イライラ棒(イライラぼう)は、テレビ朝日のバラエティ番組「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」内で放送されていたゲーム、及びそれを原作として発売された玩具・ビデオゲームの名称である。金属製コースフレームに電極棒を入れ、その電極棒をコースフレームや障害物に当たらないようにゴール地点まで持ち運ぶゲームである。電極棒がコースフレームや障害物に当たってしまったり、定められた制限時間内にゴールできなかった場合は電極棒の先に取り付けられた火薬が爆発しゲームオーバー、即失格となる。テレビなどではこの失格を爆死と表現していた。テレビ朝日のバラエティ番組「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」のメイン企画「電流イライラ棒」として登場し話題になった。クリアされるたびに新機能を搭載した新バージョンが登場していったが、それとともに難易度も増していき素人の手に負えるものではなくなってしまったため5代目の「電流イライラ棒リターンズ」がクリアされた時点で一旦終了した。しばらく経った後「電流イライラ棒USA」として復活したが、これも難易度が高すぎたためか打ち切りとなった。その後は1回きりの特別バージョン「ライトセイバーイライラ棒」として登場したのを最後に番組は終了した。ゲームとしては単純ながらその完成度は高く、他番組でもこれをモデルにしたと思われる企画(例えば筋肉番付におけるおっとっと9、TVチャンピオンにおけるプルプルラビリンス、炎の体育会TVにおけるミリオンスプーンなど)がみられる。なお、「電流イライラ棒」は「電撃イライラ棒」と間違われることが多いが、前者は番組内での名称、後者はタカラがそれを玩具として発売した際の商品名である。2009年2月18日放送の「シルシルミシル」では「イライラ棒」シリーズの歴史と内容を紹介した。しかし、成功者が出なかった「電流イライラ棒USA」と1回きりの特別版「ライトセイバーイライラ棒」は放送されなかった。多くのコースは番組司会者であるウッチャンナンチャンの2人のイニシャルであるUとNをかたどっている。なお、基本的にウッチャンゾーンは曲線的、ナンチャンゾーンは直線的コースで構成されている。また、台湾・ファイナルは特番で、初代・スーパー・ウルトラ・リターンズは通常の放送で攻略された。後代と比較してコースの幅は広いが、コースの全長が10mと長く、制限時間が30秒と短い。この代に限り、コースフレームの外枠に棒の通過を表す赤いランプが設置されている。CLEAR TIMEは26秒。陥落は1995年12月19日。この代ではプロデューサー澤つながりまゆげコーナーがない。しかしゴール手前はそれに近いギザギザカーブが存在する。この代から前半のウッチャンゾーンと後半のナンチャンゾーンに分かれ、その中間に休憩ゾーンが設けられた。立体カーブが生まれたのもこの代から。全長は15mで制限時間は合計60秒。ただしウッチャンゾーンを30秒以内にクリアしないと失格。ウッチャンゾーンをクリアすると、その残り時間はナンチャンゾーンの持ち時間に加算される。また、休憩ゾーンからナンチャンゾーンへは自分の好きなタイミングで入ることができる。1996年春の超豪華嵐の10連発SPではゲストチャレンジの賞金を300万円にした。CLEAR TIMEは56秒。陥落は1996年4月23日。この代から電動トラップが登場。電動トラップが公開された際に、司会者の内村は「この装置を初めて見たとき笑ってしまいました」とコメントしていた。第2トラップで分岐するようになったのもこの代から。制限時間・全長は先代と同じ。CLEAR TIMEは59秒。陥落は1996年9月17日。また、陥落後に27時間チャレンジテレビの中でも行われ伊東勤が100万円獲得し、攻略者は2名。様々な仕掛けが追加された。ほとんどの難関は電動トラップ。ナンチャンゾーンの後はイライラロボの妻のイライラロボ夫人とイライラ棒シリーズの黒幕メカ・ウンナンA(エース)。制限時間・全長はナンチャンゾーンまでは先代と同じ、イライラロボ夫人とメカ・ウンナンAは各30秒。イライラロボ夫人は、ナンチャンゾーンが攻略されるまで「危険(DANGER)」と書かれた箱の中に隠されていた。さらにメカ・ウンナンAにいたっては、イライラロボ夫人の下の階層にある「炎(FIRE)」と書かれた場所に隠されており、直前のナンチャンゾーンでのエレベーターにより見えない設計になっている。そのため殆どの人がイライラロボ夫人攻略の時点で陥落したと思っていた。CLEAR TIMEはナンチャンゾーンまで54秒、イライラロボ夫人は24秒、メカ・ウンナンAは28秒。陥落は今年もやります! ぶち抜き27時間・熱血チャレンジ宣言97(27Hour Special Challenge 97)が放送された翌々日の1997年11月11日。アメリカ合衆国にちなんだコース。