チベン製薬株式会社は大阪府茨木市に本社を置く製薬会社。大阪家庭薬協会に加盟している。1939年、十輪寺住職であった大森智祥の妻で辯天宗宗祖の清子（智辯）が医師法、薬事法違反に問われて逮捕され、警察に留置された。清子は薬剤師を志望していたこともあり、薬学知識も常人離れしていた。そこで某信徒の求めに応じてケシから解熱剤を作って信者に渡していたが、これが薬事法違反となった。これ以降、清子自身は薬を作らず、信者である薬剤師に依頼して施薬部として発足し、以降、合法的な医薬品の販売を行うようになった。戦後、1957年にチベン製薬株式会社として法人化された。現在では漢方薬の処方、販売や化粧品などの販売も行っている。非ステロイド。ワセリン基剤の軟膏。アラントイン、ジフェンヒドラミン、酸化亜鉛を配合したもの。センキュウ、コウブシ、トウキ、チンピ、コウカ、ボウイの6種類の漢方生薬を組み合わせた入浴剤。最近では珍しい煎じ薬。風邪薬である。市販されている湿布は布に薬を塗って販売されていることが多いが、旧来の湿布薬の形式で「練り薬」となっている。

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