VF-1 バルキリー(ブイエフ・ワン バルキリー "Valkyrie")は、「マクロスシリーズ」に登場する架空の兵器。初出は、シリーズ第1作として1982年に放送されたテレビアニメ『超時空要塞マクロス』。ファイター(航空機)とバトロイド(人型ロボット)、両者の中間形態であるガウォークの3形態に変形する可変戦闘機(ヴァリアブル・ファイター=VF)。劇中では主人公「一条輝」が所属する地球統合軍の主力機として登場し、敵陣営であるゼントラーディ軍と戦う。以降に制作されるシリーズ作品でもさまざまな改良機・後継機が登場することから、これらの機体の始祖としてあつかわれる。愛称(ペットネーム)の「バルキリー」は、北欧神話に登場する女性の半神ワルキューレ(独:)の英語名。実在の試作戦略爆撃機XB-70から、作中でVF-1の愛称に引用された。デザインモチーフは、同じく実在するアメリカ海軍の戦闘機F-14 トムキャット。以降のVFシリーズも慣例的に「バルキリー」と総称されるが、本項目ではVF-1とそのバリエーション機のみについて記す。メカニックデザインは、以降の「マクロスシリーズ」にも深いかかわりを持つ河森正治。人型に変形するアニメのロボット兵器の中でも、実在の航空機に近いファイター形態と、そこから手足を展開したガウォーク形態という斬新さから、視聴者に人気を博した。当時のロボットアニメでは、主人公機は高性能で強いのが当然だったが、VF-1は形状や色の違いこそあれ、基本的には大量生産された量産機であるという設定も斬新だった。脚本や設定を一部変更した劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』では、宮武一貴によってディティールアップを始めとする設定のリニューアルがなされている。放送開始から28年が経過した2010年に『マクロスエース』で行われた人気投票でも、VF-1Jが3位、VF-1Sが4位を獲得するなど根強い人気を持つ。「マクロスシリーズ」のメインクリエーターであるスタジオぬえの河森正治が、宮武一貴の協力を得て約2年をかけてデザインした。原案は「飛行形態を持つ変形パワードスーツ」つまり衣服や鎧の延長線上の位置づけで進められており、初期デザインの「ブレストファイター」まではアニメロボットらしい角張ったデザインであった。しかし、両腕の収納法を、F-14から閃いたことをきっかけにリアル志向に転じ、極めて現用機的なフォルムの完成に至った。一般的に「F-14をモデルにロボットへの変形をデザインした」と表現されることが多いが、実際は「ロボットからリアルな戦闘機形態を生みだした」アプローチであったといえる。さらに玩具の試作過程で、スタジオぬえの没企画で日の目を見なかった二足歩行兵器(ガウォーク)のアイデアも導入され、かつてない3段変形のメカニックデザインが誕生することになった。しかし、完成したデザインもスポンサー受けは悪く「飛行機と宇宙戦艦は売れた試しがないので、やめてくれ」と却下されてしまう。困った河森は渡辺技研の協力で実際に変形するモックアップを製作する。この出来が非常に良かったため、スポンサーからの承諾を得ることに成功する。VF-1が変形することは、放映開始直前のアニメ誌(アニメックなど)の記事でガウォーク形態が発表されるまで伏せられており、初放映時の第1話・2話を合わせた一時間スペシャルの前半ラストで、リアルな形状の戦闘機形態からロボット形態に一瞬で変形するシーンが、板野一郎の作画で描かれた。なお、この一時間スペシャルのオープニングでは、ファイター形態からバトロイド形態へ変形するカットが使われていない。この「リアルな戦闘機がロボットに変形する」というコンセプトは続編やゲーム版などに登場する後継機種に受け継がれ、河森のライフワークとも言えるものになっている。スーパーロボット的なケレン味と兵器的なリアリティーという相反する要素を備えたVF-1の変形機軸は、ロボットアニメのデザイン史上に画期的な功績を残した。SFアニメで初めて、航空機を主役メカとしたのも本作である。さらに、従来のロボットアニメになかった要素ということで、追加アーマーとミサイルポッドを装備したアーマードバルキリーがデザインされた。また、VF-1はF-14と似ているため、独自の形状の機体を作りたいということから、スーパーバルキリーがデザインされた。