『世にも奇妙な物語』(よにもきみょうなものがたり、通称:『世にも』『世にも奇妙な』)は、フジテレビ系列(フジテレビと共同テレビの共同制作)で1990年4月19日から放送されている、タモリがストーリーテラーを務めるオムニバステレビドラマ。現在は、春・秋の番組改編期に放送されている特別番組。ステレオ放送、文字多重放送を実施している。同局で深夜に放映されていたテレビドラマ『奇妙な出来事』をゴールデンタイム・プライムタイムに進出させた番組である。2000年には『世にも奇妙な物語 映画の特別編』(同年11月3日公開)として映画化もされている。2015年4月11日放送回の「25周年スペシャル・春 〜人気マンガ家競演編〜」で放送開始から25年を迎えた長寿番組。2011年7月24日に地上アナログ放送が停波するのに伴い、2010年7月5日から地上デジタル放送への完全移行を前提に、アナログ放送の全番組が画角16:9のレターボックス放送に移行するため、本番組もアナログ放送では2010年10月4日放送分の「20周年記念スペシャル」よりレターボックス放送が開始された。1990年4月19日から始まった『世にも奇妙な物語』の物語の主人公、つまり「奇妙な世界の住人」のほとんどは「ごく普通の人」であるが、「何か一般的でない能力」を持った人もいる。主に主人公が「どこか」に連れて行かれるという展開の物語が多い。「レギュラー放送時代」(1990年4月 - 1992年9月)までは物語のジャンルのほとんどが「ホラー系」だったために「死者」が多かったが、現在(「特別編(改編期)」〈「'93真夏の特別編」から現在〉)は「死者」が少なくなる一方で、逆に「どこか」に連れて行かれる人や「生存者」が多くなっている。だが今でも特別編の中でも五話のうち必ず一話(場合によっては複数)は「死者」が出ている。また、感動的な結末の物語では、登場人物が幸せそうに死んだり(もしくは成仏したり)、安らかに死んでいく場合もある(『怪我』、『雨の訪問者』、『回想電車』など)。後は、物語のオチが最後まで視聴者に分からないようになっているのもある(『代打はヒットを打ったか?』、『ズンドコベロンチョ』、『行列』、『先生の「あんなこと」』、『ガード下の出来事』、『理想のスキヤキ』など)また、これまでの主人公は全員(「死者」だけでなく、「どこか」に連れて行かれる人・「生存者」も含む)、広大な墓地に埋葬されている(2006年3月28日「15周年の特別編」)が、今まで語られた『世にも奇妙な物語』は一冊の本になり、すべて巨大な本棚に収納され(2010年10月4日「20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜」)、『物語』の主人公たちが誘われた『奇妙な世界』は一室の「部屋」(開始年の1990年は部屋番号が「1990号室」となり、年度ごとに番号が増えていく(1991…1999、2000…2014)。25番目の部屋は「2015号室」となる。2015年4月11日「25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~」)さらには過去のテラー部分は「映像ライブラリー」として保管されているという設定になっている(2015年11月21日「25周年スペシャル・秋〜傑作復活編〜」)。なお、放送当時では『奇妙』な出来事が、現在では一般常識になっている例もある(1990年5月17日放送『ゴミが捨てられない』におけるゴミ分別の徹底)。1991年4月4日(木)、1992年4月9日(木)、1994年3月30日(水)、1995年4月3日(月)、1996年3月25日(月)、1997年3月31日(月)、1998年4月8日(水)、1999年3月31日(水)、2000年3月27日(月)、2001年4月5日(木)、2002年3月27日(水)、2003年3月24日(月)、2004年3月29日(月)、2005年4月12日(火)、2007年3月26日(月)、2008年4月2日(水)、2009年3月30日(月)、2012年4月21日(土)、2013年5月11日(土)、2014年4月5日(土)、2016年5月28日(土)1990年10月4日(木)、1991年10月3日(木)、1994年10月10日(月)、1995年10月4日(水)、1996年10月2日(水)、1997年10月6日(月)、1998年9月25日(金)、1999年9月27日(月)、2000年10月4日(水)、2001年10月4日(木) - 