『ジム・キャリーはMr.ダマー』（）は、1994年に製作されたジム・キャリー主演のコメディ映画。ファレリー兄弟の商業映画デビュー作(脚本・監督)。全米興行収入は制作費10倍以上の2億5千万ドルと大ヒットを記録し、その後もカルト的な人気を誇る。主演のジム・キャリーは、本作と同年公開『エース・ベンチュラ』『マスク』の３作で1994年のゴールデンラズベリー賞にノミネートした。また本作の共演がきっかけで、キャリーとローレン・ホリーは結婚したが、8ヶ月後に離婚した。本作から20年を経て、続編『』が2014年11月に全米公開。※2003年には『新 Mr.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!』が製作されるが、ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズは出演せず、彼らが演じるキャラクターの若い頃という設定のストーリーになっている。そのほかヒットした人気から1995年にはハンナ・バーベラ・プロダクションにおいてアニメシリーズも製作された。1995年のMTVムービー・アワードではキャリーが最優秀コメディパフォーマンス賞を受賞し、キャリーとホリーの接吻シーンへは“ベストキス賞”が送られている。ロードアイランドでリムジンの運転手をしているロイド（ジム・キャリー）はある日、空港まで送り届けた美女メアリー（ローレン・ホリー）に一目惚れ。彼女がアスペン行きの飛行機に乗り込んだところで、空港に置き忘れられたスーツケースを目撃したロイドは、追いかけるもあと一歩で飛行機は飛び立ってしまう。その夜ロイドは、同居人でグルーミング業者のハリー（ジェフ・ダニエルズ）を誘い、彼女にスーツケースを届けようと決意する。2人はハリーの犬型ワゴン(ベース車両:フォード エコノライン)に乗って、プロビデンス(ロードアイランド)から3,000マイル離れた高級リゾート地アスペン (コロラド州)に向かう。

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