カスターの逆襲(カスターのぎゃくしゅう、原題:"Custer's Revenge"、"Westward Ho" または"The White Man Came"とも)は、ミスティーク(Mystique)が開発したAtari 2600用アダルトゲーム。 ジョージ・アームストロング・カスター将軍を主人公としたこのゲームは、1982年10月13日に発売されて以来、このゲームはアメリカインディアン女性への強姦が(本格的ではないが)疑似体験できるとして、多大な議論を巻き起こした 。プレイヤーは主人公・カスター将軍を操作し、画面両脇から飛んでくる矢を交わしながら、"Revenge"というインディアンのいるところまでたどり着く。ゴールにたどり着くと彼女と、セックスすることができる。なお、カスター将軍は・ブーツ・バンダナ以外何も身につけてない上ペニスを勃起させており、インディアン女性は巨乳で裸である。このゲームはプロットの段階で悪評をもたらした。性描写に慣れていない者に見つからないように、パッケージには封をしたうえで警告表記も書かれ、49.95ドルで売られた。また、パッケージには、「もし子供がこのゲームについて尋ねてきたら、カスター将軍と少女がただ踊っているだけだよと言ってあげてください」( "if the kids catch you and should ask, tell them Custer and the maiden are just dancing.")と書かれていたと書かれている。メーカーは女性団体やインディアン団体から非難を受け、団体の中には売名行為だと批判した者もあった。パッケージ裏面に「彼女を犯そうとするジョージ・アームストロング・カスターからは逃れられない!助けがもう来るわ!ああ、奴が来るわ!」("she's not about to take it lying down, by George! Help is on the way. By God! He's coming." )とあったため、このゲームはレイプを疑似体験できるという女性の権利を守る団体からの抗議がより激しくなった。また、このゲームについて批判した者の中にはや、インディアンの広報担当者やゲーム業界の評論家たちもいた。アンドレア・ドウォーキンは、このゲームを「大勢のギャングがインディアンの女性を強姦するゲーム」として非難した 。活動家が国会議員にゲームの販売禁止を求めた結果、オクラホマシティが販売を禁止した。メーカーであるマルチプル・インダストリーズは、ニューヨーク州サフォーク郡と郡の議員であるフィリップ・ノーランに対して、 「ゲームの販売中止の取り消し」のために$110,000,000ドルの賠償を求めた。オーストラリアのPCマガジンでは、世界で最も悪いゲームの一つとして取り上げられた。性的描写に関する話題の高まりにもかかわらず、ゲームの操作性の悪さやグラフィックの味気なさから、売り上げは悪かった。それでも、メディアで取り上げられたため、『バチェラー・パーティー』や『』といったミスティーク社のAO指定ソフトの売り上げの二倍にあたる80,000個が売れた。プラットフォームであるアタリにも、このゲームに関する抗議が来て、ミスティーク社を訴えたらどうかという声もあがった。ミスティークの関連会社であるアメリカン・マルチプル・インダストリーズのスチュアート・ケステンは「このゲームは性的に興奮させるためではなく、楽しむためにあるのです(中略)我々は人々を笑わせるゲームを作りたいのです」("our object is not to arouse, our object is to entertain [...] When people play our games, we want them smiling, we want them laughing." )と話した。ゲームのデザイナーであるジョエル・ミラーは、カスターが少女と両者合意の上で性行為に及んでいると話した。結局、 このゲームは次第に市場から遠ざかっていった。
出典:wikipedia
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