レンリソウ属(レンリソウぞく)は、スイートピーやレンリソウなどを含むマメ科の属の一つで、およそ160種が含まれる。世界中の温帯地域を中心に、ヨーロッパに52種、北アメリカに30種、アジアに78種、東アフリカに24種、南アメリカ温帯地域に24種が分布する。蔓性もしくは叢生する一年草または多年草。この属には、かつては別の属に分類されていたも含め、多数の節がある。この属は、スイートピーやヒロハノレンリソウ ("L. latifolius") などを含む。これら栽培種の花は、赤、薔薇色、マルーン、ピンク、白、黄色、紫、青、あるいはそれらの組合せなどの種類があり、芳香もあるため、非常にポピュラーな園芸植物となっている。栽培種は、カビやうどん粉病に感染しやすい。また"、"、"などを含む、数種のガの幼虫の食草となる。花卉園芸以外に、グラスピー (学名:"、)、"L. cicera"、ヒゲレンリソウ ("L. ochrus")、オトメレンリソウ("L. clymenum")など、食用のために栽培される種類もある。キュウコンエンドウ ()は、その澱粉質の芋が、根菜として栽培される。レンリソウ属の植物は、多かれ少なかれ、オキサリルジアミノプロピオン酸(ODAP)などの神経毒性を持つアミノ酸を含む。そのため、たとえ食用として利用される種類であっても、これらの種子を大量に食べることは下半身が麻痺するラシリズム(ラチルス病)という難病を引き起こす可能性がある。日本に野生する従来種は、レンリソウ、エゾノレンリソウ、イタチササゲ、ハマエンドウの4種のみである。その他、数種の帰化が報告されているが、いずれも地域限定的なものである。栽培種としては、スイートピー()とグラスピー()が代表的な種類である。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。