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この手のひらほどの倖せ

『この手のひらほどの倖せ』(このてのひらほどのしあわせ)は、2007年に出版された布施明作の童話。元々は布施のコンサートで本人により朗読された作品であり、それが出版されるに至った。昭和33年新潟県長岡で暮らす健一と龍二の幼い兄弟は、二人にとって親代わりの祖父が亡くなる。二人の母親は龍二を産んですぐに亡くなり、父親は都会に出稼ぎに行ったまま行方知れず。天涯孤独となった二人は、池内が世話をする『希望苑』という児童福祉施設で暮らし始める。半年後、龍二は竹林家(雄三・郁子夫妻)の養子として引き取られ、健一は中学卒業まで施設で暮らすことになる。15年後高校3年生になった龍二は、吹奏楽部の高校最後の演奏会に向けて練習の真っ最中。公演の告知を地元のFMラジオ番組に依頼すると、放送時に龍二宛に『希望の星』と名乗る人物から応援メッセージが読まれる。『希望の星』がどんな人か直接FM局を訪ねる龍二だったが、若い女性ということしか分からない。とにかく『希望の星』に元気づけられた龍二は練習に励み、公演を無事終える。その頃、健一は鉄造が営む東京の工務店で、先輩の聡に教わりながら一人前の大工になるため日々汗を流していた。健一が、過去に父が送ってきた封筒から居場所の手がかりを考える。その様子を見た聡から、一つの可能性として長年連絡がないのは、既に亡くなっているのではと予想され健一はショックを受ける。ある日健一は、龍二に会いに新潟の竹林家を訪れると養父母から龍二が高校卒業後は印刷所を継ぐつもりだと聞かされる。養父母から大学に進学させてあげたいと頼まれて願ってもない話に龍二に進学をするよう伝える。また、健一は龍二を引き連れて幼い頃に住んでいた実家を訪ね、施設に入った当時の思い出話をする。そして健一は、埋葬されたお寺から数日前に父の遺骨を譲り受けたことを龍二に報告する。大学を受験することに決めた龍二は、養父母に負担をかけないために新潟の国立大学一本に受験を絞る。受験中に聞いたラジオ番組で『希望の星』から自分宛てに受験勉強の応援メッセージが読まれ龍二は、さらにやる気をだす。そんな矢先、鉄造から健一が仕事中に落下して危険な状態と電話で知り、養父母は東京に行くよう龍二に言う。しかし鉄造から健一がうわ言で「龍二、大学に行け」と言っているのを聞いた龍二は、養父母を説得して翌日からの受験を優先する。大学受験を終えた龍二は、急いで病院にかけつけるが意識がなく眠ったままの健一に再会する。健一を見つめる龍二の脳裏には幼い頃、健一と二人で勝手に施設を抜け出し実家に戻ろうとした時のことが蘇る。実家に帰る道中、静男というおじさんに出会い兄弟は、幼いながらも幸せについて考え始める。2010年に加藤雄大監督により『手のひらの幸せ』の題で映画化された。

出典:wikipedia

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