『se・きらら』(せきらら)は、日本のアダルトゲームである。フィギュア制作を主とするマックスファクトリーのブランド「native」の作品。当初は定価8,800円で販売される予定だったがその後無料とすることが発表され、2010年3月26日から2011年7月まで無料ダウンロードが行われた。登場キャラクターのフィギュアが付属する限定版は2,800円で販売されている。製品として通用するゲームが無料配布されたことはアダルトゲーム業界において前例が無く、2010年6月30日には10万ダウンロードを達成するなど反響を得た。2011年には月刊コンプティークにてコミカライズ化された。母体企業であるマックスファクトリーが、自社コンテンツによるフィギュア等の展開を意図して制作した作品で、実際に登場キャラクターのアクションフィギュア『figma』が製作されている。当初は限定版だけでなく通常版も有料での販売を予定していたが、販売開始直前にマックスファクトリー社長で本作の総合プロデューサーでもあるMAX渡辺の判断で急遽無料配布となった。無料化によって得られたユーザーがそのままフィギュア等の潜在的な顧客となることで事業展開に可能性を広げた。通常版については2010年3月26日に秋葉原で、27日に日本橋で配布イベントが行われ、DVD媒体が頒布された。同時にダウンロードも開始され、ニコニコ動画よりダウンロードできていたが、2011年2月28日をもって一旦終了し、その後コミカライズ化に伴って2011年7月末まで延長された。同人活動を除くとアダルトゲームは専業で制作を行う人物が多い中、本作は平山まどかや堀井久美、上江洲誠など制作陣の多くがアニメ業界関係者である点が特徴となっている。元々アニメ業界関係者が作ったアダルトゲームとして一部で話題になっていたが、アダルトゲームとしては異例の無料配布と言う形を取ったために話題となり、通常版は配布当日は長蛇の列が出来て直ぐに配布を終了する程の人気ぶりであった。また『figma 神楽亜矢 モーニングコーヒーver.』が付いた限定版は販売数が少なかったため、こちらもすぐに完売。通販では限定版BOXは予約出来るサイトがごくわずかに限られていたため、予約を開始して早々にアクセスが殺到しすぎてしまい、サーバーがパンクするなどしてアクセス不能となり、「予約がしたくてもアクセスエラーなどで通販サイトに全く繋がらず、そのうちに予約自体が終了してしまった」と言うトラブルが頻発するほどの騒ぎとなった。予約受付はすぐに終了してしまったため、当然ながら入手出来たファンは少なく、これが下記のプレミア化の発端になってしまっている。主人公達の住む「妻戸」のモデルとなったのはマックスファクトリーが所在する千葉県松戸市で、タイトルロゴの背景にある葉は松戸市の市の木に指定されているユーカリの葉である。2010年4月16日より、著作権侵害の疑いにより無料配信が停止された。なお、著作権を侵害したと思われる問題となった画像を全て差し替えた新バージョンの配信が2010年5月18日より再開され、同時に修正パッチの配信も開始された。ダウンロードを主体とした配布を展開しているため、通常版DVD媒体と限定版BOXの流通量は非常に少なく、どちらもDVD媒体が無料配布という特殊な販売方法のために販売価格が付けられず、「ゲームそのものの入手は簡単なものの、DVD媒体は中古専門のゲームショップで見かける事はまず無く入手が最困難」と言う、非常に珍しいケースのアダルトゲームとなっている。ただし限定版BOXは「figma中古品」扱いとして稀に中古専門ショップで売られている事がある。また限定版についてはファンの大きな要望で再発売となったものの、再発分は著作権問題の発覚で問題画像を修正した新バージョンでの発売となったため、修正前の旧バージョンの通常版DVD媒体と限定版BOXは特に希少となってプレミアが付いており、秋葉原や池袋等のグッズ専門店やネットオークションなどでは高値で取り引きされている。全てランティスより発売。原画を担当した堀井久美作画によりコンプティークにてコミカラライズ化され、2011年8月号から12年3月号まで連載された。2011年7月22日には漫画版の1話と2話にあたる部分がフルボイスムービーで公開された。2012年5月10日にコミックが発売され、さらに同日発売のコンプティーク6月号から新シリーズse.きらら~ずっと一緒でいいですか?~の連載が始まった。
出典:wikipedia
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