10月5日(金)、2001年12月30日(日)(再放送、詳しくはこちらを参照)、2002年10月3日(木)、2003年9月18日(木)、2004年9月20日(月)、2005年10月4日(火)、2006年10月2日(月)、2007年10月2日(火)、2008年9月23日(火・祝)、2009年10月5日(月)、2011年11月26日(土)、2012年10月6日(土)、2013年10月12日(土)、2014年10月18日(土)、2016年10月8日(土)連続ドラマ時代の歴代作品などが各地のフジネットワーク系列で再放送されており、『傑作選』として、今なお不定期で放送されている(IBC岩手放送・信越放送(いずれもTBS系列)、tvk、チバテレ(JAITS)など、他系列放送局で放送されたこともある)。2006年「秋の特別編」以降は春・秋の特別編放送1週間前から平日午後の再放送枠内で特別編も含めた過去の名作が順不同で放送されている(2016年現在は放送当日の土曜日の昼間に放送)。基本的に10年ほど前までの作品が放送されるが、2014年10月17日(金)には20年以上の前の傑作である「ズンドコベロンチョ」が放送。また、2014年10月18日(土)2:20 - 4:20(10月17日(金)深夜)にはフジバラナイト枠にて「真夜中の特別編」として、歴代の作品の中で屈指の人気と「怖さ」を持ち合わせた作品群(「死ぬほど好き」「懲役30日」「おばあちゃん」「三人死ぬ」「サブリミナル」)が放送された。1992年9月17日にレギュラー放送が終了し約10ヶ月の潜伏期間を経た後、1993年7月30日に「真夏の特別編」が放送され、以降は番組改編期の特別番組として現在に至っている(1995年・1996年は、春・秋・冬だけとなり、1997年以降は、春・秋の改編期のみ放送している)。2004年に、韓国のSBSが版権を購入し「ミッドナイトDJ」等4話が特別番組としてリメイクされた(正式編成の予定もあったが、視聴率の問題から見送られたらしい)。2006年3月28日放送の「15周年の特別編」は15周年企画として、レギュラー開始初期の番組冒頭に放送されていた1話1分の超短編「アバンストーリー」(レギュラー時は15秒)を10本放送。2003年から関わっているフジテレビの金井卓也プロデューサーは「番組全体がメリハリのある面白いものになるのでは」と期待を寄せていた。2008年4月28日放送の「ドラマレジェンドスペシャル」では2001年元旦の「SMAPの特別編」がこの番組で初となる全国ネット再放送で放送された。2009年3月29日には、文化放送で番組史上初のラジオドラマ「世にも奇妙な物語 ラジオの特別編」が、単発枠「ザ・ステージ」にて放送された。2009年8月から2011年1月まで、フジテレビTWOで毎月1回、過去の特別編の放送が始まった(2010年からは前回放映分のリピート放送が開始された)。「韓国リメイク版」が放送されて10年後の2014年8月には本放送局のフジテレビ・中国のネット配信会社の共同制作の『公式』リメイク版「不可思議的夏天(邦題・不思議な夏)」のタイトルでネットドラマが作られた。(ストーリーテラーは中国版『イタズラなKiss』で主演を務め、中国本国で人気の日本人俳優の古川雄輝が務め、さらにはこのドラマの1話の主演も務める。放送回数は15話。2014年までは中国国内のみで配信されていたが、2015年7月からはフジテレビオンデマンドにて日本での配信(日本語吹替版)が開始された)2015年までに制作されている話数は約490話。1991年9月12日に雨傘番組として放送予定だった通称「雨の特別編」という回があり現在でもこの回は未放送となっている。2015年4月8日、25周年を記念してリメイク企画が始動。番組オフィシャルサイトにて投票を行い支持の多い5作品をリメイクして秋に「傑作復活編」として放送された。また、同日の深夜から2016年3月16日深夜放送回までCS放送のフジテレビTWOにて「25周年記念 蔵出し一挙放送」と銘打ち1年通して過去のレギュラー回を14:9のレターボックス仕様にハイビジョン放送対応に「超解像版」として制作会社別に放送されていた(中には地上波放送で20年以上再放送されていない希有な作品も含まれていた)。また、「傑作復活編」の放送前には『あなたが選ぶ30選』として一部の作品が含まれた放送回(「美女缶」が含まれた『'05春の特別編』など)が再放送された。