アーマードでは変形ができなくなったため、その反省からスーパーバルキリーでは変形機構を阻害しないように設計されている。これらの追加パーツはタカトクからバルキリーの可変トイの試作品が届いた段階で河森が発泡スチロールで作って実現した。ゼントラーディ軍との第一次星間大戦において活躍した地球統合軍(のちの新統合軍)の主力戦闘機。航空機型のファイター、鳥型のガウォーク、人型のバトロイドの3形態に変形するVFシリーズの初代量産機であり、優れた汎用性と発展性から傑作機として高く評価されている。外観は20世紀後半に配備された艦上戦闘機「F-14 トムキャット」をベースとしているが、バトロイド形態の全高 (12.68メートル) に合わせて設計されたため、ファイター形態時の全長もF-14(19.1メートル)より5メートル近く短縮されている。F-14と同じく、主翼には速度に応じて最適の揚抗比を得られる可変翼を採用。これはバトロイド形態時に被弾面積を減らす利点もある。可変翼特有の空力重心の変化には、機体パネル(バトロイド形態時の胸部)上のスリットから境界層流を吸い込むことで調整を行う。推力偏向二次元ノズルで上下方向の機動制御を行うため水平尾翼は不要となった。機首は宇宙空間での生存率向上を図り、胴体から分離しサバイビングセルとして機能する。分離したコクピットは、ガンポッドのようにバトロイドの腕部に装着することが可能で、ファイターやガウォーク形態への変形にも支障なく、そのままの空輸送が可能となっている。腕部には小型の補助マニピュレーターが内蔵され、自機や友軍機の自動修理プログラムを備えている。主機の熱核反応タービンエンジン「FF-2001」は、VF計画の全領域性能の根幹となる新技術であり、取り込んだ大気を高熱圧縮して推進剤として噴射するため、大気圏内ではほぼ無限の航続性能を可能にする(ただし、熱核反応剤の搭載量の限界があるため、約700時間とされている)。一方、大気のない宇宙空間では水素などを強制推進剤とするが、変形機構に機内容積を圧迫されたため搭載量は少なく、作戦行動時間は高機動モードで約1分、通常でも約10分と極めて短い。この熱核エンジンの小型化が最も遅れたため、統合戦争末期に試作された 「VF-0 フェニックス」では通常のジェットエンジンで代用された。そのほかの機動装備として、ガウォーク・バトロイド形態時の背部パックに液体ロケットブースターを3基、機体各所に姿勢制御スラスターを内蔵する。エンジン出力および空戦能力はVF計画発動当時の通常戦闘機レベルだが、新素材導入により大気圏再突入も可能な耐熱性と機体強度を保持する。更にバトロイド形態時には、余剰推力を用いたエネルギー転換装甲で格闘戦への備えが図られている。それでも陸戦兵器としては、火力・装甲の弱さとエンジンの大出力のアンバランスさが運用面のネックとして疑問視されていた。航空機としては破格の強度だが陸戦兵器としては脆弱、というVF-1のこの耐弾防御性能は『超時空要塞マクロス』オンエア当時の各種メディアでは公式設定としてあつかわれており、アーマードバルキリーも防御力および余剰出力問題の解決策であるとされていた。しかし、その後の続編で「エネルギー転換装甲」という新設定が後付けされ、VF-1やその原機VF-0の装甲脆弱問題はなかったことにされており、この問題が言及されることはなくなった。操縦系はバトロイド形態とファイター / ガウォーク形態とで系統が異なっている。ファイター / ガウォーク形態は従来の戦闘機に近い有視界コクピットで、メインコンソールは3つの全面モニターを備えたグラスコクピットになっている。またガウォーク形態用の腕部操作グリップが設けられている。後期生産型では一面モニターとなり、ほかに照準や敵機シンボルなどが視界に直接3次元投影されているほか、バトロイド形態も加えてサイドスティックとスロットルレバーが腕部操作にも用いられる。一方バトロイド形態ではキャノピーが防弾・防熱カバーに覆われ、視界はすべて頭部カメラ映像のモニター表示に頼ることになる。コクピットが機体前面の真正面に位置するため、格闘戦闘では生存性に難がある。なお、バトロイド形態におけるパイロットの乗降・脱出の際は、頭部が前方に折れ曲がった後にシートがせり上がるようになっている。バトロイド形態ではほぼ人間と同様の動作が可能で、ブリタイ艦に乗り込んだマクシミリアン・ジーナス機がゼントラーディ兵から奪った軍服を着て歩き回り、そのままガウォークに変形する場面がある。