『地方紙を買う女』(ちほうしをかうおんな)は、松本清張の短編小説。『小説新潮』1957年4月号に掲載され、1957年8月に短編集『白い闇』収録の1編として、角川書店(角川小説新書)より刊行された。『危険な女』のタイトルで1959年に日活で映画化、また9度テレビドラマ化されている。武蔵野に居を構える作家・杉本隆治は、小説「野盗伝奇」を『甲信新聞』という地方紙に連載していた。ある時、東京の潮田芳子という女性から「野盗伝奇が面白そうだから貴紙を読んでみたい」旨の購読申し込みが甲信新聞に届く。杉本隆治は感謝の礼状を芳子に送った。ところが、申し込みから1か月も経たないうちに「小説がつまらなくなったのでもう購読しない」という葉書が届く。映画タイトル『危険な女』。1959年12月16日公開。製作・配給は日活。1957年12月27日、NHKの「テレビ劇場」枠(20:45-21:00)にて放映。松本清張原作初のテレビドラマ化作品。1960年10月24日と10月31日、KRテレビ(現・TBS)系列の「ナショナル ゴールデン・アワー」枠(20:30-21:00)、「松本清張シリーズ・黒い断層」の1作として2回にわたり放映。1962年5月31日と6月1日(22:15-22:45)、NHKの「松本清張シリーズ・黒の組曲」の1作として2回にわたり放映。1966年1月11日、関西テレビ制作・フジテレビ系列(FNS)の「松本清張シリーズ」枠(21:00-21:30)にて放映。1973年2月12日(23:15-24:10)、フジテレビ系列の「恐怖劇場アンバランス」第6話として放映。制作は1969年 - 1970年になされている。DVD化されている。「松本清張の地方紙を買う女」。1981年11月14日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:02-22:51)にて放映。サブタイトル「昇仙峡囮心中」。視聴率22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。「松本清張の地方紙を買う女」。1987年10月23日、フジテレビ系列の「ザ・ドラマチックナイト」枠(21:03-23:22)にて放映。視聴率20.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第27回日本テレビ技術賞(撮影部門)受賞作品。「松本清張スペシャル・地方紙を買う女」。2007年1月30日、日本テレビ系列の「火曜ドラマゴールド」枠(21:00-22:54)にて放映。地方紙は仙台地区の設定となっている。「松本清張ドラマスペシャル・地方紙を買う女〜作家・杉本隆治の推理」。2016年3月12日(21:00-23:06)、テレビ朝日系列にて、松本清張二夜連続ドラマスペシャルの第一夜として放送された。小説家を主人公とした視点で描かれる。視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)。石川県を舞台としており、輪島市の琴ヶ浜海岸などで撮影された。
出典:wikipedia
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