揖保川(いぼがわ)は、兵庫県の南西部を流れる一級水系の本流である。加古川・市川・夢前川・千種川と並び播磨五川と呼ばれている。流域面積は播磨五川のうち加古川に次ぐ広さ。兵庫県宍粟市の藤無山(標高1,139m)に源を発し南流。たつの市を貫流し、姫路市余部区付近で中川を西に分け、三角州を形成。姫路市網干区で播磨灘に注ぐ。流川69.736キロメートル。中川は姫路市とたつの市の境を成す。たつの市内の堤防には、増水時に住居の畳を使って護岸を嵩上げする畳堤を行う地域がある。カゲロウ目・カワゲラ目・トビケラ目などの多くの水生昆虫が生息している。支流の引原川の水源は、最も高い地点では本流の水源とされる藤無山の標高を上回る標高約1170mにあり、水系全体でも水温が広い範囲で比較的低いため、冷水を好む種が広い範囲で豊富に見られることが特徴である。下流部で合流する支流中垣内川においても、冷水を好む水生昆虫の分布が確認されている。"括弧内は流域の自治体"たつの市新宮町・龍野町両地域付近は、淡口醤油や手延べ素麺・揖保乃糸の特産地である。2003年度に実施された環境省の河川・湖沼・海域の水質測定の結果によると、1993年度測定から水質改善度が全国の河川の中で最も大きかったのは揖保川下流である。下流域の土砂浚渫と多自然型護岸造成により、中流までの良い水質を損なうことが少なくなったことによる。
出典:wikipedia
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