ほかに敵ミサイルの誘導を撹乱させ回避するためのフレアディスペンサーを備えている。なお、巨大異星人との至近戦闘を想定して開発されたにもかかわらずバトロイド形態での白兵戦装備はないが、GU-11 ガンポッド は装備弾数が少ないにもかかわらず再装填機構がなく、マニュピュレータによる打撃武器としての使用も可能である。変形操作はテレビ版と劇場版では異なる。テレビ版では「B」「G」「F」と書かれた形態選択レバーを下げることでバトロイド、ガウォーク、ファイターに変形する。ただし、これでは変形を行うためにはコントロールスティックから手を離す必要があるという欠点があった。劇場版では一体型のコントロールスティックが変形操作も兼ねるようになっている。コントロールスティックを直立させた状態ではバトロイドに、斜めの状態ではガウォークに、倒した状態でファイターに変形する。変形は全自動で行われ、各可動部の高速パルスアクチュエータが熱核反応エンジンからのエネルギー伝導により、加減速Gや空気抵抗に逆らい機体各ブロックの移動・組み換えを行う。通常ファイターからバトロイドへの変形所要時間は約3秒。作中ではアクション演出により、ほぼ瞬間的(0.5秒以下)に変形するように描写されている。その一連の変形プロセスは以下のとおり。後継機に比べVF-1の変形プロセスは洗練されておらず、所要時間も戦場において実戦的とは言いがたい。しかし、用法次第ではドッグファイト戦術に新たな可能性が開けることが、歴戦のエースパイロットたちによって証明されている。ファイター・ガウォークからバトロイドへの変形時の脚部移動は、設定どおりに再現すればいわゆる「組み替え変形」になるが、独自解釈により取り外すことなく変形できる玩具も多い。1999年、地球に墜落した宇宙戦艦(のちのSDF-1 マクロス)から、身長10メートル強の巨大異星人の存在が判明。オーバー・テクノロジー (OTM)を用いた対抗兵器のひとつとして、空軍・海軍・海兵隊は高機動力と格闘能力を兼ね備える全領域可変戦闘機=VF ("Variable Fighter") 計画を発動した。艦隊防空・地上支援・特殊任務などあらゆる用途を検討した結果、航空機と人型ロボットを融合する奇抜なコンセプトが創出された。航空メーカー、ストンウェル社・ベルコム社共同の設計チームは、陸軍系のデストロイドよりも早く2001年2月に結成されたが、前代未聞の新兵器のため開発は難航した。動力系の新中州重工と陸軍系のセンチネンタル社の協力で、2007年2月に試作機VF-X1が初飛行。当初変形モードはファイター、バトロイドの2つであったが、テスト中に偶然ガウォークの有用性が見出され、急遽機体設計に盛り込まれることになった。2008年7月にはマヤン島沖のプロトカルチャー遺跡争奪戦において、従来型エンジンを装備した先行量産機VF-0が実戦投入され、反統合同盟軍側のVFであるSV-51と交戦、その実戦データはVF-1の開発にも大きく貢献することとなった。制式採用型VF-1のロールアウトは2008年11月、マクロス進宙式のわずか4ヶ月前だった。生産1号機にはデモカラーが施され統合軍の新型戦闘機として発表されたが、当初は人型に変形することは公表されなかった。1号機はその後、頭部とエンジンを交換しS型の1号機となった。オーバー・テクノロジーによる超高性能ゆえに、1機あたりデストロイド20機分という陸上兵器としては問題外の超高価格となったが、航空兵器の範疇で見ればさほど常識外とは言えないため量産の妨げとならず、マクロス進宙までに1,000機以上が実戦配備された。むしろ、在来機からの機種転換が課題となり、バトロイド形態の操縦に戸惑うファイターパイロットたちが多かった。作品世界の架空の設定では、2007年から2009年に掛けてストンウェル( Stonewell )とベルコム( Bellcom )が合併して、ストンウェル・ベルコム(Stonewell & Bellcom)社として、本機の開発を推進したとされている。ストンウェル・ベルコムと新中州重工の航空機部門の合併により2012年には新星インダストリーが誕生したとされており、第一次星間大戦後は同社がVF-1の製造、改良を行ったと設定されている。また、上記企業名称は下記の我々の現実世界にかつて実在した企業、あるいは現に存在している企業名をもじったものである。