『ルー=ガルー 忌避すべき狼』(ルーガルー きひすべきおおかみ)は、京極夏彦によるSF小説である。それを原作とした樋口彰彦による漫画、アニメ映画『ルー=ガルー』、及び続編『インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』(インクブススクブス あいいれぬむま)についてもこの項で記す。1998年から開始された「F・F・N」(フューチャー・フロム・ナウ)という企画の取組みで、アニメ雑誌「アニメージュ」や漫画雑誌「Chara」、またインターネット上で募集した、近未来における様々な着想が作中に登場している。近未来、ヒトはヒトと端末(モニタ)によって繋がっていた。管理社会に統制された都市に住む住民達は、常に現在地情報が監視された状態であり、物理接触(リアルコミュニケーション)が希薄になっていた。少年少女にとっては学校だけが唯一のコミュニケーションの場だった。少年少女を対象とした連続殺人事件が起こったことによって、リアルに人と関わり合うことがなかった気弱な少女牧野葉月、天才少女都築美緒、人と関わることを避ける少女神埜歩未らは偶然被害者の一人、矢部祐子と接触したことから事件の渦中に巻き込まれていく。真相に近付いていく中で次第に葉月は、今まで知っていたモニタの中だけの世界とは違うものが世界には広がっていることに気付き始める。『ルー=ガルー』での事件から3か月。あの時の出来事が未だに現実とは思えない来生律子は、ある日共に事件の被害者となった作倉雛子と接触。会話をするうちに幼馴染であり殺人者であった中村雄二に対して疑問を抱き始める。一方元刑事となった橡兜次は神埜歩未を訪ね、事件の際に殺された者の中に同級生の霧島タクヤがいたことを告げる。二人の死者の奇妙な共通点、そして雛子が律子に託した「毒」。やがて事件は再び少女たちの周りで動き出す。声優は映画版のもので、誕生年月日と血液型のデータは映画版の設定。『ルー=ガルー』("Loups=Garous")は2010年8月28日公開のアニメ映画、SFサスペンス・アニメーション。新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか19スクリーンで公開。キャッチコピーは「近未来の監視社会、少女たちは立ち上がる。」。ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第3位と好評価された。本作は京極夏彦による他シリーズと密接にリンクしている。
出典:wikipedia
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