現在、春と秋の改編時期に放送が行われている『世にも奇妙な物語 春・秋の特別編』が始まったのは、1990年10月4日放送回の「'90秋の特別編」からである。レギュラー放送(第1シリーズから第3シリーズ)時代はこの番組の前時間に放送されていた同局のクイズ番組「クイズ!年の差なんて」を休止させる形で19:00 - 20:54(JST)の今の時間帯より少し早い時間帯に放送されていた。また、この当時は現在のような21:00から始まる回が少なく、放送時間が2時間半の「特別編」もあまりなかった。そして、「レギュラー放送」が終わった10ヶ月後の1993年7月30日放送回の「'93真夏の特別編」から現在の21:00スタートに放送時間が固定されているが、ごく稀に「特別編」の放送時間が90分(「'94七夕」「'94秋」「'96春」)や少し遅いスタート(ナイター中継延長時を除く)のときがあった。2011年度の放送は東日本大震災による影響もあり、平日のゴールデンタイムでの放送が難しく、『土曜プレミアム』枠内での放送が主になるとともに、改変期(3月下旬から4月上旬、9月下旬から10月上旬)から多少ずれた時期の放送となった。現在の放送時間は21:00 - 23:24(JST)、21:00 - 23:18(JST)、21:00 - 23:08(JST)、21:00 - 22:54(JST)、21:00 - 23:10(JST)などと、さまざまである。初期では主に木曜日のゴールデン枠で放送されていたが、「'93真夏の特別編」放送以降は曜日不定期のゴールデン枠(以前は木・金曜日のどちらかではあったが、近年は月・火曜日のどちらか)で放送されている。また、「春の特別編」「秋の特別編」の放送時期が早まるとき(2003年9月18日放送回)や遅まるときもある(2013年5月11日放送回)。1991年は1月と12月に話数は違うが同じタイトルの「'91冬の特別編」で放送、また1992年10月4日には本来「秋の特別編」を放送する予定であったが、この日にナイター中継が編成され、この回のみ「雨傘番組」扱いになった(結局この日はナイターが行われたため放送されなかった)。その代替としてレギュラー回すべての再放送を終えた後の1992年12月30日に本来放送予定であった「'92秋の特別編」の5話に1話追加された「'91冬の特別編」以来の6話構成の「'92冬の特別編」が放送された(そのため、タモリの語り部分に「(別録りした声の)被せ」がある)。「世にも奇妙な物語」が放送されている中でいつもより一風変わった放送回が存在している。この項ではその回について述べる。深夜時代から人気を獲得し続けた結果、1990年4月19日に木曜日20時台のゴールデンタイムに昇格。ゴールデンタイムの第1回の放送は14.3%(ビデオリサーチ、関東地区調べ。特記なき場合は以下同様)と当時としてはまずまずの結果であったが、第2回では11.6%と前回と比べて大きく下回ってしまう。だが、番組の人気は上がっていき第1シリーズの最終回直前には視聴率21.3%を記録した。翌年、第2シリーズがスタートしたが番組の人気が衰えることはなく、初回1991年冬の特別編の2時間スペシャルでは20.9%を記録し、その後も20%前後の高視聴率を獲得し続けて、時間帯のトップに躍り出た。湾岸戦争開戦日の1991年1月17日には、多くの局が報道特番を流す中で、フジテレビは20時で特番を打ち切り通常番組として本作を放送し、当時番組史上最高の24.3%を記録した。1991年3月21日の「真夜中」「鏡」「ど忘れ」の回では番組歴代最高視聴率の25.7%を記録。なお次点では1991年6月6日放送の「シンデレラ」「夢」「秘密の花園」の回で視聴率25.2%であるが、その際、関西地区では29%を記録した。第2シリーズが終了し、1992年に第3シリーズがスタートしたがその頃から20%台を超すことは少なくなり、視聴率も徐々に低下していった。それでも1992年9月時点で平均視聴率15%以上は維持していたもののレギュラー番組でやっていくのは困難となりレギュラー放送を終了。番組改編期のみの放送となった。特番シリーズになり再び番組の人気は上っていき、時には20%を超す回も少なくはなかった。2016年現在でも同世帯1位または2位をキープし、人気長寿番組の地位を確立している。当番組のような、オムニバステレビドラマ物のドラマにはチーフディレクター(総監督)なるものは存在せず、その作品の監督独自の世界観を有する。