ヴァシリッサ・オルガ(ironclad Vasilissa Olga)はギリシャ海軍がオーストリア=ハンガリー帝国より購入した木造舷側砲郭装甲艦で同型艦はない。艦名は、ギリシャ王ゲオルギオス1世の王妃オルガに因む。本艦はギリシャがオスマン帝国海軍の装甲艦への対抗のためにオーストリア=ハンガリー帝国のトリエステ造船所に約21万ポンドで発注した装甲艦である。船体の基本形状は装甲艦と同じく艦首水面下に衝角をもつ平甲板型船体に3本のマストと中央部に帆走時には伸縮する1本煙突を持つ当時の一般的な装甲艦の形態である。水線面と砲郭部には厚さ152mm装甲を、機関区と弾薬庫を守るボックス・シタデルには120mmの装甲板を舷側に貼っており、舷側の砲郭部にイギリスのアームストロング社製「22.9cm(13.9口径)アームストロング砲」を単装砲架で2基を、他に68ポンド(20.6cm)カノン砲を単装砲架で10基を装備していた。1880年代に備砲を「アームストロング 1863年型 17cm(25口径)単装砲」4基と「アームストロング 1868年型 17cm(20口径)単装砲」2基へと更新し、近接戦闘用にオチキス社の3.7cm5連装回転式機砲(ガトリング砲)4基を甲板上に設置した。
出典:wikipedia
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