1.ストンウェル ( ロックウェル・インターナショナル / ) - 1996年12月、ロケットダインを含めた宇宙部門全体と防衛部門の大部分をボーイング統合防衛システム部門に売却し消滅。2.Bellcom ( ベル・ヘリコプター・テキストロン / ) - 1960年、テキストロン社によってベル・エアロスペース社は買収され、ベルエアロスペースはベルエアクラフト社の3部門で構成された。その中にはヘリコプター部門も含まれ唯一の航空機生産部門となる。ヘリコプター部門はベル・ヘリコプター社と名前を変え、テキストロン社中で最大の部門を創出した。1976年、テキストロンは名前をベル・ヘリコプター・テキストロンに変更し、「固定翼航空機」製造企業としては姿を消した。2009年2月、第一次星間大戦が勃発すると、SDF-1マクロスにはフォールド事故に巻き込まれた攻撃空母プロメテウス所属の航空部隊が配備される。おもに防空迎撃任務に就き、一条輝、ロイ・フォッカー、マクシミリアン・ジーナスら名パイロットの活躍で、マクロス捕獲をはかる敵艦隊や機動兵器の襲来を退ける。大戦末期には宇宙戦用の追加パーツを装備したスーパーバルキリーが投入され、最終決戦の「リン・ミンメイ作戦」では、反応弾による対艦一斉攻撃で多大なる戦果を挙げる。作品上および関連作品上、戦後は新統合軍下で治安維持活動などに従事。主力機の座を「VF-4 ライトニングIII」に譲り2015年に生産終了となるが、VF-4が大気圏内領域を苦手としていたこともあって10年以上現役機として運用される。2020年以降は退役が進み、民間へ払い下げられスポーツ・レジャー用とされた例も多いが、アップデートにより2060年代まで配備された機体もある。また、VF-4や「VF-5000 スターミラージュ」などの後継機もVF-1の基本設計をベースに開発され、汎用機という思想も正統な後継機「VF-11 サンダーボルト」に受け継がれることになる。50年後、AVF(次世代可変戦闘機)計画以降の高性能機が現われる頃になっても、VF-1は最も愛された機体として抜群の知名度を持ち、愛称の「バルキリー」はVFシリーズの代名詞として一般に定着している。基本設計を同じにし、カラーリングや頭部の違いでキャラクターごとの登場機体の個性を出すと言う手法でいくつかの派生型(バリエーション)が設定された。劇場版製作時には細部の設定をリニューアルしており、後に生産ブロックの違いという設定が後付けされた。以下、関連資料による設定。マクロス進宙に部隊配備が間に合うよう各社で平行生産されたため、同じ生産時期、ブロックでも仕様に相違がある。おもにブロック1から4までの初期型と、ブロック5以降の改良型に大別され、ブロック5以降は大気圏外戦闘を主目的として、アビオニクスおよびコックピットの大幅改造が行われている。ブロック4までの変形レバーは操縦系とは別個に設置されており、一瞬とはいえ戦闘中の変形にタイムロスを発生させる要因となっていた。ブロック5以降の改良型の操縦系は変形モードがスロットルレバーと統合され、容易に瞬時の選択が可能となり、キャノピー内面に識別表示が立体投影される。また、機体を活用して練習用、偵察用などの派生型も生まれている。劇場の大スクリーンでの鑑賞に堪えるようにディティールアップされている。コクピットの設定も変更されている。指が角ばったものになっており、タッチセンサーが設置されている。美樹本晴彦による漫画『超時空要塞マクロス THE FIRST』ではテレビ版と劇場版の設定を踏まえつつ、設定のリニューアルがなされている。2040年が舞台のOVAおよび劇場版『マクロスプラス』、2045年が舞台のテレビアニメ『マクロス7』では、VF-11 サンダーボルトやVF-17 ナイトメアなどの後継機が登場しており、VF-1は退役が進んでいる。軍では標的機として使用されたり、軍から民間に払い下げられた機体として登場する。『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声 』の舞台となる辺境の移民惑星ウロボロスでは、移動や作業用に民間のVFが多数流通している。一方で、これらを悪用するバンデットと呼ばれる輩が後を絶たず、新統合軍やS.M.Sのほかにも、ライセンスを付与されたハンターと呼ばれる自衛組織もVFを使用している。