『学級王ヤマザキ』(がっきゅうおうヤマザキ)は、『月刊コロコロコミック』と『別冊コロコロコミック』で連載されていた樫本学ヴによる日本のギャグ漫画、およびそれを原作とするテレビアニメである。ヤマザキ家の跡継ぎヤマザキは、「学級王」になるべく冠町にある冠学園の6年3組に転校。彼がクラスメートや教師、おかしなヤマザキ家の家族と共にさまざまな騒動に巻き込んだり巻き込まれたりするギャグ漫画である。1995年9月号から連載。連載初期にはヤマザキによるおかしな行動や状況に拓也たちが巻き込まれるパターンが多かったが、中期からは排泄物ネタが多用されるようになった。また、ヤマザキが金儲けを企んだり、他の人物の珍妙な行動に巻き込まれていくパターンが定着していった。1997年には朝の帯番組『おはスタ』内でテレビアニメがスタートし、同年末から1999年にかけてはそれらを30分にまとめたアニメが『おはスタ』外で単独放送されていた。アニメの放送期間中にはゲーム化やグッズ化などのメディアミックス展開も行われていたが、アニメの終了後には人気が落ち着き、原作も2001年2月号をもって連載を終了した。これ以降、樫本の作品は『コロッケ!』や『ぼくはガリレオ』などの冒険漫画がメインになっている。主人公・ヤマザキとその家来のワタナベ軍団団員の名前は、すべて日本人の苗字(姓)から取られている(例:ヤマザキ→山崎、ワタナベ→渡辺、ナカモト→中本、などといった具合)。ヤマザキの家来の動物の軍団。ワタナベがリーダー。すべて人間に使用される4文字の名字で名づけられている。ヤマザキに内緒で慰安旅行に行ったり、会社を興したりもしていた。なぜか、ヤマザキには言葉がわかる。500円という薄給であり、さらに待遇はおおむね劣悪なため、しばしばヤマザキに反乱を起こすがなんだかんだ忠誠心はある模様。終盤では全員いつの間にか結婚して、子供がいることが明らかになった。男は頭のてっぺんに三本とんがり、女は髪を上に膨らませて簪を挿す。跡継ぎとなった王子は13歳になるまでにお妃を決めるか、一人立ちして自分の力で王国を築きあげなければならない。劇中中盤から登場する挨拶言葉。おっぱいを混ぜた言葉である。おっぱいを胸元に持ちながら発言する。おっぱいは挨拶によって替えており、乳首の色が違うらしい。アニメでは都合により発言のみとなった。おじじ様の発明した品々。くだらないものが多いが、たまに役に立つものもある。なお、ネーミングの大半はダジャレ。1996年2月号から1998年1月号までおまけとして掲載されていたコーナー。読者から送られてきた悩みに対してヤマザキの回答とその詳細や具体例を描いたイラストが掲載された。基本的におかしな回答(例:問「遠足で歩くのがつらい」→答「宅配便で目的地まで運んでもらえばいい」絵「ヤマザキの入った箱が目的地の拓也たちの元に届く」など)が多く、たまにまともな回答もあったが、具体例のイラストがおかしかったこともある。欄外には必ず「ヤマザキの回答を実行しないように」との注意書きが掲載された。単行本には雑誌掲載された中から少数が収録されていた。テレビアニメはテレビ東京系列局を中心に放送された。全54話。原作には下ネタのシーンが非常に多いため、アニメは下ネタ描写や汚物の描写シーンを大幅に削減するなどかなりのアレンジがかけられている。また、苦院エリカはアニメには登場しない。1997年10月27日から1998年11月27日までは『おはスタ』内で5分アニメとして放送されていた。これは、本来は尺が25分ほどある1話分をおよそ5分ずつ5回に分けて放送するというもので、火曜18:30枠のアニメ『ポケットモンスター』がポケモンショックの影響でしばらく放送休止になった際には、代わりに本作が30分アニメのまま同時間帯で再放送された。同時間帯での放送は1997年12月23日から1998年3月31日までで、同年4月7日には火曜19:00枠で、同年4月9日には木曜19:00枠で放送された。