『X線の眼を持つ男』は1963年に製作されたロジャー・コーマン監督によるSFカルト映画である。低予算映画やB級映画において“帝王”という異名を持つロジャー・コーマンが『失われた週末』でアカデミー主演男優賞を獲得したレイ・ミランドを主役に起用して製作した本作。ハリウッド映画ならではの娯楽性をふんだんに盛り込んでおり、終盤のカーチェイスシーンは一つの特色にもなっている。かつて『シザーハンズ』などの監督で、本作品のファンと自称するティム・バートンが本作品のリメイクをドリームワークス製作で企画していたが、『猿の惑星』のリメイク『PLANET OF THE APES/猿の惑星』を優先させたため、実質リメイク企画は頓挫している。可視能力を向上させる研究に打ち込むエグザビア博士(レイ・ミランド)。研究はほぼ成功まで近づいていたにも関わらず、周囲の理解は得られずに助手のダイアン(ダイアナ・ヴァン・ダー・ヴリス)の応援も空しく財団からの研究資金は打ち切りになってしまう。だがそれでも諦めないエグザビア博士は、開発した点眼薬を自分で試し始める。副作用として様々な物が透視できる能力を得た博士だったが、周りからは狂人扱いされ始め、あげく実験の危険性を察知した同僚のサム(ハロルド・ストーン)を誤って殺してしまう。あえなく逃亡生活を余儀なくされた博士は、見世物小屋へ身を潜めるのだが、その頃には彼の視力は手に負えない状況にまでなっていた。
出典:wikipedia
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