


ジャック・クラウザー ("Jack Krauser") は、ゲーム『バイオハザードシリーズ』に登場する架空の人物。このうち、『バイオハザード4』及び『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』に収録されたエピソードの一つ「オペレーション・ハヴィエ」に登場。呼称は主に「クラウザー」であり、唯一専従オペレーターのハンナのみが「ジャック」と呼ぶ(字幕は「クラウザー」)。声優はが担当。アメリカ特殊作戦軍に所属したナイフと白兵戦の達人であり、数々の戦場で武勲を立ててきた優秀な兵士。2002年、南米のアムパロという地域に犯罪帝国を築き上げたハヴィエ・ヒダルゴと元アンブレラ研究員が接触したとの情報を受けた合衆国により、大統領直属のエージェント、レオン・S・ケネディのパートナーとして派遣される。任務の途中で出会った少女マヌエラを案内人としてハヴィエの元へ向かう中、彼女がt-Veronicaウィルスに感染していることを知って見捨てることも考えたが、レオンが見せた大統領特命に抗えず、心中で毒づきながらも表面上は固い握手をした。その後、襲い来る数々のクリーチャーを退けていくなか、自分を駒としか思っていない合衆国政府への不信感、レオンの大統領直属エージェントという地位や高い志、そして彼のサバイバル能力への嫉妬心と劣等感に加え、ヒルダとの戦闘時に左腕を負傷したことで満足に戦えない自分の弱さと、自我を残しながらT-Veronicaウイルスの力を使いこなすマヌエラやハヴィエを見て、何者をも超える力を得ることを渇望していく。シークレットシナリオでは内容こそ同じだがクラウザーの内心が明かされ、レオンの敵となった理由が描かれる。ウイルスの力をもって世界のバランスを変えること、あまつさえ世界の王になることさえ望み、ウイルスの根絶を望むレオンを「臆病者」と軽蔑していたクラウザーは、怪物と化したハヴィエを打ち倒しての帰路の途中、人ならざる力を得てなお生き残り後悔するマヌエラに人として生き続けることを諭すレオンへ、「お前は残酷だ。その娘に新しい生命体としての誇りを与えるべきだ」と心中で強く訴える。そして、自分とレオンの思想の違いについて「所詮、俺とお前はコインの裏と表なのかもしれない」という考えを持つに至り、相棒として共に歩む未来があったかもしれない道を訣別し、これが岐路となる。先述の左腕の負傷は完治せず、「ハヴィエ」終了後には軍を除隊して行方をくらます。力を取り戻すべく、レオンより聞かされていたバイオハザード関連情報の中にその名があったアルバート・ウェスカーと接触を図る。除隊後に行方(劇中での会話から、事故死を装っていた様子)をくらまし、エイダ・ウォンやウェスカーが組する組織の一員となっていたが、組織に対する忠誠心は低く、むしろ今の平和な世の中を乱そうという野心に満ち溢れている。ヨーロッパの辺境一部で特殊な生物を利用して不穏な働きを見せるロス・イルミナドス教団への潜入任務を課せられ、教団の信用を得るために大統領の娘アシュリー・グラハムを誘拐し、スパイとして教祖オズムンド・サドラーの懐に忍び込む。そこで利用されていた人知を超える寄生生物プラーガと接してその力に魅了され、「支配種」と呼ばれるプラーガの中でも特殊な種を自身に取り込んだことにより、左腕は元来以上の機能を取り戻したうえ、力を解放するとブレード状に変形して高い攻撃力と防御力を発揮する。アシュリーの救助に来たレオンの前に現れ、さまざまな白兵戦技術で彼に襲いかかると、最終的にはプラーガの力を解放し、ブレード化した左腕を駆使したが敗北する。レオンの殺害を命令したサドラーからは処分の対象とされており、同じく支配種を宿した教団幹部のビトレス・メンデスやラモン・サラザールを破ったレオンをクラウザーが倒せるとは思っていなかった様子で、予想通りの結果になった。しかし、レオンに敗北した時点ではまだ死亡しておらず、のちにエイダの前へ復活して現れる。しかし、復活後の身体は粘液で覆われたうえに皮膚のただれも悪化し、意識もプラーガに乗っ取られて凶暴化していた。無言のままエイダに襲いかかるも敗れ、完全に死亡する。ウェスカーからは「the another order」ではクラウザーが倒されたことに驚き、「倒せたのはレオンの強運」と本来は負けることがあり得ないと評価しているが、「ADA THE SPY」ではクラウザーを全く評価しておらず、死亡報告を受けても平然と突き放している。ミニゲーム「THE MERCENARIES」では操作キャラクターとして登場する。連射速度は低いものの高い威力を誇る専用武器アーチェリーを装備し、寄生体の力を解放することで広範囲の敵を一撃で粉砕する極めて強力な専用技も持つ。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。