち水田が全体の3.6%畑が全体の1.1%である。おもな農産物の生産は、宮崎茶(茶)や千万町のコンニャクイモ(コンニャク)、花木、果樹、クワなどを栽培している。道路の峡部など道路状況が悪い箇所が多く、岡崎市街と比べると交通が不便で、子供や若者の流出による人口減少、過疎が進展している状況にある。乙川水系男川水系 その他 例年、年平均気温は15.2℃、最高気温は32℃、最低気温は-4℃、年間総降水量は1750mmほどである。年平均降水量※旧建設省豊橋工事事務所調査室町時代や、戦国時代に額田に日近城など多くの山城が建造され、額田三大合戦と言われる日近合戦、雨山合戦、滝山合戦などの大きな戦いも起こった。奥平氏には奥平氏の重臣12家のうち6家が額田に在住した。町内には多くの寺院、神社が在り大字片寄字山下の天恩寺にある山門・仏殿は国指定の重要文化財。他にも多数の仏殿などが県指定文化財に指定されている。旧町域には中世以前宝飯郡であった地区(大代・雨山・河辺・栃原)がある。歴代町長支所姉妹都市提携等を結んでいる地方自治体は存在しない。製造品出荷額(2002年)は1023億6209万円(工業統計)で、主な産業は輸送機器、金属製品、食料品、窯業土石である。町の業種別工業出荷額の推移医療消防(岡崎市消防本部)自治その他郵便町内全域では簡易水道を使用し、水道水を供給している。建設は桜形簡易水道に始まり、南部簡易水道、宮崎簡易水道、夏山簡易水道、保久簡易水道、北部簡易水道が完成し、使用されている。男川水系水道施設概要乙川水系水道施設概要小学校は、豊富小学校を除けば児童数は少ない。額田中学校に全児童が入学する。近隣の通学範囲内にある生徒を除き、学校に併設された寮(岡崎市立額田中学校寄宿舎、通称敬信寮)に入寮する。中学校小学校保育園町内に鉄道は走っていないため、自動車・バスが主な移動手段である。高速道路都市計画道路一般国道主要地方道一般県道主な林道名鉄バス町バス国指定文化財県指定文化財町内に残っている城址・城跡の形状は山城や丘城で、ほとんどが室町末期に造築、使用された城である。旧豊富村旧宮崎村旧形埜村旧下山村
出典:wikipedia
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