東京オペラシティ（とうきょうオペラシティ）は、東京都新宿区西新宿三丁目にある複合文化施設。当地には元々、東京工業試験所、小田急百貨店配送センター、淀橋電話局、京王バス操車場などがあった。東京オペラシティは、1985年の国際設計競技による柳澤孝彦TAK建築・都市計画研究所設計の新国立劇場と、NTTファシリティーズ・都市計画設計研究所・柳澤孝彦TAK建築・都市計画研究所の共同設計による民間の超高層複合施設「東京オペラシティビル」からなる街区の名称である。しばしばこのうちの民間建物部分を指す。ビル内には文化施設とオフィスのほか、「シティ」の名のとおり飲食・物販・サービスなど50を超える店舗がテナントとして入っている。高層のオペラシティビル部分（新宿区西新宿に所在）と低層の新国立劇場部分（渋谷区本町に所在）とは、ガレリアと呼ぶ高さ20m・長さ200m、3層の半外部空間でつながる。空調などの設備は隣のNTT東日本本社ビルと共用の地域冷暖房プラントを持ち、山手通り下の地中で繋がっている。また同ビルとの間には2階レベルに利用者の歩行者ネットワークとして山手通り横断橋（屋根あり）があり、つながっている。民間部分は東京オペラシティビル株式会社と財団法人東京オペラシティ文化財団とにより管理・運営されている。などが入居している。また、上述の通りNTT関連企業も多く入居している。※かつてはアップルジャパンも入居されていたが、2013年（平成25年）5月に六本木ヒルズ森タワーへ移転した。タワー棟のオフィスエレベーターは5バンク（A～Eバンク）あり、AバンクとEバンク（展望レストラン用）は三菱製、Bバンクは日立製、CバンクとDバンクは東芝製となっている。停止階は各バンクの行先階と乗継階で構成されている。2014年4月から、オフィスエレベーターは順次リニューアル工事が実施される。リニューアル後は到着チャイムとアナウンスが最新のものになる。また、工事中は乗継階が通過となるバンクもある。同ビル内にあるコンサートホール、アートギャラリーを運営している。正式名称は「東京オペラシティ　コンサートホール：タケミツ メモリアル」であり、1992年から準備段階の東京オペラシティビルの芸術顧問であった作曲家の武満徹の名前を冠している。シューボックス型の平面、変形ピラミッド型の天井、2層のバルコニー席、天井に採光窓を持ち、ピラミッド状の反射版がステージ上部に浮かぶ。内装はホワイトオーク。平土間形式、舞台と客席は移動可能。東京フィルの練習場となっている。同オーケストラの事務所は、オペラシティ内にある。東京オペラシティアートギャラリー。年4回程度企画展を開催、国内の若手作家を紹介する「Project N」も開催している。サンクンガーデンを取囲むプラン。天井高6mのハイサイドライトを持つギャラリー1,2、4階の展示室ギャラリー3,4、コリドールから構成される。ミュージアムショップのギャラリー5が隣接。

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