山本 義信(やまもと よしのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代中期の浮世絵師。西村重長の門人とされており、また本姓を山本とする富川房信とは何らかの関係があるともいわれている。通称は平七郎、戯月堂とも号す。作画期は延享から宝暦にかけての頃で、はじめは重春と称しもっぱら黒本を手がけた。寛延元年(1748年)刊行の自画作の黒本『紅皿闕皿昔物語』(べにざらかけざらむかしものがたり)1冊、同年刊行の黒本『妖物甲陽軍』1冊、同年刊行の黒本『延喜之帝』三巻1冊、寛延2年刊行の『日本蓬艾始』など、これらの作では「重春」と称している。宝暦元年(1752年)刊行の吉原細見『邯鄲の里』1冊の口絵には「山本平七郎義信書」とあり、寛延2年以降から宝暦元年以前のあいだに改名したと見られる。義信と改名してのちは紅摺絵の役者絵を多く描いている。「立美人図」(紙本着色、ニューオータニ美術館所蔵)のような肉筆画も残しており、本図には初期鳥居派に通じる画風も看取される。
出典:wikipedia
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