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秩父鉄道1000系電車

秩父鉄道1000系電車(ちちぶてつどう1000けいでんしゃ)は、1986年(昭和61年)に登場した秩父鉄道の通勤形電車で、国鉄101系電車の譲受車である。2014年(平成26年)3月23日をもって運転を終了し、同年3月31日付で全車廃車された。本系列は、100形や800系(元小田急電鉄1800形)といった吊り掛け駆動方式の車両を置き換えるために、1986年から1989年(平成元年)にかけて元日本国有鉄道(国鉄)→東日本旅客鉄道(JR東日本)の101系のうち状態の良い3両編成12本36両を非冷房車のままで購入した。制御電動車のデハ1000形(国鉄時代はクモハ100形)、中間電動車のデハ1100形(同モハ101形)、制御付随車クハ1200形(同クハ101形)からなる3両編成を組んでいる。デハ1000形に電動空気圧縮機とパンタグラフを、デハ1100形に主制御器、電動発電機と主抵抗器を搭載している。国鉄→JRのカルダン駆動車が編成単位で私鉄に譲渡された事例はこれが初めてであった。ほとんどが0番台からの改造だが、1006号編成のデハ1006とデハ1106の2両が1000番台からの改造であり、本系列の中で製造年が最も古い(後述)。入線時にパンタグラフのPS13形への変更、運行番号表示器の封鎖、保安機器の変更、先頭車車内への間仕切り用アコーディオンカーテンの設置、暖房容量の増大、外板塗装の変更、マスコンを800系で使用されていたデッドマン装置付きのものへの交換、主電動機出力のデチューン(100kW→85kW)が行われた以外、大きな改造はなかった。改造は1001・1004・1006・1007号編成が大宮工場(現・大宮総合車両センター)、1002号編成が大井工場(現・東京総合車両センター)、それ以外の編成が自社の熊谷工場でそれぞれ施工された。最初の2編成とそれ以降の編成とでは無線アンテナの形状が異なり、前者は棒形のものを、後者は逆L字形のものを装着する。ブレーキシューは入線当初は国鉄時代から引き続いてレジン製のものが使用されたが、後に鋳鉄製のものに取り替えられた。客用ドアはすべてステンレス製である。その後、埼玉県の補助金交付を受けて1994年(平成6年)から1997年(平成9年)にかけて双方の先頭車に集約分散式冷房装置が搭載された。この際に過電流対策と容量増加に対応するため従来連結面側に1基搭載されていたデハ1000形のパンタグラフは運転室側にも搭載され、またクハ1200形には冷房電源用の容量90kVAの静止形インバータ (SIV) が搭載された。この際にパンタグラフは再びPS16形に変更された。1999年(平成11年)までにワンマン運転対応工事や座席ユニットの交換、ドアチャイムの設置などが実施された。電動空気圧縮機は当初レシプロ式C-1000形であったが、2002年(平成14年)6月から検査時にJR103系などで使用されている大容量のC-2000形に交換された。車体塗装は、登場当初は当時の標準色であるレモンイエローにブラウン帯で、先頭車前面の帯中央に「秩父鉄道」を表記していた。その後は白地に青と赤の帯が正面から側面に回るデザインに変更されるとともに前面窓周りが黒で縁取られた。当初封鎖された運行番号表示器は1990年(平成2年)までに改造して列車種別表示器として使用され、「各停」「ワンマン」「準急」「急行」「臨時」「回送」「試運転」などの表示が用意されている。このうち、「ワンマン」表示はワンマン対応工事施工時に追加された。かつて1990年代前半まで、行楽シーズンや秩父夜祭の時期に国鉄・JR東日本から国鉄型車両が乗り入れていた関係からか、線区の事情にマッチし、手を加えながら主力として譲受後20年以上に亘って使用された。しかし車体の老朽化などで年々維持費が嵩んできたことにより、2009年の1004編成・1006編成の廃車以降、後継の7000系・7500系・7800系への置き換えが進み、最後に残った1003編成も2014年3月20日をもって通常の営業運行を終了し、同月21日から23日までのさよなら貸切列車の運行をもって運用から離脱した。