葛城山(かつらぎやま)は、静岡県伊豆の国市にある標高452mの山である。他地域の葛城山と区別するために伊豆葛城山と呼ばれることもある。葛城山は静浦山地の南部を構成する山で、白浜層群と呼ばれる地層で構成されている。これは科層群・湯ヶ島層群に次いで、伊豆半島で3番目に古い地層である。この白浜層群のほとんどは、およそ1千万〜200万年前の海底火山の噴出物と、そこから削られた土砂が近くの浅い海底にたまってできた地層からなっているこれらがフィリピン海プレートと本州側のプレートの衝突によってそれらが隆起して侵食が進み、現在の静浦山地が形成された。葛城山はその中でも海底火山の火道(マグマの通り道にあたる部分)が露出した火山岩頸である。山地部が伊豆の国パノラマパークとして整備されており、北麓から山頂までロープウェイが運行されている。山頂では富士山や天城山などが望める。茶屋やアスレチックなども置かれ、スカイスポーツ用のテイクオフポイントも設けられている。また、伊豆長岡中継局も設置されている。山頂には葛城神社や、鎌倉時代より鎮座していたと言われる百体地蔵などがある。葛城神社は古くから山頂に鎮座していたもので、延喜式内社の倭文(しどり)神社の論社とされているが、明治時代に山麓の小坂神社に合祀された。現在山頂にある社殿はロープウェイ会社によって1966年に新たに建てられたものである。複数の登山道があり、北東麓の小坂地区から登るルートが一般的。城山の狩野川脇の登山口から城山に登頂し、葛城山を目指すルートも存在する。葛城山に登頂したあとに発端丈山に向かい、駿河湾に抜けるルートを歩くこともできる。
出典:wikipedia
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