トロフィーとは、ソニーが全世界で提供しているゲームソフトにおけるやり込み具合を表す指標である。PS3/PS Vita/PS4が対応している。今までプレイヤー間でのやり込み度を表すものはスコアアタックなどしかなかったが、この制度導入により簡単に他のプレイヤーとの比較ができるようになった。PCゲーム配信プラットフォームのSteamや、PS3より先に発売されたXbox 360の「実績」制度、アップルのGame Centerにある「アチーブメント」と同様のシステムである。PS3は2008年7月にアップデートされたシステムソフトウェア(バージョン2.40)より、対応したゲームでトロフィーを集められるようになり、XMBの「ゲーム」メニューに「トロフィー」の項目が追加された。2009年2月以降に発売される全てのゲームにトロフィーが義務付けられた。また、それ以前に発売されたゲームについても、オンラインでのアップデートにより、一部のタイトルでトロフィーが導入された。ただし、PSP Remasterのソフトは元々トロフィーの無いPSPソフトをリマスター化してPS3で走らせているため、トロフィーには対応していない。PS Vita/PS4は本体発売時点ですでに対応している。テレビ視聴・録画アプリケーションであるtorneを使用した場合は録画した内容に連動するトロフィーが付加される。トロフィーは取得の難易度が高い方から順に「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4種類ある。プラチナトロフィーは「(そのプラチナトロフィーを除き)ゴールド・シルバー・ブロンズの全トロフィーを取得すること」が取得条件となることが多い(ただしこの場合、追加パックによって取得できるトロフィーは除かれる)。プラチナトロフィーは、パッケージソフトおよび一定価格以上のダウンロード専売タイトルに導入されており、低価格のダウンロードソフトに実装されている例はわずかである。トロフィーには内部でポイントが設定されており(ブロンズ:15ポイント、シルバー:30ポイント、ゴールド:90ポイント、プラチナ:180ポイント)、獲得したポイントによって後述のレベルが上昇していく。なお、パッケージソフトの総ポイントはソフトによってわずかながらばらつきがあるが、大体1200ポイント前後、ダウンロードソフトは300ポイント前後、追加パックはソフトにより250 - 500ポイントと開きがある。トロフィーの画像や説明文はソフトによっても異なり、ゲーム内容に合わせた趣向を凝らしたものもある。PS4からは「トロフィーのレア度」が追加された。プレーヤーの割合により、「ふつう」「レア」「とてもレア」「超レア」の4つのレア度となる。トロフィーは獲得方法によって大まかに以下の4タイプに分けられる。また、PS3版/Xbox 360版とのクロスプラットフォームで発売されているゲームソフトでは、同じ条件で「トロフィーを獲得/実績を解除」できる場合もある。一部トロフィーは黒い隠しトロフィーとなっているものがある。これはゲームのネタバレ(名前にボスの名前が入っているなど)を防ぐためやトロフィーを探す楽しみを増すために意図的に隠されているトロフィーとなっており、初期状態では一覧を見ても名前、グレード、取得条件が明かされていない。取得すれば普通のトロフィー同様閲覧できる。前述の通りプレイヤーの捜索意欲を増すために使われることが多いが、あまりにも難解な条件を設定してしまった場合、いつまでたっても誰も解除できないという問題が発生することが多い。2010年4月22日のアップデートまでは「シークレットトロフィー」と呼ばれた。トロフィーはゲーム中に獲得の条件を満たすことで画面右上にトロフィーの獲得した旨のメッセージが表示される。ただし、獲得のタイミングはソフトによって違い、条件達成後すぐ表示されるものや、ロード中にもらえるもの、エンディングにならないともらえないものなど様々。獲得したトロフィーはPS3ではXMBのゲーム→トロフィーから、PS Vitaではホーム画面にあるトロフィーから閲覧できる。また、ゲームソフトの隣のパーセンテージはそのソフトのトロフィー獲得率を表している。ただし、ポイントベースのためゴールドとブロンズをとった時の上がり幅が違うようになっている。また、追加パック未購入の場合でも追加パック分のポイントも分母に含まれている。また、プラチナのポイントは分母に含まれておらず、プラチナを獲得した際はプラチナトロフィーのマークが表示される。各ソフトを選択後に□ボタンを押すことにより、基本分と追加パック分を分けて閲覧することが可能なものもある。トロフィーは最新でプレイしたゲームから上に並んでいたが、2010年4月22日のアップデートから名前順、古い順へのソートが可能になった。PSNに接続されている場合、トロフィーを閲覧するか、後述のプレイヤーカードを見た際にトロフィー情報がサーバーと同期されるようになっている。これにより新しいPS3に乗り換えてもプレイヤーデータさえあればトロフィー情報が失われない。プレイヤーの現在の実力を示す数値。アカウントを作った際の数値はレベル1の0%からのスタートとなる。トロフィーを獲得するとトロフィーに設定されたポイントが加算、一定の数値を貯めるとレベルが上がる。レベルが上がることによる直接的な恩恵はないが、高レベルまたは高難易度タイトルのプラチナ多数所持の場合、他のトロフィーコレクターから一目置かれる存在になる。XMBの「フレンド」の項目でプレイヤーとフレンドのプレイヤーカードが表示される。プレイヤーカードにはプレイヤーの名前と最新で獲得したトロフィー8つと、現在のトロフィーレベルと総獲得トロフィー数とその内訳が見られるようになる。また、使用言語の設定や簡単なあいさつ文も入力できる。トロフィーカードは自分好みの色にできるほかアイコンも用意された中から選ぶことができる(中には『ロコロコ』や『クラッシュ・バンディクー』といったPSソフトのキャラも使える)。プレイヤーカードは自分のフレンドや遊んだプレイヤーと比較でき、相手が獲得したトロフィーを見ることができる。トロフィーの獲得情報は標準で公開する設定になっているが、PS Vitaではバージョン2.60、PS3ではバージョン4.50のシステムソフトウェアでゲームごとにトロフィーの獲得情報の公開/非公開を設定できる機能が追加された。自分のトロフィー情報はすべて見えるが、他ユーザーからは非公開分が見えなくなる。同様に他ユーザーから見えるトロフィーレベルは非公開に設定した分のトロフィーポイントがきちんと減った値で表示され、直近に獲得した8つ分のトロフィーにも表示されなくなる。PlayStation Homeにおいて一部ソフトのトロフィーを獲得した状態でHomeを遊ぶとリワードアイテムをもらうことができる。
出典:wikipedia
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