仙秋号（せんしゅうごう）は宮城県仙台市と秋田県秋田市を結ぶ昼行高速バスである。なおすべての座席が指定のため、乗車には事前の予約が必要。運行開始当初は国道46号〜盛岡経由であり、昼行便でも4時間40分（仙台駅 - 秋田駅間）を要していたが、秋田自動車道の開通に伴い所要時間が大幅に短縮され、現在は仙台駅 - 秋田駅東口間3時間20分（途中、北上金ヶ崎PAで10分程休憩）で始発と終発を利用することで秋田または仙台に7〜8時間程度滞在できる。また運賃は仙台 - 秋田の秋田新幹線「こまち」と比較して半額以下であるため、その利用者数は多い（利用状況については後述）。運行開始当初は夜行バスの「仙秋ナイト号」（JRバス東北）も運行されていたが、秋田自動車道の開通により所要時間が短縮されたため、JRバス東北も日中の便を担当することになり廃止された。仙台駅前 - （仙台西道路） - （仙台宮城IC） - （東北自動車道） - （秋田自動車道） - （秋田南IC） - （国道13号） - 秋田駅 - 長崎屋バスターミナルなお、JTB東北の店舗(同社へ事業譲渡する以前のJTBトラベランド時代のTL店舗はここでは含まれなかった)で発券する場合は、以前は、受付担当者が宮城交通の宮交仙台高速バスセンターないしは秋田中央交通の高速バス予約センターに電話をかけるという理由により、同社独自の手数料として100円が本来の運賃とは別に徴収されていたが、2016年現在は旅行業務取扱料金として、1路線あたり1080円が加算されるようになっている(他の高速バス路線でも原則適用される)。近畿日本ツーリスト東北も同様の名目で1080円の加算、日本旅行は同じく540円となっているが、近ツー東北と日旅については、宿泊(旅行会社の契約外宿泊施設の手配を行った場合など、契約外の加算される場合などに発生する)や旅客鉄道各社以外の鉄路や航路など、バス単独の発券手配でない場合はそれに加算される取扱料金の額を加味して、上乗せ徴収される旅行業務取扱料金が決定される(JTB東北は、移動手段としては路線数毎に算出し、宿泊及びその他の取扱料金の発生する手配がある場合は、規定項目毎に算出されるため、当バス路線に発生する取扱料金としては、1080円に固定)。秋田新幹線では、秋田駅〜仙台駅が約311km、約2時間20分、9,540円。往復で使える「仙台フリーきっぷ」18,000円があるので、片道あたり9,000円となる。秋田新幹線は遠回りでミニ新幹線であるため、時間短縮効果が少ないが、普通の新幹線と同様の運賃設定である。仙秋号の往復運賃は「仙台フリーきっぷ」の4割の価格だが、秋田新幹線と比べ往復2時間増となる。国土交通省が2000年に調査した都道府県間鉄道旅客流動データによると、秋田新幹線による秋田県と宮城県の間の移動は58.6万人/年である（秋田新幹線#需要）。内訳は以下の通り。

出典:wikipedia