名古屋市営バス大森営業所(おおもりえいぎょうしょ)は、愛知県名古屋市守山区脇田町1801にある名古屋市営バスの営業所である。最寄のバス停留所は「大森車庫」であり、主に守山区、名東区東部の路線を担当している。2007年(平成19年)4月1日より、名鉄バスに管理委託されている。営業係数トップを何年も維持し続けている名古屋市営バス屈指のドル箱系統である。旧番号は〔96〕→〔幹線15〕(2代目)。設定当初は他系統と全く連絡がない離れ小島のような系統であった。〔基幹2〕新設時の再編で藤が丘 - 本地住宅 - 四軒家 - 三軒家 - 天子田 - 大森車庫という支線と本地住宅と引山を結ぶ支線(〔本郷11〕参照)が設定されたが、藤が丘からの便はほとんどが本地住宅折返しで、本地住宅 - 大森車庫は時間帯によって本数がまちまちで実質的には出入庫線であった。1998年の再編で元の藤が丘 - 本地住宅の運行に戻っている。日中の運行本数は平日が毎時4 - 5本程度、土休日が毎時6本程度である。旧番号は〔52〕。桜通車道 - 徳川園新出来間は1989年まで現在のように赤萩町交差点と新出来交差点を直接結ぶ道路がなかったため、少し東側の大松交差点を経由していた。そのため豊前・百人町バス停は現在よりも東側にあった物が経路変更により移設されている。再編以前の1997年の営業係数は383と芳しい物ではなかったため、中型車が投入されるようになり(一時期は小型車が導入されていた時期もあった)、その後はノンステップバスでの運行を開始、結果2007年度の営業係数は256と改善されてきている。[本]はごく一部の時間帯を除き、毎時1本の運行。日中の大曽根 - 新守山駅は[折]が追加され、30分間隔で交互に運行されている。旧番号は〔112〕。〔112〕はもともと栄 - (広小路通・東山通) - 今池 - (環状線(名古屋市道名古屋環状線)) - 古出来町 - 引山 - 東猪子石(後に向野田まで延長される)という系統だったが、古出来町 - 引山が〔基幹2〕と競合する関係で本郷 - 新藤森橋 - 四軒家西口 - 三軒家 - 引山 - 三軒家 - 天子田 - 大森住宅 - 大森霞ヶ丘という経路に変更されていた。1998年の再編で経路を整理するために〔95〕(一社 - 引山)の支線の経路だった藤が丘 - 新藤森橋を利用して藤が丘発着に変更、同時に引山へ寄り道するのを止めてシンプルな経路に直した。2001年の再編で尾張旭市内にある印場駅構内へ乗り入れている。[支]は2001年の再編で設けられた支線で6 - 20時の毎時1本のみの運行である。旧番号は〔144イ〕→〔145〕。1993年の再編でまず藤が丘 - 志段味スポーツランドが設定され、その後志段味(現:雨池)まで延長、1995年に〔144〕から分離され〔145〕を名乗ることになった。2003年の再編でそれまで通過していた四軒家 - 旭桜ヶ丘に停留所が設けられた。2001年にゆとりーとラインのバスが志段味スポーツランドを通ることになったため志段味スポーツランドを経由しなくなった。2009年10月の再編で上志段味地区への乗り入れを開始し、東谷山フルーツパークまで延長されている。穴ヶ洞 - 中志段味に狭隘な道があるためかつては中型車で運行されていたが、現在は大型ノンステップバス専用となり、また経路も一部変更になっている。[本]はほぼ毎時1本の運行。[入1]は平日の最終1本、[入2]は土休日の最終1本のみ、それぞれ運行。1998年の再編で新設された系統だが、現行の経路になったのは2001年の再編時で、それまでは本郷→引山→四軒家西口→新藤森橋→本郷という循環系統だった。この経路は〔95〕(一社 - 引山、現:〔幹一社1〕)の支線の経路だった猪子石小学校 - 本郷と〔112〕(本郷 - 大森霞ヶ丘)の本郷 - 引山の経路を統合して新設されたものだが、当初の計画では延珠橋を経由せずに猪子石団地の手前から環状2号(国道302号)を通って引山へ向かうことになっていた。引山 - 本地住宅は旧〔96〕→〔幹線15〕の支線で、1998年 - 2001年は〔引山12〕を名乗っていた。2003年の再編でそれまで終日運行だった[本]が日中のみとなり、朝夕は[折]が運行されることになった。東名阪道(現・名二環)開通に伴いその地上部に部分的に整備された環状2号(国道302号)を利用し、守山区南部からの東山線へのアクセスを目的として、1998年の再編時に新設された系統である。[支]は平日の朝夕に運行される。なお、平日朝のみ両系統の緑ヶ丘住宅行きの便で藪田を通過する便があり、車内の自動放送でも注意喚起を行っている。