その後、『ポケットモンスター』が木曜19:00枠で再開したため、本作はまた『おはスタ』内のみの放送へと戻ったが、それから半年後の1998年10月6日から火曜19:00枠で再度30分アニメ化され、1999年4月6日までレギュラー放送された。また、同年12月31日にも火曜11:30枠で単発放送された。なお、『ポケットモンスター』の休止期間中、テレビ東京系列以外の遅れネット局も大半が本作を代わりに放送していた。本作を放送しなかったネット局は、以下のアニメや番組で穴埋めしていた。テレビ放送の終了後には、本作を収録したVHSビデオが発売された。2008年1月には『おはスタ』内で、コロコロコミック創刊30周年記念『伝説のアニメセレクション』の第4弾として一部の回が再放送された。オープニング主題歌「ヤマザキ一番」とエンディング主題歌「パイあるかぎり」は、第21話までは作曲家の渡部チェルが歌っており、映像も簡易な物を使用している。エンディングは、キャラクターやアイテムの数・動きが毎回変わっている。おはスタと吉本興業とのコラボレーション企画の一環で、第22話以降はオープニング・エンディング共にお笑いタレントである山崎邦正(現・月亭方正)が歌うこととなった。これに伴い、オープニング映像に新作カットが加えられた。オープニングは、月曜日放送の物はやや長めの1コーラスの物を、火曜日から木曜日放送の物は短縮された物を、金曜日は未使用。なお、おはスタの音楽コーナー「ハイパーソング」で、山崎邦正が歌唱・出演し、イントロ・アウトロを省略しない長めの1コーラスバージョンが放送されたこともある。エンディングは、月曜日から木曜日放送のものは短縮された物を、金曜日放送の物はやや長い1コーラスを使用。金曜日は、エンディングの最後に脱力感を誘う格言が表示される。オープニングはおはスタ版よりも長い1分30秒のものを、エンディングもより長い2分30秒のものを使用。オープニング・エンディングは山崎邦正が歌うものに統一された。オープニング映像は前述の「ハイパーソング」で放送されたものに、エンディング映像は同じ映像を長めにしたり、登場キャラクター・アイテムの数を増やしたものにビデオ編集によるエフェクトやコマの間引きなどの編集を加えたりして放送した。オープニング・エンディング映像は、おはスタ版とは違い全話にわたって同じものが使われた。なお火曜19時の枠での放送では、映像に新作カットとさらなるビデオ編集が加えられている。30分版を放送した局のみを挙げるが、ポケットモンスターの代替番組として放送されたためネット局は非常に多かった。特記の無い局はすべてテレビ東京系列。主題歌「ヤマザキ一番!」を歌った山崎邦正(現・月亭方正)は、当時ヤマザキのコスプレで歌番組に出演。これが気に入ったらしく、その後も自身の結婚会見など様々な場面でこの格好で登場した。また、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』などでは山崎自身のテーマソングとしてこの歌が使われることも多い。落語家に転身してからも同曲を出囃子にしている。2001年5月19日放送分の『めちゃイケてるッ!』でEE JUMPの楽曲(「おっととっと夏だぜ!」)がこれに似ているとして自ら抗議をしたこともあるが、EE JUMP側は何も反論しなかった。なお、EE JUMPの楽曲はつんく♂作曲であるが、2002年の未発表曲で渡部チェルが編曲で参加している。Jリーグのレノファ山口FCでは試合勝利後、イレブンが勝利のラインダンスの時にサポーターが歌う「ヤマグチ一番!」の元ネタとなっている。1998年5月27日に主題歌(オープニング・エンディング)ならびに番組ではほとんど使われなかったキャラクターソング・ミニドラマが収録された8センチCDのミニアルバム『ヤマザキ一番』がメディアファクトリーから発売。5万枚を売り上げた。盤面はピクチャーレーベルで、ヤマザキの顔が度アップでフルカラー印刷されている。初回版にはおばば様のステッカーが同梱された。
出典:wikipedia
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