亜酸化窒素レダクターゼ（nitrous-oxide reductase）は、脱窒過程の最終段階で作用する窒素代謝酵素の一つで、次の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。反応式の通り、この酵素の基質は亜酸化窒素(NO)、生成物は窒素(N)とHOである。亜酸化窒素(NO)を還元する酵素(Reductase)であることから論文などではNORと略記されることが多い。補因子としてシトクロムc酸化酵素にも含まれる複核銅中心Cuおよび、還元反応の反応中心であり4つの銅と硫黄原子からなるクラスターであるCuを含む。組織名はnitrogen:acceptor oxidoreductase (NO-forming)で、別名にNO reductase、nitrogen:(acceptor) oxidoreductase (NO-forming)がある。

出典:wikipedia