送気式潜水(そうきしきせんすい)とは、水上に設置したコンプレッサーあるいはタンクから、ホースを通じてダイバーが必要とする空気などの呼吸ガスを供給する潜水方式のことで、スクーバダイビングと対比して用いられる。大きくは、ヘルメット潜水と呼ばれる旧来の方式、Kirby Morgan社の製品に代表されるような「近代的な」方式、フーカー潜水と呼ばれる簡易的な方式に分類されるが、本項目では、とくに注釈のない限り、「近代的な」送気式潜水について解説する。その他の方式についてはリンク先を参照のこと。近代的な送気式潜水は、スクーバの技術を応用したヘルメットやマスクを使用し、ヘルメット潜水やフーカー潜水と比べ、作業潜水用として機動性や安全性を大きく高めた送気式潜水である。空気供給ホースによる行動の制約があることや、水上にコンプレッサーなどの設備や支援要員が必要なことなどから、レクリエーショナルダイビングで使用されることはまずないが、作業潜水の分野では、すでに主流になっている。製造者や型式により若干の差異はあるが、送気式潜水で使用される装備の概要は以下のとおりである。送気式潜水で安全に潜水可能な深度は、通常の空気を使用する場合、窒素中毒に対する安全性から決定されるが、他の潜水方法に比べて(一般的な)安全性が高いため、水深50m程度から、酸素中毒に対する安全限界に近い、水深60 - 70m程度まで使用される例も少なくない。また、混合ガスを使用し、水中エレベータや潜水艇と組み合わせることで、北海の海底油田などでは、水深100mを超えるような潜水も日常的に行われているようである。
出典:wikipedia
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