『ポーツマスの旗』（ポーツマスのはた）は、吉村昭の小説。副題に『外相・小村寿太郎』とあるように、小村寿太郎を中心として、日露戦争後のポーツマス条約締結までの交渉を描いている。1979年12月に新潮社から書き下ろしで単行本が刊行された。1981年にNHKでテレビドラマ化された。『ポーツマスの旗』は、1981年12月5日と12月12日にNHK総合テレビジョンで放送された。日露講和会議に焦点を置いた人間ドラマ。日本全権の小村寿太郎の目を通じて外交の意義、情報の重要さ、個人と国家の関係などをテーマとしてとらえ、近代日本史を描いた作品。

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