粕屋町立粕屋中学校(かすやちょうりつかすやちゅうがっこう、英語: Kasuya junior high school)は、福岡県糟屋郡粕屋町大字仲原1707番地にある公立中学校である。 略称は、粕中。1959年に開校。現在は24号線(シタカ線)沿いに位置し、校舎周辺には美しい田園風景が広がっている。現校長は杉村幸一。校風は、生徒の自立性の向上という名目上、校則を遵守した厳格なものとなっており、月に最低一度の風紀検査を課している。福岡県の公立中学校としては珍しく掃除の時間に道徳教育として自問清掃(無言清掃とも)を取り入れており、生徒が無言での清掃を義務付けられていることで有名。本校は「心豊かにたくましく自立する生徒の育成」を教育目標に掲げている。「智・仁・腕」中央に三本の矢を扇状に配し、その上から中心に向かって三本の矢を束めるように突き刺さった三叉槍を置く。これは戦国武将であった毛利元就が家臣達に綴った文書である三子教訓状の三矢の教えに由来し、纏められた三本の弓矢のようにたくましく生徒全員が団結し合って学校を支えていってほしい、という意が込められている。作詞は長嘉美、作曲は福島芳明。3番まであり、歌詞に校名が登場する。1959年(昭和34年)に前身の大川、仲原両中学校が合併し、創立された。昭和35年から昭和38年にかけて木造二階建の校舎及び体育館が完成。昭和47年に二階の一部を焼失するも、福岡市のベッドタウンとしての人口増に対応するため、昭和50年に三階建に増築する。1986年(昭和61年)に現在(平成22年)使用されている校舎が完成し、移転した。通学区域は酒殿、甲仲原、花ヶ浦、若宮、乙仲原東、乙仲原西、原町、阿恵、柚須、駕輿丁となっている。体育会・合唱コンクール(文化週間に含まれる)・生徒総会を三大行事としている。裏三大行事として生徒会役員選挙・校歌練習・あいさつ運動がある。平成21年10月3日に開かれた創立50周年記念式典は、新型インフルエンザのエピデミックにより規模が縮小された。自問清掃は2010年度(平成22年度)より始まる。当時は本校の長い伝統を没却するとして異議が多く挙がったが、道徳教育の一環として教員が尽力したことで現在のように根付いている。最近では、公立中学校としては稀な教育指導として学校外からの注目を浴びている。具体的な内容として、原則清掃中に喋ってはならず、掃除を一寸も怠ってはならない。黙って掃除をしながら自問することで日々の学べることへの感謝、生命の尊さや学校生活を送ることができるありがたさを悟り、今後の学校生活を向上させるよう活かしていくことを目標としていることから自問清掃という名が付けられた。なお、掃除中喋った生徒や掃除に対して不忠勤だった生徒は教師によってチェックされ、放課後に呼び出された後に廊下を雑巾で何往復も磨かなければならない。このように掃除時間における規律違反を事実上罰則化したことで逆に清掃中の生徒の態度が悪化した。これに対しては、罰則化によって生徒が掃除をすることへの意義を見失い、モチベーションが低下したためだという見方が強い。また、無言清掃の起源は曹洞宗の法話によるものであり、この教えが現在の自問清掃に多く汲まれていることから、教育基本法第二章 教育の実施に関する基本 第十五条にある「国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない」という項目に違反するとして物議を醸している。なお、平成27年度からは自問清掃が黙働清掃へと変更され、緩んでいた無言の徹底をはかっている。
出典:wikipedia
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