※種車はそれぞれクモハ100-53(新製時モハ90616)とモハ101-50(同モハ90109)とした武蔵野線用難燃車埼玉県さいたま市内に鉄道博物館が2007年(平成19年)10月14日に開館したのに合わせて、12本在籍する編成のうち4本が101系で使用された国鉄色を模した塗装に変更されている。最初の編成は同年7月末に変更された1011号編成で、オレンジバーミリオン(朱色1号)一色とされ、同年9月1日・2日に運行された臨時急行から運用を開始した。2編成目は1001号編成がスカイブルー(青22号)一色に塗り替えられ、同年10月14日の臨時急行から運用を開始した。3編成目は1012号編成でカナリアイエロー(黄5号)一色に塗り替えられ、同年11月24日の臨時急行から運用を開始した。また、2008年4月5日には4編成目として1009号編成がウグイス色(黄緑6号の地色で先頭車前面にカナリアイエローの帯を加えた関西本線塗装)に塗り替えられ、他の3編成と同様に臨時急行から運用を開始した。これらの編成は先頭車前面の車両番号表記が種別表示器上部から助士席側窓ガラス内側上部に掲出されるプレートに変更されている。このプレートはJR東日本の首都圏エリアの通勤形電車に掲出される編成札のスタイルに近く、国鉄時代をイメージしたものとされる。なお、2010年(平成22年)3月25日に7500系が投入されたことに伴い、オレンジバーミリオン編成は廃車となった。その後、同年12月にカナリアイエロー編成が、2011年(平成23年)2月にウグイス編成が廃車となった。1003号編成は、2011年5月14日に開催された「わくわくチャリティーフェスタ」で車体塗装変更の投票が行われた結果、最多投票となったオレンジバーミリオン塗装となり、同年8月25日から運用を開始した。本系列のオレンジバーミリオン編成の登場は1年5か月ぶりとなった。2009年からは、秩父鉄道の創立110周年を記念し、国鉄色塗装に変更されていない編成の一部を同社の旧型車両で使われていた塗色に変更される編成も出てきた。その第一陣として1002号編成がかつて100形で使用されていた小豆色とクリーム色のツートンカラーに塗り替えられ、同年5月30日の臨時急行から運用を開始した。ただし、初日の臨時急行は国鉄色編成の時とは異なり、急行料金は不要となった。また、特製ヘッドマークも装着された。この塗装は100形の運用末期を再現したものであり、正面に「秩父鉄道」の表示がなされているほか、先頭車の側面には「CTK」のロゴが取り付けられている。また、同年10月3日には第二陣として1007号編成が本系列登場時の車両の標準塗装だった黄色に茶色の帯の車体に変更され、同日の臨時急行「秩父鉄道創立110周年記念号」から運用を開始した。こちらも急行料金不要となり、正面に「秩父鉄道」の表示がなされている。同年11月23日に三峰口駅構内で開催された「おかげさまで110周年 ありがとうフェスタ」では、2編成が同時に展示された。なお、これらのリバイバル塗装電車の運行開始を記念して、主要駅で特製台紙付き入場券を発売している。秩父鉄道では、2008年度から2012年度にかけて順次本系列の更新を行う方針を示し、鉄道趣味誌では2008年度に2編成を置き換える(廃車する)と報じられた。また、2013年度には残る1001号、1003号、1010号も引退予定であるとされた。2008年度は東京急行電鉄から8500系8両を購入し、そのうち3両編成2本について7000系と形式称号を改め、2009年3月下旬から運行を開始した。これにより1004号編成と1006号編成が運用を離脱し、最初の廃車となった。2009年度以降は、同じく8090系を購入した7500系・7800系の導入により順次置き換えが進み、2013年10月には1001号編成、2014年2月には1010号編成が廃車され、最後に残った1003号編成も前述の2014年3月21日 - 23日の貸切列車を最後に営業運転を終了し、同年3月31日に廃車された。

出典:wikipedia

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