だが参加する監督の中には複数回メガホンをとるものがおり、「奇妙-」が代表作の一つとなっている監督もいる。ここでは歴代の監督たちの動向を振り返る。番組タイトルのデザインも「奇の字だけ赤くするとカッコいいんじゃないか?」というプロデューサーの一言から決定(「世にも妙な物語」)。各話終了後に右下または左下に「世にも妙な物語」が表示される(ただし特別編の一部作品(主に20分越のストーリー)と映画は除く)。この文字表記は第4回放送から追加された。TVシリーズではサイズが大きめだったが、近年の特別編ではTVシリーズよりサイズがやや小さくなっている。なお「そして、くりかえす」など一部作品では変わったパターンを出す。また"2012年春の特別編"のみ各話放送終了後の他に、CM明けにも追加されるようになった。また、時折作品によって違うデザインの物になることがあった。例えば「似顔絵の女」では全部の文字が赤色(「」)、逆に「顔色」「完全犯罪」などでは全部の文字が真っ白に(「世にも奇妙な物語」)。「水を飲む男」「黄色が恐い」「ラッキー小泉」では『奇』の字が黄色で(「世にも妙な物語」)、「オトナ受験」では『妙』が赤くなった(「世にも奇な物語」)(後、画面が暗転し、『奇』の字が赤く『妙』が白くなり、元のデザインに戻る)といった具合である。また、「悲鳴」「赤と黒」で使われていた「正方形の枠の中に『世にも奇妙な物語』のロゴが入る」デザインは2000年に公開された『映画の特別編』のタイトルデザイン、「映画」公開以降に発売された『小説の特別編』シリーズ、2006年から発売・レンタルされている『世にも奇妙な物語DVD(VHS版の復刻も含む)シリーズ』のパッケージデザインに採用されている。「非常識宴会」「サイゴノヒトトキ」「夜汽車の男」「昨日の君は別の君 明日の私は別の私」「ドッキリチューブ」などではいつもの右下、左下のロゴではなく真ん中にロゴが出た(「非常識宴会」では目玉の中に、「サイゴノヒトトキ」では夕日の中に、「夜汽車の男」では真ん中に通る電車の上に、「昨日の君は別の君 明日の私は別の私」では両端に、「ドッキリチューブ」ではパソコン画面中央にロゴが出た。)また、「私に似た人」ではいつもの左下、右下ではなく、珍しく右上にロゴが出た。 『世にも奇妙な物語』開始当初は「アバンストーリー」(詳細は後述)と呼ばれる短編が下記のオープニングの前に15秒(内容によっては短いものや長いものが存在する)流れており、視聴者を『奇妙な世界』に引き込む役割を担っていた。オープニングのバージョンが変わった1991年4月以降は冒頭に有名な作家や著書の「名言・格言」を流していた。しかしながら、1992年4月から9月の第3シリーズでは以前に行っていた「アバンストーリー」「名言・格言」は流されなかった。上記の「レギュラー放送」時代は、レギュラー放送の「最終回('90秋、'91冬(12月)、'92冬)」「初回('91冬(1月・番組編成上では「新春ドラマスペシャル」の位置づけ)、'92春)」として放送。現在の「期首・期末特番」としての放送は1993年の「'93真夏の特別編」からとなる。「特別編」では今回放送される物語の一部分を「ハイライト」として流したあと、レギュラー時代では「アバンストーリー('90秋、'92春)」「名言・格言('91秋、'91冬)」が流れていた。レギュラー放送が終了した後の1993年7月30日放送回「'93真夏の特別編」以降は、ハイライトを流した後にオープニングが流れる構成となっているが、稀にハイライトを省いてそのままオープニングから開始することもある。また、'93真夏、'94冬・七夕、'95冬と20周年・秋では冒頭にアバンストーリーが流れていた(2006年の15周年と'06秋は本編と本編の「つなぎ」で流していたため除外)。1991年4月「'91春」と1992年4月「'92春」ではオープニングの『引き継ぎ』を行っていた('91春では第2期OPを一通り流したあと、第1期OPを流し、'92春では第2期OPを一部流したあとそのまま第3期OPを流していた)。『世にも奇妙な物語』のオープニングには大きく分けて4つあり、第1期 - 第3期OPまでは一つの「つながり」が存在していた。また、第1期・第2期・第4期OPでは小変更されている箇所もあるためその部分も併記する。第1期・第2期、一部特別編のオープニングの冒頭で短編のドラマが流されており、シリーズによって放送形態が異なっていた。