ヒロイン(heroine)とは、heroine ヒロインという言葉は様々な意味で用いられている。heroineというのは基本的には「 ヒーロー」の女性形である。ヒロインといえは、基本的には、「善人」ではあるが、「悪人」のヒロインが設定してある場合もある。近年では、単に「良い性質の人物」という典型に対しては、現実味が無いと感じる読者・観客も増えてきており、良くない性質を持って生れてしまった(そしてそうした悪い性質と葛藤している)女性のほうが感情移入しやすいと感じる読者・観客も増えてきているので、そうした女性が主たる登場人物に設定されることもある。「善のヒロイン」と対比する形で「悪のヒロイン」(「ダークヒロイン」「アンチヒロイン」とも)が設定してある場合もあるのである。例えば、ディズニーの『眠れる森の美女』では、善のヒロイン(善を象徴する無垢な姫)に対して、悪のヒロイン(悪の女王)が登場し対立する、というのが定番の筋書きとなってきた歴史がある。ただし、それが何十年も続けられてきた結果、米国の観客たちはそうした、ただの「無垢な女性」という設定にすっかり飽きてしまっており、また、自身が現代人として人生で体験する現実ともかけ離れていると感じて感情移入できないと感じられるようになってきている。ディズニーでアニメ作品制作を指揮するジョン・ラセターは、ある時、ディズニーの典型的なストーリーをなぞる形で、良い姫に対して悪い女王が現れ対立する、という作品を制作しはじめていた。そして、ディズニーの古いパターンのまま、良いヒロインに対して、「魔法でものを凍らせてしまう」悪いヒロインを登場させ対立させるつもりでいた。だが、その作品の制作中に、ディズニーの女性スタッフたちから、ヒロインがただの善人で、それに対して悪い女王が登場して対立するなどというディズニーに典型的な物語はまったくナンセンスだ!という意見が何度か提出されたので、ラセターはその意見を取り入れ、当初はヒロインと対立する悪い脇役女性にするつもりだった人物を 逆に主役に据えるよう変更した。そしてさらに、善悪二人のヒロインを姉妹ということにし、姉妹の愛を描く作品に仕立てた。それが、大ヒット作品となった『アナと雪の女王』である。また、たとえばヤンデレキャラクターであるヒロインの大半はそれにあたり、主人公を自分の物にすべく他の主人公と関連のある女性を殺害したりする者も多い。近年、主にアニメや漫画、ゲームといったいわゆるオタク的サブカルチャー分野において以上の意でこの語が用いられる。実在の出来事の場合は、その中心人物となる女性のことをヒロインと呼ぶことができる。
出典:wikipedia
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