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ニセクロハツ

ニセクロハツ(偽黒初、"Russula subnigricans" Hongo)はベニタケ目ベニタケ科ベニタケ属クロハツ節のキノコ。主に夏、富山県から愛知県以西のシイ林などの地上に発生する。傘は灰褐色でスエード状の質感があり、成長すると中央が窪んで浅い漏斗状になる。ひだはクリーム色で、傷つくか老成すると薄く赤変する。柄はほぼ傘と同色。猛毒で、クロハツ( "R. nigricans" )と誤って食べて死亡した例もある(和名、種小名も「クロハツに似る」という意味)。クロハツは傷つくと赤変後、しばらくすると黒変するので区別できる。ただし、毒を持たない未知の類似種の存在が複数確認されており、今後再分類される可能性がある。日本以外では中国、台湾、アメリカ合衆国南東部でも発見されている。猛毒で致死量は2~3本とも言われる。潜伏期は、数分~24時間。嘔吐、下痢など消化器系症状の後、縮瞳、呼吸困難、言語障害、筋肉の痛み、多臓器不全、血尿を呈し重篤な場合は心停止。治療は胃洗浄、強制利尿。人工透析。毒成分はルスフェリン、ルスフェロール類(細胞毒)、カナバニン、GABA、3-ヒドロキシバイキアインとされてきたが、これらの物質はマウスに毒性を示さなかった。2008年になって、橋本貴美子京都薬科大学准教授、中田雅也慶應義塾大学教授らにより、シクロプロペン誘導体の2-シクロプロペンカルボン酸(CHO)が骨格筋の組織を溶解し、その溶解物が臓器に障害を与える(横紋筋融解症)ことが判明した。この物質は、有機性の生物毒の中では分子構造が最小の物質だという。ちなみに、上記のルスフェリン類と3-ヒドロキシバイキアインは宮城県で採取されたニセクロハツ類似種からのみ検出されており、京都府で採取した真のニセクロハツからはシクロプロピルアセチルカルニチンが発見されている。この物質は、真のニセクロハツと類似種とを見分ける指標になると見られている。ニセクロハツによる中毒事故は1954年に京都市で初めて報告され、以降1958年から2007年にかけて愛知県、富山県、大阪府、宮崎県で6件・15人が中毒し、うち7人が死亡している。中国では南部で中毒事故が多発しており、1994年から2012年までに発生したキノコ中毒患者852人のうち4分の1を占め、死亡率は20%以上に上った。しかし近年では類似のクロハツも有毒菌として認識されるようになったため、誤食による中毒は減りつつある。

出典:wikipedia

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