この代では前半後半の名前が「ウッチャンゾーン・ナンチャンゾーン」ではなく「ファーストステージ・セカンドステージ」となっている。制限時間は合計60秒。ただしファーストステージを30秒以内にクリアしないと失格。マンハッタントルネードでは制限時間のカウントは止まるが、ここで失敗してしまうとセカンドステージには進むことが出来ない。結局、放送されたのは3回だけで(そのうち2回はゲストチャレンジのみ)、誰も攻略できずに終了した。レコードホルダーはドロンズ石本で、記録はスターオブハリウッドの入口地点。映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』上映にちなんだ復活版。1回きりの限定バージョンのためかなり短く、ゲストチャレンジのみであった。また、イライラ棒がライトセイバー型になっており〔男性は緑色、女性はピンク色〕、爆発もCG加工でライトセイバーがスパークしてから爆発となる。制限時間は初代と同じ30秒。攻略者は現れなかった。特に遠藤章造(ココリコ)が18秒までウォーズコーナーに到達するも、12秒残して惜しくも失格。一方、相方の田中直樹は流星ゾーンに到達している途中、なぜか慌ててステップを踏んで失格。その際に会場の客は「え〜!?」、内村は「何でだよ…」と言ってしまった。台湾の華視電視台で放送されていた炎チャレの模倣番組である紅白勝利に登場したイライラ棒。スタッフが楽屋に居るウッチャンナンチャンの二人と柳沢慎吾に台湾で人気を博していると言う模擬番組「紅白勝利」のVTR(赤ちゃんハイハイやグラグラブロックの模擬企画の映像)を見せ、その中にあったイライラ棒の模擬企画が日本版初代のコースから演出まで完全にコピーした物であり、しかも許可を得てないと言う事もあって「陥落させて懲らしめよう」と言う流れになった。そしてその日新バージョンが出るという台湾版イライラ棒を「ウルトラ」までの歴代の制覇者と柳沢慎吾が「イライラ四天王」として現地へ赴いて「撃滅作戦」と称し挑戦した。挑戦はしなかったが松尾伴内も同行した。クリア賞金は伍萬元で当時の日本円では約20万円に相当した。制限時間は60秒だが途中に休憩ゾーンは無い。初代イライラ棒を制覇した挑戦者が台湾版も制覇した。ちなみに先代の台湾版は前記の通り日本の初代と全く同一だった。このバージョンのイライラ棒も日本の歴代イライラ棒と似ている部分が多々あり、柳沢慎吾は対面した直後に「オイオイこれ見たことあるよー」「これコピーじゃねえかコピー」と発言した。全長は16mと歴代日本版と比べやや長い。ちなみに、コース紹介時は日本の歴代イライラ棒シリーズと似ている場所をピックアップして比較する演出が行われた。ピックアップされた場所は「ウッチャンヘアピン?」「ナンチャンカーブ?」「ウッチャン風車?」「ウッチャン中仙道?」「繋がりまゆげ」であり、ナレーションは比較する度に「やりがった…」、「またやりがった…」、「またまたやりがった…」と言った反応を見せた。他にも、テレビ朝日で放送されている番組対抗の特番専用に作られた特別バージョンが2種類存在した。玩具版イライラ棒はタカラから販売された。初代「電撃イライラ棒」、電動トラップが搭載された「ファイナル電撃イライラ棒」、持ち運びに便利な「電撃イライラ棒MINI」「電撃イライラ棒パズルちぇーん」などが販売された。爆発のかわりにベルが鳴る仕組みとなっている。他局の番組である「ピラメキーノ」の懐かしのおもちゃ対決のコーナーに登場したことがある。イライラ棒はアーケードゲーム化もされ、3タイプの異なった操作形態やコースで遊べる筐体が稼動していた。開発はSNK。イライラ棒はNINTENDO64とプレイステーションでコンシューマーゲーム機のソフトにもなった。上記のコンシューマゲーム版が発売される以前に、スパイスクリエイティブ社からハイブリッドCD-ROMを媒体として、パソコン版イライラ棒が発売されている。マウスで棒を表す水色の円をドラッグし、フレームに触れずにゴールまで棒を導くことが出来ればコースクリアとなる。テレビ版の初代、スーパー、ウルトラ、ファイナルの4種類のコースに加え、迷路、顔面、風車、月面、鋼鉄、四天王といった6種類のオリジナルコースが収録されている。Windows、Macintoshに対応。コースのすすみ具合により実況も流れる。なお、これ以外にも個人製作のフリーソフトやブラウザ上でプレイ可能なイライラ棒が公開されている。炎のチャレンジャー公式サイトでも、イライラ棒放送当時「電脳イライラ棒」と言うゲームを公開していた。上述のように多数ゲーム作品化されているほか、イライラ棒をメインとしない他のゲーム作品でもイライラ棒を題材にしたと思われるミニゲームが設けられていたものがある。以下はその作品である。
出典:wikipedia
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