旧番号は〔121〕。もともとは栄 - 高岳 - 内山 - 北千種町 - 谷口 - 砂田橋 - 大曽根 - 上飯田町(現・上飯田)(以下[本]と表記)という路線であったが、1989年の再編で[支]千種駅前 - 今池 - 北千種町 - 谷口 - 砂田橋 - 大曽根 - 上飯田町を新設すると同時に[本]の経路上にバス停を新設して今池を経由するように変更される。ただし、[本]は桜通線と競合するため運行本数は[支]の方が多くを占め、[本]は1時間に1本ほどであった。このときの担当営業所は大森と浄心の共管であった。1998年の再編にて〔千種11〕に系統番号が変更され、同時に[本]が廃止となり、担当営業所が浄心に変更となった。2003年3月の再編で砂田橋 - 上飯田町間が地下鉄との並行を理由に廃止、2003年12月の再編で担当営業所が大森に戻り現在の形となる。なお、[121]時代には[森.栄](栄 - 砂田橋 - 大森車庫)、[森.千](千種駅前 - 砂田橋 - 大森車庫)、[森.上](上飯田町 - 砂田橋 - 東海病院前 - 千代田橋 - 城下 - 大森車庫)という出入庫系統が存在した。一部時間帯を除き、毎時2本の運行。旧番号は〔19〕。現在の経路になったのは1989年の再編からで、それまでは名古屋駅 - (桜通(国道19号・名古屋市道都通布池線)) - 赤萩町(現・桜通車道) - 大松 - 古出来町 - … - 守山(現・守山東)という経路だった。2003年までは千種駅前行きの始発はかつての起点である守山東から運行しており、そのための出庫系統(大森車庫→守山東)も存在していた。2013年からは日中の便は全て東部医療センターを経由するようになり、従来どおり名古屋環状線を直進する便は朝夕のみとなった。平日ラッシュ時を除き、ほぼ毎時1本の運行。〔曽根11〕の本線は1998年までの〔66〕。守山区内の経路については紆余曲折があったものの、結局は新設当時の経路に戻って1998年の再編を迎えている。1995年の再編で〔66〕の支線〔66イ〕(大曽根 - 砂田橋 - 汁谷 - 城下 - 小幡 - 緑ヶ丘住宅)が新設され、1998年の再編でこの〔66イ〕が〔40〕と統合される。〔40〕はかつては名古屋駅西口(現・太閤通口) - 市役所 - 古出来町 - 大曽根 - 守山東 - 小幡 - 喜多山 - 大森霞ヶ丘という系統だったが、1998年の新番号化前の時点では本来支線であった大曽根 - 矢田 - 砂田橋 - 守山東 - 小幡 - 喜多山 - 大森霞ヶ丘という経路になっていた。結果、大曽根 - 茶屋ヶ坂 - 汁谷 - 小幡 - 喜多山 -大森霞ヶ丘という経路になり系統番号も〔曽根12〕となる。2000年の再編で〔曽根12〕が砂田橋までに短縮され〔砂田11〕となったが、この時に緑ヶ丘住宅発着の系統が復活、一方で〔支〕が設けられる。そして、2003年の再編で〔砂田11〕が茶屋ヶ坂まで短縮された際に緑ヶ丘住宅発着の系統のみが残り、現在に至っている。なお、〔66イ〕が出来るまで東海病院前 - 城下には〔121〕(栄/千種駅前 - 上飯田町(現・上飯田))の出入庫線である〔森.上〕(上飯田町 - 大森車庫)しか運行しておらず、基幹バスと合流する汁谷には停留所が設けられていなかった。旧番号は〔68〕。新番号化で〔千種14〕となり、2003年の再編から現行の番号に変更となっている。もともとは千種駅前まで運行していたものが上記の再編から池下までに短縮となったのだが、系統の新設時は池下を発着していた。また、〔68〕時代から最終の猪子石団地行き一便のみ池下発の設定だった。[支]は1991年の再編で設けられた系統で、終点の汁谷東バス停は出来町通から少し南に入ったところにあるが、台地の麓に位置しているためその先の急坂の中腹に転回場がある。かつては猪高営業所の管轄だったが、1994年の再編で移管される。そして2003年の再編で新設された茶屋ヶ坂駅にバスターミナルができ、平日朝夕のみ運行の〔折〕が設けられ現在に至る。この系統は東海病院前 - 香流橋で出来町通(愛知県道215号田籾名古屋線)を通るため〔基幹2〕と並行するが、その区間にある〔基幹2〕の汁谷・竹越バス停に対してバス停を設けていないため、乗換えはできない。なお、猪高営業所管轄の時代は出入庫系統として千種駅前 - 下坪が設けられていた。また最終便も池下 - 下坪だった。日中は[本]と[支]が約30分間隔で交互に運行。2004年までは〔守山区1〕という系統番号であった。