


サッカー競技規則(サッカーきょうぎきそく、)は、国際サッカー評議会(IFAB)により制定されたサッカーの基本ルールのことである。尚、毎年2月か3月に開催されるIFAB年次総会で国際サッカー連盟 (FIFA) の4票、イギリス本土4協会(イングランドサッカー協会・スコットランドサッカー協会・ウェールズサッカー協会・北アイルランドサッカー協会)が各1票の計8票のうち3/4以上つまり6票以上のルール改正賛成票があればルールが改正される。ルール改正後、5月末までにFIFAからFIFA加盟各国のサッカー協会に通達され、7月1日から全世界で施行される(国際試合は7月1日から即施行。但し、7月1日までにその年のシーズンが終わっていない大陸連盟及び加盟協会は次のシーズンの開始まで新ルール施行を延期できる)。つまり、毎年サッカーのルールは細かく変更されている。そのため、審判は毎年、更新講習会を受ける必要がある(未受講の場合、審判資格を失効する)。IFAB年次総会で結論が出なかった内容などについては、6月か7月のIFAB特別会議を経て、その他の指示や方向性(通達)として改めて伝えられる。今日、サッカー競技規則は17条、全50ページで構成されており、1997年の規則改正にて大幅に簡素化されることになった。これらの規則はイングランドのコモン・ローの形式で書かれている。1863年10月26日にイギリスのロンドンにあるフリーメイソンズ・タバーンにてイングランドサッカー協会 (FA) のエベネーザー・コッブ・モーリーらとロンドンの12(資料によっては11)のクラブの間で会議が開かれ、1863年12月8日まで計6回のミーティングを経て、14条から成る世界で最初のサッカー統一ルールが作成された。この統一ルール作成により近代サッカーが本格的に誕生した。このサッカー統一ルールでの世界初の試合は、1863年12月19日にイングランドで行われたリッチモンド対バーンズ戦で、0-0の引き分けだった。「フットボール」と称される競技は中世からイギリスで人気を博していた。これらの競技の規則は共通でもなく成文化もされていなかった。規則の統一に向けた重要な段階は1848年のケンブリッジ・ルールの策定であるが、普遍的に採用された訳ではなかった。1858年には、シェフィールド・ルールが書かれた。1863年の規則は初めによって起草され、新たに設立されたFAの会合において1863年12月8日に承認された。「協会式(アソシエーション)」フットボール(つまりサッカー)はこの時に始まったと考えることができ、この規則を採用しなかったクラブで行われていた競技はラグビー・フットボールへと発展した。1863年12月5日に承認され、『』で公開された1863年のフットボール協会規則は以下の通りである。『ベルズ・ライフ・イン・ロンドン』が報道するところによると、FAが承認した12月8日の会合において、ポケットサイズ版は1シリング、クラブルーム用のより大きな版は1シリング6ペンスで印刷できると述べたジョン・リリーホワイトが、この規則を出版することとなった。サッカーの規則は長い期間をかけて変化した。イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドにおいて使用されていた規則の間に差異が生じてきたころから、規則を統括する国際サッカー評議会 (IFBA) が設立された(後述)。特筆すべき規則の改正には以下のものがある。その他のいくつかのスポーツとは異なり、サッカーでは試合中のビデオ判定は許可されていない。競技の規則と慣習がこれらを許可するよう改正されるべきかどうかについては、重要な論争事項となっている。ゴール機械判定も、以前は許可されていなかったが、2010年南アフリカW杯予選及び本大会(本大会では決勝トーナメント1回戦イングランド対ドイツ戦でフランク・ランパードの得点が認められない判定ミス等)やそれ以降の試合や大会でも、勝敗に直結するような誤審が続いたため、2012年7月5日にスイス・チューリッヒのFIFA本部で行われたIFAB特別会議で、満場一致で「ホークアイ(Hawk-Eye)システム」と「ゴールレフ(GoalRef)」の両方のゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー)採用等を決定した。サッカー競技規則は国際サッカー評議会(IFAB)によって制定されている。国際サッカー評議会は少なくとも年に一度は会合を開き、規則の改正について話し合い、決定する。冬(毎年2月か3月)の年次総会において承認された規則の改正は、直ちにFIFA加盟各国のサッカー協会に通達され、7月1日から全世界で施行される(国際試合は7月1日から有効。ただし、7月1日までにその年のシーズンが終了していない大陸連盟および加盟協会は、その施行を次のシーズン開始まで延期できる)。この規則は、FIFAに所属する協会の全ての国際試合および国内試合を統括する。国際サッカー評議会(IFAB)は1882年12月5日に、マンチェスターで開かれたイングランドサッカー協会 (FA) の会合にスコットランドサッカー協会 (SFA)、 ウェールズサッカー協会 (FAW)、アイルランドサッカー協会 (IFA) が招待され、これらイギリス本土4協会によって設立された。第1回のIFAB総会は、1886年6月2日にロンドンで開催され、以降毎年1度IFAB総会が開かれている。これ以前は、異なる国との間の試合では、事前にどちらの国のルールを用いるかについて合意する必要があった。大陸におけるフットボールの国際統括団体であるFIFAが1904年にパリで設立された時、FIFAはIFABが定めた規則を支持することがすぐに宣言された。国際試合の人気が増していったため、1913年にFIFAの代表団がIFABに参加するようになった。今日、IFABは200を越えるメンバーを代表するFIFAの4人に代表と、イギリス本土4協会かそれぞれ1人ずつの代表から成っている。規則の改正には6票が必要なため、FIFAだけでも、イギリス本土4協会だけでも改正はできないようになっている。
出典:wikipedia
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