


バンクーバーオリンピックフィギュアスケート競技男子シングルは、国際オリンピック委員会の統括のもと、国際スケート連盟が管理進行し、カナダ・バンクーバーのパシフィック・コロシアムにて実施された。ショートプログラムとフリースケーティングには中一日置かれており、この間にはショートトラック競技と、フィギュアスケート競技の会場練習が行われた。滑走順は、競技開始時点の世界ランキングにより低い方から15組を先、次の5組を中、残りの10組を後に分け、それぞれの中での抽選により決定された。10番目滑走で登場したエフゲニー・プルシェンコが90.85点の最高点を出し、さらに17番目滑走の髙橋大輔、28番目滑走のエヴァン・ライサチェクの3人が90点と91点の間に入る高レベルな接戦となった。さらに約6点遅れて織田信成、ステファン・ランビエールが続き、以下も1から2点の細かい差で他の選手が続いた。近年の世界選手権で表彰台常連であるブライアン・ジュベール、競技時点での世界ランク1位のトマシュ・ベルネルは大きな失敗が続き、名前に見合う成績を残せなかった。30選手中、24位までの選手が2日後のフリースケーティングに進み、25位以下はショートプログラムの順位が最終順位となった。ショートプログラムから1日置いてフリースケーティングが行われた。なお間の2月17日には同じリンクでショートトラック競技が行われている。滑走順は、ショートプラグラムの成績の低い方から6組ずつのグループに分け、成績の低いグループから先に、同じグループ内では抽選により決定された。ショートプログラム後の上位選手会見で、高難度技である4回転ジャンプの是非に質問が集中した。そのようななかで、最終滑走グループの第1滑走者となったエヴァン・ライサチェクが4回転ジャンプを入れない構成を高レベルで披露し、その後も首位に立ち続けた。ライサチェクの後3人目に登場した髙橋大輔は、演技冒頭に試みた4回転ジャンプを回転不足のまま転倒、ステップと構成点では演技者中最高の評価を受けるも総得点では及ばず、ライサチェクに続く2位につけた。最終滑走者で登場したエフゲニー・プルシェンコは演技中1回の4回転ジャンプを見せ、他のジャンプでも転倒や回転不足はなかったものの、スピンやステップを含めて大きな加点を得られず、ライサチェクに僅かに届かなかった。髙橋はステファン・ランビエールを僅かに上回り、銅メダルを獲得した。競技終了後、プルシェンコは採点方法への不満を述べ、物議をかもした。
出典:wikipedia
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