『のん』は、児童文学作家の寺村輝夫による日本の文芸雑誌。文京学院大学や市民講座などで童話講座に熱中していた寺村が、後世の童話作家育成を目指して、1982年から1987年まで5年間に20号を発行、予定通り廃刊となった。以下、参考文献はすべて本誌による。いずれも『ぼくは王さま』などで、寺村と長く関わってきたメンバーが揃っている。和歌山と杉浦は仕事料がなく、ボランティアとのことである。発送作業は妻の担当だったという。■印は、その後スカウトがかかって商業出版された作品。対象作品は幼児幼年童話のみで、400字詰め原稿用紙7-8枚程度で募集していた。15号で「幼年童話」という、新人賞ともいえる企画を主催。32通の応募があり、岩間と恩田の作品は入選作として掲載された。他に未掲載作品で「クロの犬小屋」(山根知子)も入選。「幼年童話」は計3回募集され、第2回目は52通の応募で入選作なし。第3回目は54通の応募があり、宮下と宇岐の作品が入選作として掲載された。同誌の名物コーナー。投稿作品をまず全文載せると、寺村が悪いと思った所を「ずばり」指摘・批評する。当初は反発を買うのではないかと恐れていた寺村だったが、被批評者のみならず多くの読者から好評で、後半では批評後の改筆作品も同時掲載したり、複数の執筆者の作品が同時掲載されたりした。寺村以外の見識者によるコラム「やつあたり」に要するページがやむを得ず無くなったほどである。寺村は童話執筆講座の本も何冊か出しているが、「のんずばり」は『童話の書き方』(表紙:和歌山、国土社)という本にまとめられている。永井郁子は後年これを読んで童話関係者になる事を目指し、寺村の作品の挿絵を多数手がけるようになった。
出典:wikipedia
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