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桂千穂

桂 千穂(かつら ちほ、1929年 - )、日本の脚本家、小説家、翻訳家、映画評論家。男性。岐阜県出身。本名は島内三秀である。父は高知県出身の陸軍将校。読書家だった母の影響と病弱だったことから、読書に耽る少年時代を送った。1943年(昭和18年)、志願して名古屋陸軍幼年学校に入学し、ここで終戦を迎える。退校直前に幼年学校の映画会で古川緑波主演の喜劇を観て、映画の魅力に取り憑かれた。1954年(昭和29年)、早稲田大学文学部卒業。1955年(昭和30年)にTBSに入社。編成局連絡課に配属されるが、激務のために高校時代に患った結核が悪化して6ヶ月で退社。以後、闘病生活など5年間のブランクを送る。1960年(昭和35年)、シナリオ作家協会が主宰するシナリオ研究所(現在のシナリオ講座)に入所。修了後は國弘威雄主宰の同人誌『おりじなる』でシナリオ作家修業をつづけた。シナリオ講座で同じクラスだった評論家の大伴昌司と出会い、紀田順一郎を加えた3人で日本最古のミステリ愛好家同好会SR(シールド・ルーム)の会の東京支部を設立し、同人誌「ホラー」を発行した。また、1961年、『SFマガジン』の第1回空想科学小説コンテスト(ハヤカワ・SFコンテストの前身)で奨励賞を受賞する。一方で、当時人気映画監督だった増村保造作品のシナリオを執筆していた白坂依志夫に師事し、『盲獣』(1969年)では、白坂の指導を受けてシナリオの一部分を執筆している(クレジット記載はなし)。またシナリオコンクールへの応募を通して寺山修司にも師事するようになり、演劇実験室・天井桟敷の『新宿千一夜物語(新宿アラビアンナイト)』(1969年)では原案を手掛け、寺山の映画『書を捨てよ町へ出よう』(1971年)には俳優として出演した。1966年(昭和41年)、TBSのテレビドラマ『愛妻くん』で、本名の島内三秀名義でテレビドラマの脚本を手掛ける。テレビアニメ『黄金バット』や演劇の脚本などを手掛けるが、なかなか思い通りの脚本を書けない不満を抱くようになる。シナリオ作家として全然芽が出ないことに焦りを感じた桂は、本人いわく「やけっぱちに」なって、シナリオ作家協会が主宰する1971年(昭和46年)の第21回新人シナリオコンクールに『血と薔薇は暗闇のうた』を応募し、入選を果たした。この脚本は真っ黒な原稿用紙に白インクで書かれ、桂千穂という女性名義で、知人の女性の写真と「昭和22年(1947年)釧路市出身の24歳(応募当時の年齢)。聖霊女子学園大学卒業、敬愛する三島由紀夫さんに読んでもらいたくてこのシナリオを書いたが、(前年の1970年に三島が割腹自殺をとげたため)読んでいただけないのが残念」というデタラメのプロフィールを添えて応募されたものだった。入選後に経歴と性別の詐称が発覚して騒動となるが、シナリオ作家協会所属の八木保太郎や、八住利雄、橋本忍などのベテランライターが擁護して収束する。脚本家としての実力も認められて、翌1972年(昭和47年)に西村潔監督のアクション映画『薔薇の標的』で「桂千穂」として白坂との共同脚本を経て、同年の『白鳥の歌なんか聞こえない』で単独の脚本家デビューを果たした。以後、1970年代から1980年代にかけて、日活ロマンポルノを中心に、東映のアクション映画や大作映画、角川春樹事務所時代の角川映画など多様なジャンルの脚本を書く。1981年(昭和56年)、監督:鷹森立一・主演:千葉真一の『冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-』以降は、『不良番長』シリーズの監督である内藤誠との共同脚本が多数を占めるようになった。内藤監督作品『俗物図鑑』で筒井康隆と知己になり、『スタア』の脚本や未映像化の『大魔神』の脚本にも関わっている。ロマンポルノでは過激な作品を手掛け、日活社内で「変態脚本家」と呼ばれることもあったが、一方では、『HOUSE ハウス』(1977年)から新・尾道三部作に至る大林宣彦監督作品の脚本も執筆している。大林もまた『ハウス』で脚本を依頼するまで桂を女性だと思っていた一人であり、桂がキネマ旬報の座談会(掲載号不明)に出席して写真が誌面に掲載されたのを見て「女性だと、趣味も同じだし、仕事を頼みにくいが、男なら一緒に仕事をしても大丈夫だと思った」と初対面の時に桂に語ったという。脚本のかたわら、ホラーや吸血鬼、ポルノなど得意の分野を小説にしている。また、SRの会時代から紀田順一郎と海外の恐怖小説やミステリを翻訳する活動を行っており、1997年(平成9年)に国書刊行会から刊行されたブラム・ストーカーの著書『ドラキュラの客』まで、映画関係やホラーなど多数の訳書を出した。映画の現場に携わる一方で、映画関係者へのインタビューや日本映画史に関する著書も多数執筆している。現在はシナリオ作家協会シナリオ講座の学長をつとめ、後進の指導にあたっている。※日本映画データベース参照※キネマ旬報映画データベース参照

出典:wikipedia

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