永原マツヨによって「あすなろう」という言葉に込められた教育理念をもとに開校された。当時、戦後の食料事情は混乱していたため、よい食事・栄養環境のための人材育成のため開校したと言われている。その後、健康と福祉の人材育成に幅広く対応していくために社会福祉学科を増設し、地域社会に貢献・寄与できる人材の育成をしてきた。学生数は1200人程度と少ない。近年では学部や大学院の臨床心理コースが人気があるが、学校教育や女性論、高齢者福祉などの分野で著名な教員がいるため、大学院では、多くの現職の福祉従事者や中学校・高等学校の教職員が、福祉教育・家庭科教育になどついて研究するために在学している。社会福祉学科の開設は1974年で、九州内の社会福祉を学ぶ大学では最も伝統がある。よって九州・山口地区のベテランのソーシャルワーカーや、社会福祉施設等で役職レベルとして活躍している者には、当学科の出身者が多い。社会福祉学科卒業生は就職は福岡県内を中心に、医療・福祉関係に多く就職している。近年は大学院進学者も多い。また、特別支援学校(養護学校)の教員になる者もいる。健康栄養学科は、現役での国家試験合格率を福岡市の中村学園大学と競っている。大学院の生活支援科学研究科臨床心理学専攻(旧健康福祉学研究科健康福祉学専攻)は、日本臨床心理士会に認定され第1種指定大学院とされている。※あすなろの由来についてあすなろ(翌檜)とは「あすはひのきになろう」の意。明日は檜のように「大地に根をおろし」「亭亭とそびえ」「馥郁(ふくいく)と香りを放つ」大木になろうという努力精励を象徴する樹。(学校法人 永原学園より引用)大学が設立された際、永原マツヨにより「建学の精神」が定められた。現在でも、西九州大学学則第1条に「建学の精神」と同様の文言が規定されている。「建学の精神」に基づき、3ヶ条の「基本構想」が制定されている。この基本構想では、主として人材育成に関する大学の理念を示したものである。平成26年度入学生以降の学部・学科体制平成25年度入学生までの学部・学科体制男女比が2:3のため、全体的にスポーツ系サークルは盛んではない。また、福祉系の大学らしく文化系サークルの9割がボランティア系のサークルである。 2010年に出場した全国学生軟式野球選手権大会では、愛知大学豊橋校舎に勝ち、念願の全国大会初勝利を収めた。大学本部である神埼キャンパスは施設が山の斜面に建っており、頂上からテニス場・弓道場、グラウンド・体育館・校舎、図書館・駐車場・バス乗り場と並んでいる。リハビリテーション学部校舎からは佐賀平野を一望でき、設備もスポーツ選手のリハビリに使用する機器や基礎研究の設備、陶芸実習室など最新の設備が大変充実している。周辺は公共交通機関が整っていないが、JR神埼駅より頻繁に大学の送迎バスが出ている。とはいえ、生徒数が集中する時間帯においてバスに異常な数の生徒が乗り込む光景も見られ、十分とはいえない。周辺には、日の隈山(テレビ電波塔)、日の隈公園(グラウンド)、吉野ヶ里遺跡などがあり、緑豊かで静かな環境である。西九州大学短期大学部に併設されている。多布施川の河畔に近く、周辺は桜の名所として知られている。学生は佐賀県内はもちろん、特に福岡県からの通学者が多い。久留米市や福岡市内からも通学可能な場所にあり、大規模な駐車場も完備しているため自家用車通学も多い。以前は東京や大阪など、遠方からの学生もある程度いたが、近年社会福祉系大学が全国各地に開校されたため、最近は少数になってきている。自宅外通学の学生は利便性のよい神埼駅近くのアパートに住むケースが多く、大学周辺に住む学生より多くなっている。昔ながらの賄い付きの下宿は少なくなってきており、大学の指定寮として小柳荘(男子寮)、学友寮(女子寮)、民間の池田寮があるくらいである。海外協定校
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