第1期・第2期、一部特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(第1シリーズ - 第2シリーズ、特別編)を参照。15周年の特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(15周年の特別編)を参照。2006年秋の特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(2006年秋の特別編)を参照。2014年秋の特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(2014年秋の特別編)を参照。コーラス部分を欠いたバージョンもあり、こちらも初期シリーズのエンディングや、初期シリーズを収録したVHS・DVDで確認することができる。なお、佐橋俊彦も担当している映画の特別編のサウンドトラックCDは発売されていない。1995年の秋の特別編に「地獄のタクシー」(1995年10月4日(水))という作品が放送された。本放送の後、漫画家の釋英勝が、自身の作品である『先生、僕ですよ』(漫画『ハッピーピープル』2巻収録作品)を無許可で翻案したものであるとして、フジテレビ・共同テレビ・脚本を担当した中村樹基に対し、朝日・毎日・読売の各新聞に謝罪広告の掲載と、慰謝料など1122万円の損害賠償を求める訴訟を提起した。しかし、東京地裁平成10年6月29日判決は、「本件著作物(漫画)の表現形式上の本質的特徴を本件番組(ドラマ)から直接感得することができるとまでいうことはできない」として、このドラマが漫画を翻案したものとは認めず、原告側の請求を棄却、確定した。2001年10月4日(木)放送「秋の特別編」にて、2話目の「仇討ちショー」の前半部分を放送してCMに入った後、CM明けからプロ野球の中継が割り込む事態が起きた。21:00放送開始で1話目が終了、そして2話目の前半が終了という事なので、21:30 - 40頃だった。この日行われた「ヤクルトvs阪神」戦は、ヤクルトスワローズが勝てばセントラル・リーグでの優勝という大事な試合であった。中継が割り込まれた時、既に試合は9回に入っていたが、同点という状態になっていた。ヤクルトスワローズはフジテレビと業務提携を結ぶ球団であるので、ヤクルトの優勝中継は必要であり、局スタッフが「すぐに終わるだろう」と判断したため、割り込みを決行したものと思われる(なお当日の新聞の番組欄には、「プロ野球中継挿入あり」と掲載されていた)。しかし、この試合は同点のまま延長に突入し、結局23:00過ぎまで競り合った末に同点のまま試合終了、その試合で優勝を決めることができなかった。試合終了後、CMを挟む等の措置を取らずに、挨拶と共にCM明け部分からそのまま「秋の特別編」の放送を再開。23:00過ぎに終了するはずだったこの日の放送は、25:00近くにようやく終了した。放送終了後、「野球中継が挟まるなど聞いていない」等、視聴者から1万5千件に及ぶ苦情がフジテレビ側に届いたため、同年12月30日(日)に再放送を決定した。また後日、視聴率が発表され、中断前が14.7% ヤクルト戦13.1%とドラマを見る層をターゲットにしているにも関わらず、視聴率的にはあまり落ちていなかった。2004年に韓国SBSが世にも奇妙な物語をリメイクしたパイロット番組。当初はレギュラー番組として放送される予定だったが、視聴率の問題により見送られた。また、「エキストラ」も放送される予定だったが、ジャニーズ事務所との版権問題により未放送になった。2014年に本放送局のフジテレビ・中国のネット配信会社愛奇芸(iQIYI)・亜細亜伝媒の3社が共同で『世にも』のリメイク版として『不可思議的夏天(邦題・不思議な夏)』が制作された。以前の「韓国版」とは異なり、日本の『世にも奇妙な物語』に関わっている脚本家・演出家をスタッフに招き、中国で人気の俳優陣が出演している。この「物語」のストーリーテラーは日本版とは異なり『図書館の司書が毎回一冊の「物語」を紹介する』とともに自身も「物語」の主人公の一人である設定で、俳優は中国で有名な日本人俳優・古川雄輝が全編に出演している。2014年8月より、初めは中国国内のみでの配信であったが、2015年7月より、フジテレビオンデマンドで日本版(全編吹替版)が配信された。
出典:wikipedia