2060年、惑星の各地に存在するプロトカルチャー遺跡の異変によりさまざまな時代からバルキリーが召喚される。そのほか、惑星ウロボロスのS.M.S支社にはプロトカルチャーの工場衛星があり、設計図とパーツがあれば歴代のVFを開発・生産できるようになっている。オプションパックとしてスーパーパック、ストライクパック、ダブルストライクパックが登場する。西暦2067年を舞台とする『マクロスΔ』に登場。VF-1は運用の柔軟性を拡げた結果、作戦ごとの要求性能を満たさない点が課題となった。このため開発当初から脱着・使い捨て式のサブシステムが計画され、新中州重工により開発された。これらの追加装備により、VF-1は真のマルチロールファイターとして評価されるに至った。FAST Packとは現用戦闘機F-15のコンフォーマル式燃料タンク(Confomal Fuel Tank)の別名で、FASTとは英語で“Fuel And Sensor Tactical”の略で『燃料、および戦術センサー』を意味する。従来型航空機の燃料を、宇宙空間で必要となる推進剤(プロペラント / propellant )に置き換えた上で、追加装備の印象から劇中追加装備の命名として引用したものである。「スーパーパーツ」または「スーパーパック」とも呼ばれる。キャラクター商品としてもバリエーション展開が豊富で、タカトクトイスの1/55変形玩具は高学年層にも支持され、シリーズ累計100万セットを超える大ヒット商品となった。これらの魅力から、後続の「超時空シリーズ」をはじめとする変形メカブームが起こり、ロボットアニメの主流である日本サンライズ系作品においても、番組後半から飛行形態をもつ変形主役メカが登場するパターンが見られた(ビルバイン、エルガイムmk-II、Ζガンダムを参照)。21世紀に入り、複雑なメカニックデザインが多くなってからもVF-1の流麗なフォルムは人気を保ち、玩具・模型(ガレージキット)などでプロポーションと変形の完全再現を目指した商品化が続いている。2000年にはスケールモデルのハセガワがキャラクターモデル進出に際してファイター形態をキット化、後にスーパーバルキリーに続きバトロイド形態もキット化された。日本国外においても『ロボテック』の登場メカとして人気があり、Toynami社から各種商品が発売されている。2013年6月29日にはバンダイより可変とプロポーションを両立したVF-1 バルキリーのプラモデルが発売された。河森は最も実機に近いVF-1とコメントしている。また、テレビ版や劇場版に登場しないオリジナルバリエーションも展開されている。以下、オリジナルのバリエーション機。なお、タカトクトイス時代に本商品のプロモーションとして、ルービックキューブの開発者であるエルノ・ルービックが河森付き添いの下で本商品第一弾であるVF-1Jの市販商品の変形(ファイター->バトロイド)に挑んだものの、脚部変形以降へ進めず途中で頓挫している。1984年よりハズブロ社の玩具展開で始まったトランスフォーマーシリーズのラインナップとして、タカトクトイス製のVF-1Sの金型を流用した「Jetfire」という名のキャラクターが、ごく短期間ながら日本国外のみで販売されていた。このJetfireはアニメ版にも「航空防衛戦士スカイファイアー」(日本国外でもアニメではSkyfireに変更されている)の名で登場するが、デザインは頭部を中心に大きく変更されており、作中での登場期間も短い。登場の経緯などは「スカイファイアー」の項目を参照。日本でのトランスフォーマーの玩具は一部を除いてほとんどがタカラ製であり、ハズブロが販売していたもののタカラ製でないスカイファイヤーは日本で販売されなかったが、後のシリーズで同名キャラクターの登場やリメイクは続いており、2008年より展開された玩具シリーズ「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」にもアニメ版準拠のデザインでラインナップされている。この玩具にはバルキリーの頭部をイメージしたバトルヘルメットが付属しているが、ガウォークへの変形はできない(強引に近い形態にすることはできる)。以下、本書の独自の派生型(オリジナルバリエーション)。
出典:wikipedia
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