坂上駅(さかかみえき)は、岐阜県飛騨市宮川町林にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。岐阜県北部の山間部にあり、2004年に成立した飛騨市の宮川地区に位置する。この宮川地区は飛騨市成立前は吉城郡宮川村で、当時役場などがあり村の中心部であった場所に当駅がある。なお駅名は宮川村の前身の一つ坂上村に由来する。停車する列車は、高山駅方面と猪谷駅を結ぶ普通列車のみで、高山本線で運行される特急「ひだ」は通過している。普通列車は、上下ともに1時間から3時間に1本程度の本数で発着する。また、夜に運行される高山駅発下り最終列車は、当駅で運行を終了する。駅の開業は1933年(昭和8年)である。当時は国有鉄道の飛越線という路線の終着駅であったが、その翌年に高山本線の中間駅に変更された。国鉄分割民営化ではJR東海に継承され、現在に至っている。駅近くに宗教団体の世界聖誠会本部があり、 2004年(平成16年)10月に当駅を含む区間が不通となる前は、行事の際に一部の特急「ひだ」が臨時停車していた。2007年(平成19年)9月の復旧以降は停車していない。坂上駅は、ホームが地面に接する地上駅として建設されている。ホームは合計2面あり、片側(南側)のみに線路が接する単式ホームが北側に、南北両側に線路が接する島式ホームが南側に配置されている。乗り場は合計3線で、北側から順に1番線・2番線・3番線とされている。1番線は下り列車、2・3番線は上り列車が使用する。ホームに接する線路のほかにも、ホームに接しない線路(側線)が東側(猪谷駅方)の上下線それぞれに付属しており、保線車両用の車庫が設置されている。ホーム間の移動用に、跨線橋が設置されている。駅舎は構内北側の単式ホーム(1番線)側にあり、漫画による村おこしを狙って旧宮川村が設置した「遊ingギャラリー」(ベルギーの絵本の図書館)が併設されている。ただし駅員無配置駅(無人駅)であり、乗車券の販売などは行われていない。なお、駅の管理は高山駅が行っている。駅の西側から北側にかけて宮川が流れている。高山本線はこの宮川に沿って建設されているが、当駅周辺はやや川から離れている。この駅と川に挟まれた地域に、宮川振興事務所(旧・宮川村役場)や市立宮川小学校、市立宮川中学校、坂上郵便局、JAひだ宮川支店などが集まる。駅前には岐阜県道481号が接続する。この県道は、より宮川に近い場所を通る国道360号に繋がっている。
出典:wikipedia
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