〔守山区1〕は2000年の再編でそれまでの〔守山区〕(守山新堀 - 本地住宅)が新守山駅で分割されたもので、当初は新守山駅 - 瀬古口 - 守山新堀という経路であったが、2001年の再編でゆとりーとラインと競合する関係で廃止となった〔千種12〕(千種駅前 - 松坂町)の経路であった守山市民病院前 - 松坂町の区間を取り込んで経路を再編した。2004年の地域巡回バスの新設に伴い、本系統については朝夕は〔守山11〕、昼間時は〔守山巡回〕として運行を行っている。2010年の再編で、守山市民病院の間近を通る〔守山巡回・支〕が新設され、1時間おきに交互に運行されることになった。その際、新設区間に守山市民病院バス停(2013年4月1日より「大牧町」に改称)が設けられたため、旧守山市民病院前バス停は守山に改称されている。[折1]は平日昼間時にのみ運行され、[折2]は朝夕(日祝日は夕のみ)および休日の昼間時に運行される。[折3]は平日および土曜日の最終のみ運行される。なお〔千種12〕は旧番号〔62〕で、千種駅前から矢田、守山図書館、新守山駅を経由して松坂町へ至る系統だったが、終点の松坂町には転回場を設けずに近くの緑ヶ丘住宅の転回場を利用していた。また〔62〕時代には途中の川村止まりの支線があり、加えて川村と大森車庫を結ぶ出入庫系統があった。従来は守山区内のみの運行であったため、起終点を含めて地下鉄に接続しなかったが、2013年4月に区間延長されて上飯田まで運行されるようになり、地下鉄に接続するようになった。2004年までの〔守山区2〕。2000年までは現〔守山11〕と一体で〔守山区〕(本地住宅 - 守山新堀)という系統だった。[支1]は平日・土曜の朝6時に新守山駅行きが2便、19時の1便と20時の最終便が大森車庫行きとして運行される一方、日祝日は運行がない。[支2]は大森車庫行きが平日の10 - 15時(13時を除く)と最終便、土曜の11 - 15時(13時を除く)と最終便、日祝日の11時、18時、19時(最終便)に、本地住宅行きが6時の始発便の他、平日・土曜に3便、日祝日に1便が運行される。なお、〔守山区〕は1998年の再編までは大森住宅 - 守山区役所を大森・喜多山経由で結んでいた。地下鉄には接続しない。2004年に新設された地域巡回バスの一つ。当初は印場駅 - 東尾張病院 - 上島 - 中志段味 - 志段味スポーツランド - 東尾張病院 - 印場駅という経路だったが、2009年のゆとりーとラインの再編に伴いそれまでJR東海バスが運行していた区間が廃止となったため、当該区間のうち名古屋市内の部分を補完するかたちに変更された。2016年4月にダイヤが改正され、勝手塚 - 大久手池の経路を変更、同時に同区間に新たに「志段味大塚古墳」、「大久手池東」停留所が新設された。。深夜の足を確保するため運行を開始した系統で、地下鉄東山線終電後に栄行き・藤が丘行きとも2便が運行される。こちらも参照。当初は栄行きが藤が丘発23時55分・0時20分、藤が丘行きが栄発0時45分・1時15分という設定であったが、2003年の再編から第2便の運行時刻が共に15分繰り下げられている。東山公園バス停は路線の縮小に伴って昭和50年代に姿を消していたのが復活した。一方、広小路車道バス停はかつては多数の系統が停車していたが、2004年に〔栄19〕(栄 - 総合リハビリセンター)が廃止となった以降はこの系統のみが停車する停留所になっている。なお、2014年から毎週金曜日における東山線の終電時刻繰り下げが行われるようになったことに伴い、これが行われる日は1往復のみの運転となった。〔森.郷〕は〔幹本郷1〕の出入庫という役割があり、平日朝の本郷行きは特に本数が多い。その他の時間帯も毎時1-2本程度運行されており出入庫系統としては本数が多い。〔森.大〕は〔栄15〕の出入庫の役割で、平日朝1本のみの運転である。かつて系統幕と行先幕が分割された車両が運用に入った際は、〔栄15〕の幕を出したまま運行していた。〔印.高〕は2015年4月に新設された系統。印場7:08発と高蔵寺17:35発の1往復のみの運行。〔森.藤〕は2016年4月に新設された。2011年9月現在、136両を保有している。元々は日野自動車製の車両で統一されていたが、入札制の導入や営業所の再編により、現在では他メーカーの車両も多数配置されている。配属されている車両は、以下のとおりである。ワンステップバスは配属されていない。他に名古屋ガイドウェイバス(愛称:ゆとりーとライン)の車両25台(三菱ふそう13台:日野12台)の管理・運行を同社から受託している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。