『どうぶつ天国』（どうぶつてんごく）は、1976年1月7日から同年3月31日までNET（現・テレビ朝日）系列局（一部の系列局を除く）で放送されたNETテレビ製作の動物ドキュメンタリー番組である。ここでは、終了して9か月後の1977年1月12日から同年3月30日まで同系列局で放送された『新どうぶつ天国』（しんどうぶつてんごく）についても述べる。2番組ともに水曜日 19:00 - 19:30（JST）。当時この枠はローカルセールス枠だった。世界中の珍しい哺乳類動物や爬虫類動物などの生活を紹介するドキュメンタリー・フィルム番組。NETは、1963年から中断を置きながら動物ドキュメンタリー番組『野生の王国』（毎日放送製作）を放送してきたが、1975年4月のいわゆる腸捻転解消で『野生の王国』はTBS系列となり、動物ドキュメンタリー番組が無くなった。そこでNETは自社製作の動物ドキュメンタリー番組を制作し放送しようと計画し、折しも前年（1975年）12月内でアニメ『宇宙の騎士テッカマン』が打ち切られたため、当番組を4月改編までのつなぎ番組として放送することとなった。内容は概ね『野生の王国』と同じだが、ナレーションは『野生の王国』が八木治郎（当時）だったのに対し、この番組は中村メイコと女性が担当した。ドキュメンタリー番組で女性がナレーションを担当するのは珍しかった。それから半年後、『霊感ヤマカン第六感』は元の日曜17:00に再移動し、ローカルセールスのままNETに製作権が復帰するも、あえて新番組は置かず、1969年から1970年まで放送されたアニメ『もーれつア太郎（第1作）』を再放送（ただし、放送したのはカラー版の第78回 - 第90回）。それが終了すると、『新どうぶつ天国』というタイトルでつなぎ番組として復活した。内容は前作と変わらなかったが、ナレーションは当時同局で放送されていた『あそびましょパンポロリン』→『とべとべ!パンポロリン』でおねえさん役を務めた山田美也子が担当した。

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