タスポニー(TASPONY)は、愛知県名古屋市で考案されたニュースポーツで、基本的なルールはテニスに似ている。テニスボールの代わりに直径17cm、重さ約50gのスポンジボールを手で打ち合う球技である。YMCAのスタッフであった山口榮三 (1953 - ) が1981年に考案した。彼は大学で経済学を学んだが、卒業後の1977年に愛知県名古屋市内の名古屋YMCAに職を得、当時の「名古屋YMCA体育部」に配属された。そこで、専門外であるYMCAの体育・レクリエーション・野外活動等の歴史や理論を学び、世界的なスポーツであるバスケットボール(1891,J.A.ネイスミス考案)や、バレーボール(1895,W.G.モルガン考案)が青少年健全育成のために米国YMCAで考案されたことや、YMCAが日本の体育やキャンプ活動、レクリエーション活動に大きな貢献をした歴史等に影響を受け、新しいスポーツの研究に着手した。その結果、米国製リハビリ用スポンジボールを入手し、そのスポンジボールをスポーツに導入し「タスポニー (TASPONY) 」を考案した。TASPONYの命名は、考案したYMCAの所在地である名古屋市熱田区から「TA」、スポンジ (sponge) ボールを利用することから「SPON」、YMCA発祥であることから「Y」、の3つの関連用語の文字を合成したものである。 タスポニーの普及活動は公益団体である(任)日本タスポニー協会(1981年日本タスポニー普及連盟として発足)が行っている。日本国内、海外でのタスポニー大会・指導者養成活動、指導者・競技者の派遣等を行っている。直径17cm、重さ約50gのスポンジボールを8.0m×4.1m、高さ70㎝のネットを挟んでテニスのように手で打ち合うスポーツである。より親しみ易く、高齢者や小学生低学年等の子どもと親子で楽しめる「ソフトタスポニー」もある。こちらのコートは6m×4m、ネットの高さは80cmである。タスポニーボール(スポンジボール)を活用した幾つかのゲームをタスポニー (TASPONY) と総称する場合がある。例:タスポニーとソフトタスポニーを「タスポニー」と呼ぶ。※上記の競技種別に対して年齢による区分けを行う場合もある。リハビリ用のスポンジボールであるので各種スポンジボールの運動をタスポニーボールフィットネスと呼び、健康体力増進のためのフィットネスや介護予防運動等への応用活用も行っている。日本国内 - 東海地方を中心に約6,000人。日本国外 - フィリピン、タイ、インドネシア、香港、台湾、韓国等アジア諸国に普及中である。
出典:wikipedia
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