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自動装填装置

自動装填装置(じどうそうてんそうち)は、物体を別の容器や装置に機械で自動的に装填する装置を指す。「装填」の語が軍事関係で多用されている事から、自動装填装置は砲弾またはミサイルを、砲またはランチャーに装填する装置を指す事が多い。艦砲は口径も大きく、砲弾重量が大になるため、早くから機力(きりき/きりょく)装填(そうてん)が行われていた。機力装填は砲塔内部で行われる揚弾(ようだん)、閉鎖機の開放、砲弾の装填、薬嚢(やくのう)の装填、閉鎖機の閉鎖の工程のうち、弾薬庫から砲側まで砲弾を運搬する揚弾と、砲弾を砲へ押し込む装填動作のみを機械の力を使って行うもので、残りの工程は人力か、或いは人間が機械を操作して行っていた。したがって装填装置ではあっても自動装填装置とは異なる。当時の装填装置の動作は決して早くなく、その結果、単位時間当りに発射される砲弾の合計重量は、より小口径で装填速度の早い砲のほうが多くなる可能性がある。日清戦争の黄海海戦で日本海軍の勝利は副砲として採用されていたアームストロング速射砲のつるべ撃ちが上げた戦果が大きいといわれる。また、装填にあたってラマーの力量の不足や装備位置の関係から、砲を特定の角度(装填角度)に戻さねばならない物が多く、このことが発射速度の向上を妨げる原因となっている。大口径艦砲の自動装填装置と呼び得る機構は、第二次世界大戦の末期にアメリカ海軍が建造したデ・モイン級重巡洋艦の203mm(8インチ)三連装砲Mk.16で採用されているが、時代はすでに大口径砲の撃ち合い自体を非現実的なものとしていた。しかし装備する砲熕兵器(ほうこうへいき)が第二次世界大戦中に平射砲(対水上目標専用)から両用砲(対空中・水上目標兼用)へ変わっていく中で、艦砲はしだいに単なる機力装填から自動装填へと機構が改良されていった。ミサイル万能論の時代には砲を装備しない艦艇も現れたが、その後の戦訓やコストの観点から砲熕兵器が再装備されるに至る。現代でも依然として対空目標への砲の使用が想定されており、そのため現代の艦砲はおおむね全て自動装填装置を備えた自動砲となっている。オート・メラーラ 76㎜砲が代表的な存在であり、砲塔内が無人化されている砲も多い(ただし、非常時に備えて手動での操作を可能としている物もある)。また、海水を使った砲身の強制冷却による連射性能の向上もあって連射速度は第二次大戦中の機関砲に相当するまでになった。高射砲は弾幕を形成する必要から連射速度向上の要求が強く、機力を利用して装填を行う機構は、第二次世界大戦中のベルリンに建設された高射砲塔に装備された12.8cm連装対空砲FlaK40などにも装備されている。戦後の高高度対空兵器はミサイルが中心になっていったため、野戦高射砲自体が消滅してしまい、進化した高射砲用自動装填装置もまた現れなかった。しかし1960年代にはエリコンKD 35mm 機関砲が登場し、現在でもゲパルト自走対空砲や87式自走高射機関砲などの高射砲でこの機関砲は現役である。現在、ドイツではこの機関砲と地対空ミサイルを組み合わせたスカイシールドという防空システムの配備を進めている。また、日本では87式自走高射機関砲の後継となる高射機関砲システムの研究が防衛省内で進んでいおり、こちらは同じく防衛省内で研究が進められている40mmテレスコープ弾機関砲(CTA機関砲)が採用されると思われる。戦車砲の装填にも自動装填装置が利用される場合がある。自動装填装置の採用により装填手の必要がなくなり、採用された戦車は乗員数を1人減らすことができ、従来は4人乗りの主力戦車であれば乗員3人で済むようになった。戦車砲用の自動装填装置は技術的に信頼性の確保が難しいが、技術の発達による信頼性の向上や人員削減の必要への対応(日本・フランスなど)、主砲の大口径化・砲弾の重量増大による人力装填の困難化(ソ連)が自動装填装置の採用を促している。もっとも、装填手を省いて乗員数を減らすことには、燃料弾薬の補充や車体整備や周辺警戒など非乗務任務時の負担増や、乗員が死傷した際交代要員がいない冗長性の不足などのデメリットもあるため、アメリカ軍のM1エイブラムスのように、技術的には利用可能な自動装填装置をあえて搭載しない車両も存在する。戦車砲用の自動装填装置は、第二次世界大戦頃から試作例が存在した。チェコスロバキアのシュコダ社ではドラム式自動装填装置の開発に着手しており、用に試作された75mm戦車砲A18は、後にドイツのティーガー重戦車に搭載しての射撃試験も行われている。米国では、75mm戦車砲M3(もともとはM4中戦車用)に対応した油圧式自動装填装置をユナイテッド・シュー・マシナリー社が開発し、に搭載されたが信頼性は低く、T22試作中戦車シリーズが火力不足で開発中止となったため量産に至らなかった。日本の五式中戦車は、日本戦車としては大口径の75mm戦車砲を採用したところ、小柄な日本人では75mm砲弾の取り扱いに困難があると思われ、そのような大口径高初速砲塔で転把照準射撃を行った場合の発射速度への懸念された。このため、装弾機付属の半自動式五式七糎半戦車砲(長)I型が採用されたが、動作不良が多く終戦までに少なくとも2度の修正機能試験が行われたが最後まで不具合は解決できないままであった。その後、以下の様な戦車で自動装填装置が実用化されている。自動装填には動力が必要になるので、本来なら野戦にはむかない装備である。艦艇や戦車なら動力を得ることはたやすいし、また、内燃機関の装備が容易な現代では動力の有無はあまり問題にならないが、そうでは無い時代には大きな問題となった。このため機力装填装置を備えられる陸砲は設備が完備した要塞に備えられた要塞砲が多かった。同時に要塞は機動性を備える必要が無く、威力の増大を求めて弾薬が巨大化していったため、砲弾の装填を機力で行う必然性があったといえるだろう。日本の要塞には軍縮で退役した戦艦の艦砲を砲塔ごと再利用した要塞砲があったが、当然これらには装填装置が最初から備わっていた。ミサイルの弾体は推進装置を含むために巨大であり、主に戦後に開発が進められたこともあって、当初から自動装填装置が採用されていた。アメリカ海軍のテリア対空ミサイルシステムでは、ミサイルが弾薬庫から水平にランチャーに装填されるMk.10がレイヒ級や「ベインブリッジ」などに装備されたし、のちにはスタンダード対空ミサイルを円形のドラム型弾庫に縦に納め、ミサイルを下から弾庫上のランチャーに装填する単装のMk.13ランチャーがO・H・ペリー級などに、同じ機構で連装のMk.26がキッド級やタイコンデロガ級(初期建造艦)などに採用された。なお、ランチャーと格納庫が一体化したタイプのVLSは戦闘中の再装填が考慮されていないため自動式の装填装置は備えられていない。独仏共同開発のローランド地対空ミサイルシステムは車体に予備ミサイルを搭載しており、ミサイル発射後は自動でミサイルがランチャーに再装填される。

出典:wikipedia

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