ラーメンショップは、ラーメン店のフランチャイズチェーンである。略称としてラーショとも呼ばれる。日本各地に分布するが、とりわけ関東地方、東北地方、瀬戸内海沿岸の中国・四国地方(瀬戸内地方)の幹線道路沿いに多く見られる。一方で、北海道、中部、関西、近畿、九州などではほとんど見られない。店舗の外観や内装は、大衆食堂としてのラーメン店の伝統的なイメージを踏襲した、装飾性を排した素朴なものが多い。ラーメンショップ加盟店は、店舗に掲げられた赤い大きな看板がシンボルとなっている。東京都大田区羽田の椿食堂(現・GOOD MORNING ラーメンショップ)が最初に「ラーメンショップ」という名前を使い始めたとされる(所謂、椿系の店舗では椿食堂管理グループが本部となり、ここでスープの素を含む食材が作られている)。赤地に白い文字で大きく独特のファンシーな書体で「ラーメンショップ」とあり、その両脇に縦書きの黄色い文字で「うまい」などと書かれている。その下に「加盟店募集 03-xxxx-xxxx」といった形式で本部の連絡先を示しているものも多い。「うまい」のほかに「元祖」や「ニュー」、「さつまっ子」などが付く店舗もよく見受けられるが、これらはそれぞれ派生したもので系列が異なるようである。フランチャイズ名は「ラーメンショップ」とする店舗が多いが、「ラーメンショップ椿」「ラーメンショップKANTO」などと称する店舗も存在する。このうち無印の「ラーメンショップ」及び「ラーメンショップ椿」が前述の椿食堂管理による店舗であり、「ラーメンショップKANTO」については別の系統であると考えられる。店名は「ラーメンショップ ○○(地名など)店」などのように「フランチャイズ名」+「地名」という形式をとることが多いが、これとは別に独自の店舗名(屋号)が掲げられていることもある(先の「GOOD MORNING ラーメンショップ」など)。フランチャイズとしては、加盟店間における統一への意志はさほど強くなく、個人経営店の緩やかな連合体といった性格を持つ。事実、出されるラーメンはとんこつ醤油系のスープをベースとしている点は共通しているものの、スープの濃さや味、麺などについては各店舗の裁量に任されており、それぞれの店舗でまったく別の味といっていいほどである。このことを揶揄して「本部からもらうのはどんぶりだけ」などといわれることがある。どんぶりは青磁で、ふちには赤字で「ネギラーメン」「ネギミソラーメン」と書かれていることが多い。メニューについては、本部によって統一された品目・価格が存在するが、中には独自なメニューを持つ店舗もあり、チャーハン・餃子などのサイドメニューの豊富なものまである。ただしある程度の共通点も見られ、一例として白髪ネギをごま油で和えたものを大量にトッピングした「ネギラーメン」を目玉メニューとしている店が多い。また、4人前程度の量を30分程度以内にスープも含めて食べ切ると無料になるというチャレンジメニュー「ジャンボラーメン」の企画を行なっている店舗も多い。東京都葛飾区にある堀切店のジャンボラーメンはとりわけ有名で、テレビ収録の定番となっており毎年多くの芸能人がジャンボラーメンに挑戦するという。家系ラーメンなどと呼称される吉村家を開いた吉村実は、青年期にラーメンショップに勤務していたとされる。
出典:wikipedia
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