金券ショップ(きんけんショップ)とは、金券を取り扱う古物商のこと。チケットショップや金券屋ともいわれる。主に、大都市のビジネス街や駅前に多く集中(特に新橋駅前ニュー新橋ビル、新宿駅西側と大阪駅前第1 - 第4ビルは日本有数の出店地区である)する。中には、人が集まりやすく一定の需要が見込めるスーパーマーケットやショッピングモール内に店舗を構えたり、店舗の営業時間外に販売を行う自動販売機を設置している金券ショップもある。商品券や乗車券(主に回数券)などの売買で得られた利ざやが、金券ショップの基本的な収益であるが、現状ではそれだけで収益を稼ぐことは厳しくなってきたため、コンサート・プロスポーツなどのチケットの委託販売や外貨両替などによる手数料収入が、収益のウェイトを占めるようになっている。またそれ以外にも、中古携帯電話やスマートフォンの買い取りや販売、totoの取扱い、金・プラチナの買取などを行う金券ショップも現れており、取り扱い品目は金券だけに留まらず、多種多様化している。なお、金券類、外貨両替などの買い取り・販売価格については、概ねの相場はあるものの、レート自体は基本的に金券ショップが各自で決めたものによるため、同一エリアの店舗間であっても価格が異なることはある。古くから営業している店舗では、古銭(現在ではほぼ流通しない紙幣・硬貨)・記念硬貨やプレミアものの記念切手などを扱ってきた店が、そのまま延長で行っているケースが多いが、そうでない店舗は古銭などを扱うことは少ない。1997年(平成9年)7月に古物営業法が改正される前は、金券のみ取り扱う事業者には古物商の許可は必要なかったが、法改正後は金券ショップもリサイクルショップ同様に、都道府県の公安委員会による営業許可が必要になった。例えば、ビール券や旅行券をもらっても、お酒を飲まない人や、仕事などで旅行のスケジュールが立ちにくい場合には、使い道がないことになる。或いは、期限があるギフト券等の場合は、期限内に使い切ることが困難な場合もある。このように用途に困る場合には、金券ショップにこれら金券を売却して(買い取ってもらって)現金を手にすることができる。さらに、一般企業等が主催するイベント(例えば、新製品発表会)でのノベルティグッズに、ビール券や旅行券、商品券や図書カード等を用意して、それが余った場合に金券ショップで現金化するということも多いが、この方法が「余った販促費を裏金化する手段」に悪用される場合も少なくない。また、お年玉付郵便はがきでは、過重なノルマを課された社員が、金券ショップに売却することでノルマを達成する、自爆営業の受け皿ともなっている。一方、デパートやショッピングセンター等で買い物をしたい場合、その店で有効な商品券を金券ショップで買えば、事実上、数パーセント引きで購入することが可能となる。これは、ビール券や図書カード等でも同様である。
出典:wikipedia
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