トーア/Toaは玩具メーカー・レゴ社が作るストーリーライン・バイオニクルに登場する架空のヒーロー達である。それぞれのトーアは自然の元素に基づく能力を持ち、付加的な能力を授けるカノイをつけている。他のほとんどのバイオニクルユニバースの生物と同じく、トーアは天然のバイオメカニカルであり、有機物と無機物両方の部品からなっている。肉体的な特質の他に、それぞれのトーアは特徴的な運命、つまり彼等が果たさねばならない目標を背負っている。ほとんどは正義を支え、敵を殺させないようにする掟を持っており、それに反するともはや『トーア』とみなされなくなる。(実際そのような例も多くある)トーアは伝統的に異なる属性をもつ6人でチームを作って活動する。かつては典型的なチームは炎、水、空気、石、土、氷で構成されていたが例外もあり、幾人かのトーアは時に単独で活動し、有事において100人程の集団を結成したこともあった。また光や音、磁力、植物の属性を持つトーアの存在も知られている。初期の幾人かのトーアは最初からトーアとして創られたが、一般的にトーアはマトランが変化した存在である。自らの運命を達成した後、トーアは自らの能力を永久に捨てる選択肢を与えられる場合がある。能力を捨てた後は、ツラガとして生きることになる。かつては3000ものトーアが存在していたが、現在では50ほどに減ってしまっている。トーアの最も有名な能力は、彼等が体現する属性を自在に操ることができるエレメンタルパワーである。これは無から作り出したり、吸収したり、いかなる形にも操作することができる能力も含んでいる。しかし、これらの行使にはエレメンタルエナジーを消費する必要があり、疲弊した場合能力を再び使えるようになるまで再充填を待たなければならない。エレメンタルエナジーの他に、再充填不可能なトーアエナジーというエネルギーがある。トーアがツラガになる時に放棄するのはこのエネルギーだが、少量ならば悪影響なしに使うことができる。トーアエナジーの効果は定義は曖昧だが、マトランの中にあるトーアの力( を参照のこと)を解放し、傷や毒を癒し、昏睡状態から回復させることができるようだ。それぞれのトーアは付加的な能力を授けるグレートカノイマスクを装備している。トーア・マタは複数のマスクを「トーアスーバ」(神社)に保管しており、様々な能力を目的に応じて切り替えることがあるが、ほとんどのトーアは1つのマスクだけを常に身につけている。ほとんどのトーアは剣など、武器であるパーソナルツールも装備している。トーアはこれらのツールを生き物を殺すためには使おうとはせず、専らエレメンタルパワーを集中させるために使っている。幾つかのツールは移動に役立つ別のモード(例えばディスクランチャーはジェットパックに、ブレイドはアイススケートとして着用される)で使われることがある。トーア・ヌーヴァやトーア・ハガーなどの一部のチームは身体に組み込まれているものに加えて金属光沢をもつ鎧を着用している。少なくともハガーの場合では、これはエリートのステータスを示すものである。3人のトーアはトーア・カイタと呼ばれる単一の存在へと融合できる。トーア・カイタはそれぞれが持つエレメントとマスクの力を融合させている。しかし、3人の人格を同調させるのは精神を酷使するため、長時間融合し続けることはできない。これまでにトーア・マタだけがトーア・カイタになることが確認されており、彼等がトーア・ヌーヴァになったときもこの能力を保っていたが、ミスティカになってからは不明。トーア・メトロはトーア・カイタになる素質を持ってはいるが、実際にできるのかは不明であり、トーア・ホーディカも同様である。彼等はおそらくそのような融合に必要となる精神的な焦点を持っていない。トーア・ハガーがこれまでにトーア・カイタになったのかは不明で、トーア・イニカが最終的に融合するのかどうかも不明である。トーアは3人以上あるいは2人の集団でも融合できる。シリーズライターのグレッグ・ファーシュティによると6人のトーアの融合はトーア・ヌイと呼ばれ、その力はマタ・ヌイにも匹敵すると言う。しかし、現時点では単なる学説であり、トーアはトーア・ヌイの存在すらも知らない。実際にトーア・ヌイに融合したトーアは存在しない。一番はじめのトーアは水のトーアであった。彼女の名は失われて久しいが、Artakhaで創られ、メトロ・ヌイの発見に何らかの役割を果たしたと言われている。ツラガ・デュームはかつて火のトーアであったが、彼のチームはおろか、彼自身のことも多くは語られていない。(デュームは現在高いレベルの再生のマスク・キリルを身につけているため、トーア時代にも身につけていた可能性はある)。