『世にも不幸なできごと』("A Series of Unfortunate Events")は、アメリカで1999年に出版された、レモニー・スニケットことダニエル・ハンドラーによる子ども向けの小説シリーズ。全世界で3000万部以上を売り上げている。作品中に使用した言葉の意味についてところどころで詳しく説明し、薀蓄を垂れている部分が、不幸な物語の中で面白みをもって全体を引き締めている。普通なら読んでいて楽しく、わくわくするものだが、この本は常に不運と不幸だらけ、本の冒頭で作者みずから非常に不愉快で可哀想な物語であると語っている。あらすじはボードレール家のヴァイオレット、クラウス、サニーの元に訪れた両親の死の知らせ、三人を引き取った遠い親戚オラフ伯爵は膨大な遺産を横取りすべく大胆な計画を実行する。不幸の上にさらなる不幸の連続で読み終わっても幸せな気分にはなれない。ボードレール家の長女。当初14才。11巻で15才になる。発明が得意で、窮地に陥ったときにわずかな材料で必要なものを発明できる。髪をリボンで結わえているときは発明中。長男。12才。7巻で13才に。眼鏡をかけている。得意なことは読書。その能力は読んだ本をすべて暗記できるほど。次女。1巻では鳥かごに入るほどの体の大きさだった。四本の鋭い歯を持っていて、噛むことが大好き。また、9巻ごろから料理という意外な才能を発揮している。ボードレールの両親が遺した莫大な財産をつけねらう極悪人。人を思いやる気持ちはこれっぽっちもないくせに金への欲は人並み以上という恐ろしい人物。伯爵で劇団の役者をしている。一本につながった長い眉毛、ぎらぎらと不気味に光る目、左の足首の目の入れ墨が特徴。変装が得意で、何人もの人物に変装している。手の代わりに二つの大きなフックがある。鼻が長い。顔を白粉で塗りたくっている。10巻で伯爵一味から離脱。男にも女にも見えない。無口。8巻で行方不明に。おそらく火事で死亡したものと思われる。4巻に登場。目医者で催眠術師。クラウスに催眠術をかけ、チャールズを殺させようとする。第2巻に登場。は虫類学者。名前も苗字もモンゴメリー。愛称はモンティおじさん。オラフ伯爵に毒殺される。第3巻に登場。文法が大好き。玄関マット、ドアノブ、レンジ、電話など身の回りのたくさんのものを怖がっている。オラフ伯爵に湖に突き落とされ、「哀切のヒル」に食べられ死亡。第4巻と第12巻に登場。「幸運のにおう材木工場」の経営者。葉巻の煙で顔が隠されている。名前の発音が難しいため、仮に「サー」と呼ばせている。孤児たちを工場で働かせ、事故を理由に追い出す。第6巻に登場。暗闇大通り667番地にすむ街で6番目に偉い投資アドバイザー。夫のジェロームとともに孤児たちを預かるが、じつはオラフ伯爵の仲間で、財産を奪おうと企む。「イン」(おしゃれ)なものが好き。エズメの夫。いい人だが気が弱く、妻の尻にしかれていた。項目を参照オラフ伯爵と同じく、眉毛が一本で足首に目の入れ墨があるが、悪い人ではない。オラフ伯爵に利用され、鳥類愛好家の村で殺されてしまう。タクシーの運転手だった(?)島で赤ん坊を出産し、その後この世を去る。キットが流れ着いた島で出産した赤ん坊。ボードレール姉弟妹のお母さんにちなんで名づけられた。キットが死んだ後は三姉弟妹に育てられる。1,2,3,4,5,6,7,11,13巻に登場。ボードレール家の遺産を管理する銀行家。頼りない。1,12巻に登場。オラフ伯爵の隣に住む判事。2巻に登場する医者。正体は鉤爪男。湖畔の料理がまずいレストラン「びくびくピエロ」のウエイター。ピエロの格好をしている。4,11巻に登場。「幸運のにおう材木工場」の工員。楽天家。のちに潜水艦「クィーケグ号」の乗組員になる。サーのパートナーということになっているが実際は雑用係のような扱いを受けている。プルフロック寄宿学校の副校長。カタツムリ柄のネクタイをしている。自分ではヴァイオリン演奏の天才だと思っていて、よくコンサートを開くがとても下手。プルフロック寄宿学校の教師。暗闇大通り667番地のマンションに雇われている。正体は鉤爪男。鳥類愛好家の村に住む便利屋。メキシコ料理を得意。ハイムリック病院の図書館の管理人。カリガリ・カーニバルの占い師。本名はオリヴィア・キャリバン (Olivia Caliban)。潜水艦クィーケグ号の船長。船長の養子で鉤爪男の妹。キノコに詳しい。ホテル大団円の支配人。三つ子なので見分けがつかない。フランクは高潔なボランティアでアーネストは裏切り者。3人目の支配人。司書の助手助手。3姉弟妹とオラフ伯爵が流れ着いた島の世話役。足を怪我したと言っているが嘘だった。1巻で死亡。ボランティアだった。母の名前は「ベアトリス」 (Beatrice)父の名前は「バートランド」 (Bertrand)。2006年10月に最終第13巻をもって完結。すべての巻が13章から成り(最終巻のみ14章まで)、完結するのも不吉な数とされる第13巻。また、第13巻以外の原題はすべて頭韻(alliteration)を踏んでいる。
出典:wikipedia
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