エフェメラルポート(英: Ephemeral port、日本語で"短命なポート"という意味)とは、インターネットプロトコル (IP)を用いた通信を行うため、TCP/IPプロトコルスタックが事前に定義されている範囲内から自動的に割り当てるポートである。Transmission Control Protocol (TCP)、User Datagram Protocol (UDP)、Stream Control Transmission Protocol (SCTP)を使ったクライアントサーバ型通信で、クライアント側アプリケーションが特定のポートを割り当て (bind)なかったり、サーバ側アプリケーションがウェルノウンポートを使わずにクライアントと接続するときに使われる。ポートは接続している間だけ一時的に割り当てられる。通信セッション終了後、ポートは再び利用可能な状態になる。しかし、多くの実装ではエフェメラルポートとして定義された範囲を使い切るまで使用するポート番号をひとつずつ繰り上げていく。IANAは、ポート番号49152から65535を"DYNAMIC AND/OR PRIVATE PORTS"(動的・私用ポート)として使うように提言している。FreeBSDはバージョン4.6以降でIANAの提言する範囲を使っている。多くのLinuxカーネルは32768から61000を使う。割り当て範囲は/proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_rangeに書かれている。Microsoft WindowsはWindows XPとWindows Server 2003まではデフォルト設定で1025から5000をエフェメラルポートとして使用していた。Windows VistaとWindows Server 2008以降はIANAの提言する範囲を使用している。
出典:wikipedia
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