トーア・リカーンやトーア・ニディーキのチーム『トーア・マンガイ』はメトロ・ヌイにつながる全てのゲートを封鎖する任務の際、ダークハンターのエリミネイターによって大多数が殺害されたということ以外はまず知られていない。その際、速さのマスク・カカマがゲートの1つで発見されており、メンバーの一人の持ち物だったことを示唆している。4人は氷のトーアであり、Tuyetに加えてただ一人の水のトーアが存在していた。クロニクラーのコダンは彼等と同行中に行方不明になっており、同じ運命をたどったことを示している。Tuyetは故郷の島からヌイ・ストーンと呼ばれる強力なアーティファクトを持ってきた水のトーアだったが、ダークハンター達はその石も欲しがった。ハンター達を遠ざけるために、彼女は、あろうことか3人のマトランを殺害し、リカーンとニディーキにハンター達に濡れ衣を着せ、彼等はは責任を取るべきだと訴えた。その後、彼女の嘘が露見し、彼女は自らの力をヌイストーンで増幅させ、その力を暴走させたが結局は打ち倒された。オーダー・オブ・マタ・ヌイは彼女をその後すぐにザ・ピットに閉じ込め、彼女は最終的にグレート・カタクリズムで死亡した。彼女は非実体のマスクを身につけていた。リカーンがまだ若かった頃、彼はフロステルスに設計された要塞を守護する多くのトーア達と共にいた。この要塞は、ブラザーフッドの秘密が記された石「マコキ」が保管されていた。しかし、ここのトーア達がブラザーフッドに不信感を抱いている間、リカーンは石の重要性を知らず、ブラザーフッドにも不信感を抱いてはいなかった。彼等の中には、植物を武器として扱う者が一人、他の二人は棍棒と殻竿状の武器を用いた。その二人(後にピラカとなる)は唯一の生存者であるリカーンを残した要塞への最後の突入の前日、石を盗み出した。ニディーキを初め、他のトーア達はダークハンターに寝返ったとして知られている。現在、被害者意識を持っていた大気のトーアは「スピナー」というコードネームのダークハンターとなっている。また、「サヴェージ」と呼ばれるダークハンターは、野生の本能に飲み込まれてしまったトーア・ホーディカであった。そして、火のトーアと大地のトーアは彼らの上で融合のスピナーを回させ、彼等は融合した。この存在は現在、「プロトタイプ」と言う名で知られている。この他にもダークハンターの犠牲者として語られたトーアがいる。トーア・マタ達がねぐらにいるマクータに会いにいった時、彼らは彼の取り巻きの一団が自分たち自身であることに驚いた。マクータはトーアたちの内なる闇を取り出し、肉体を与えていたのである。彼らシャドウトーアはオリジナルの能力を備えており、似たような体を持ちながらもほとんど黒に近い体色になっている。それぞれのトーアは自らの影と向かい合ったが、戦いは互角であった。トーア・マタはチームとして戦い、相手を変えることでやっと勝利を収めた。"バイオニクル・エンサイクロペディア"によるとトーアは闇が自分たちの一部であることを認めることでシャドウトーアを倒し、自分たちの体に再吸収した。リカーンが新たなトーア・メトロに選ばれた時、マクータは自分の有利に働くことを期待していたが、マタ・ヌイはこれを完全に見抜いたため、『彼』の選択がトーアになるということを確かなものとし、彼と彼のチームは6人のマトランがグレートカノカディスクを見つけ、トーア・メトロ(ヌーリ, ビゾラ, オカム, アークモウ, タフティー, イエリ)になるであろうという偽りの予言を作り出した。マクータはこの予言によって納得させられ、リカーンにより意志の強い別の6人のマトラン(ワカマ、ノカマ、マタウ、オネワ、ウェヌア、ヌジュ)を選ばせた。それはマタ・ヌイがかねてからトーアに適任だと思っていた者達だった。後にルーダカはこれらの予言をトーアを混乱させるために使い、彼らが選ばれたことが間違いであったと信じ込ませた。カノイ・ヴァヒを探索する中で、ワカマはヴァヒがリカーンが実際にヌーリやビゾラ等がトーア・メトロになるように選ばれたという過去に影響を与えたと思ったが、それはマクータによって作られた精巧な幻であった。幻の中で、トーア・メトロはより厳しい掟を課せられ、エナジャイズド・プロトデルミス/energized protodermisを使った他のマトランをトーアにさせないようにする実験さえも禁止されていた。トーアのフィギュア玩具の身長は様々だが、ストーリーラインでのトーアは大体7.2フィートほど(約2.19m)である。マトランからトーアになる際はそのマトランのトーアに対するイメージが具現化される。そのため、トーア・メトロはリカーンをベースとした姿になった。タカヌーヴァがトーア・ヌーヴァに似た姿になった理由も同じである。
出典:wikipedia
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