ツチグリ(土栗、学名: sp.)は、担子菌門菌蕈綱ニセショウロ目ツチグリ科ツチグリ属のキノコ。夏から秋、林内の道端や土の崖などで普通に見られる中型のキノコで、ツチガキ(土柿)とも言われる。扁球形の袋の中に作る胞子の外側には皮質の厚い外皮があり、成熟すると外皮は7片から10片に裂け、星形に開く。星型の座布団の上に胞子の入った袋が乗っている形になり、胞子は袋の先端の穴から放出される。外皮はおもに2層の構造となっており、内側の層が水分を吸収して膨張することで乾湿に合わせ、開閉する。乾燥すると外皮は丸まり、胞子の袋を包んで全体が球形になるが、その際に袋が押されて胞子が放出される。どこにでも生息内部が白い幼菌は食用になり、東南アジアなどでは缶詰にもされるが、日本ではあまり食べられない。しかし、東北地方の南部(特に福島県など)ではマメダンゴやママダンゴと呼ばれ、6月下旬から7月上旬にかけての梅雨の時期に、季節の味として食卓へ上る。味噌汁の具や、佃煮などにされることが多い。本種は長期にわたり、 () という学名が用いられてきたが、分子系統解析の結果、とは異なる未記載種であることが示唆されている。3月から5月にかけては、海岸のクロマツ林にコツチグリ (var. V.J.Stanék) が発生する。ごく稀に、タマノリイグチ () が寄生することがある。植物にも、同名の種であるツチグリ(、バラ科)が存在する。
出典:wikipedia
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