北國新聞(ほっこくしんぶん)は、石川県金沢市に本社を置く株式会社北國新聞社が発行する地方紙である。朝夕刊ともに発行しており、全国ニュースは共同通信社から記事の供給を受けている。1960年代頃は県庁内など行政団体での不祥事を大きくスクープしていた。キャッチコピー「みんなよむよ」の通り、2003年11月の発行部数は、富山新聞を含め朝刊約338,000部、夕刊93,000部で、石川県内の朝刊普及率で北國新聞は約7割を誇る。この割合は全国的に見ても高支配率である。一方で、富山県内での富山新聞のシェアは地元紙の北日本新聞などに押されて1割程度に留まっている。2016年10月19日自社独自の褒賞制度(北國あすなろ善行賞、北國スポーツ賞、北國風雪賞、北国文化賞など)を設け、各賞に応じた功績のあった人物や団体を表彰している。関連・友好法人などとして、富山新聞(富山市)、テレビ金沢、金沢ケーブルテレビネット(ケーブルテレビ)、ネスク(インターネットプロバイダ)、エフエム石川(FMラジオ局)、ラジオかなざわ、ラジオななお、ラジオこまつ、ラジオたかおか(コミュニティFM局)の各種系列メディアを持つ(ただし、エフエム石川は中日新聞社〔北陸中日新聞〕も同比率で出資している)。2005年以降は、社主・嵯峨家の追放からテレビ金沢開局などの経緯で希薄となっていた北陸放送との関係を取り戻している(2007年より、当社社長(現・会長)・主筆の飛田秀一が取締役に就任)。ほかに、金沢学院大学など系列教育機関や、白山レイクハイランド、白山尾口運営企画といったレジャー関連団体も持つ。2014年の日本共産党の調査で集団的自衛権について地方紙43紙のうち肯定的主張を展開している3紙の一つである。『北國毎日』時代を除き、『ほっこく新聞』と名乗り続けているが、この『ほっこく』の題字は、時代により変遷をくり返してきた。創刊期から『北國毎日』になるまでは、横に長いデザインの文字で『北國新聞』と表記されていた。題字を戻した1950年以降少なくとも1953年までは、『北国新聞』と行書風な書体で書かれた新字体の題字を採用していた。紙面の上部に表示されるタイトルも、52~53年の2年間に限り『The Hokkoku Shimbun』と英語表記であった。それ以降は『北國新聞』と新聞書体風の文字で表記された。1980年~1990年までは『北国新聞』と新字体で表記された。1950年から1990年までは、題字の下に表記される発行社名や、本文中に登場する社名も『北国新聞社』と表記していた。1991年以来、題字も本文中の表記も『北國新聞』と旧字体に統一され、現在に至っている。『北國新聞社』の『社』も、この年からは旧字体(示+土)で表記している。2007年より中央競馬において冠レース「北國新聞杯」が新設される。地方競馬では金沢競馬場で重賞・北國王冠を実施しているが、中央競馬では初めて。第1回が行われる2007年11月25日の北國新聞には、レースの開催が京都競馬場のカラー写真とともに1面に掲載されている。また、中央競馬の重賞レース開催日には出馬表がスポーツ面に掲載される(GI開催日には前日発売のオッズ表も掲載)。印刷工場では日本経済新聞、聖教新聞など外部からの印刷受注も行っている(詳細はショセキの項を参照)。フランス・ナンシー市に本社を置くレスト・レピュブリカン社、中国・蘇州市の蘇州日報社、ブラジル・サンパウロ市のニッケイ新聞社と姉妹紙提携し、記事や記者の交換を通じて交流を図っているほか、ロシア国営のイタル・タス通信社(モスクワ市)と報道協定を結んでいる。金沢ケーブルテレビネットの筆頭株主であり、同局および加賀ケーブルテレビ(金沢ケーブルテレビネットの連結子会社)で「北國新聞ニュース24」を放送していることもあって、第2テレビ欄は見開き2ページのうちケーブルテレビ・CS放送の番組表が半分以上を占めている。一方で、ラジオ局は自ら出資しているコミュニティFM局の掲載を優先し、石川県内の系列外コミュニティ放送局であるえふえむ・エヌ・ワンおよびFMかほくの番組表は掲載していなかったが、2009年4月1日から掲載されることになった(なお、北陸中日新聞では北國新聞が掲載していなかった頃から前述の2局とラジオかなざわを一緒に地域版に掲載している)。また、石川県内で聴取可能な隣県のラジオ局のFMとやま・FM福井も現在は掲載していない(2002年末までは掲載していた。ただし、FMとやまでは月曜日から金曜日に『富山新聞ニュース』を放送している。詳細は『FMとやまニュース』参照)。なお、FBCラジオは2007年6月1日から4年5か月ぶりに掲載を再開した。番組解説(地上波)は通常3番組で写真なしの解説。また、テレビのチャンネル表記は地上デジタル放送開始以前は金沢本局と七尾のチャンネルを掲載していた。2011年7月23日まではリモコンキーIDの番号と番号の下に「デジタル」の表記を記載(富山県および福井県の放送局も同様)。また、番組表内の文字表記においてはステレオ放送は丸印に「ス」と表記した(通常は「S」と表記する場合がほとんど)ほか、旧字・異体字を使用する人物の場合、旧字・異体字で表記する場合がある。2011年7月24日に実施した地上テレビ放送の完全デジタル化を見据えて、同年1月31日でGコードの掲載を終了。同年7月24日に番組表を改訂し、チャンネル表記をデジタルチャンネルのみにした他、これまで中面で掲載していた北國新聞ニュース24を最終面に移動した(チャンネル番号は金沢ケーブルテレビネットと業務提携局で使用の9と表記)。NHKはNHK金沢放送局の番組。いずれも金沢ケーブルテレビネットのチャンネルである。ほぼ全番組が掲載されているものを記載する。関連法人や友好法人ではないが、関係のある企業。
出典:wikipedia
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