ニコニコニュース（英語："niconico news"）とは、動画コミュニティのニコニコ動画が提供するニュースサイトのことである。ニコニコニュースは「エンタメから政治まで、オリジナル記事と他社提供記事を幅広く掲載」したサービスである。ニコニコ動画のポータルサイトやニコニコニュースのトップページで一覧することが出来、コンテンツは「政治・社会」「ビジネス」「ネット・科学」など８つのカテゴリに分かれている。読者の半数は高校生以下のようで、そのせいか「トピックス」「かため」「やわめ」というニュース分類も提供している。約70の配信元（2012年4月）からニュース提供を受ける一方で、オリジナル記事を製作し、livedoor ニュースやエキサイトニュースなど約10のメディアに配信している。オリジナルコンテンツはニコニコ動画やニコニコ生放送の番組内容を要約した物が多いようである。「夕刊ニコニコニュース」や番組内で行った「ニコ割アンケート」の結果を要約したり、番組によっては「全文書き起こし」も行っている。ニコニコニュースの編集は、ドワンゴのニコニコ事業本部企画開発部の第四セクションが中心になって行っているようである。編集長は朝日新聞の元記者で、J-CASTニュースの副編集長だった亀松太郎であり、ニコニコ動画政治担当部長は自治体シンクタンク出身の七尾功である。この他にトピックスの担当者やライター、システムエンジニアなどが居るらしい。ニコニコニュース編集部はニコニコニュースのほかに、「ニコニコニュース特番」や「ニコ論壇」のようなニコニコ生放送の公式番組も製作している。また日本インターネット報道協会の会員であり、中央官庁の記者会見や福島第一原子力発電所の現場取材を行うこともある。ニコニコニュースが始まったのは2007年10月である。「ニコニコ割り込み（ニコ割）」を使って視聴中の動画を強制的に停止し、「マーキーエリア」（電光掲示板）に時報や緊急ニュースをプッシュ配信する試みが始まった。2007年12月からは、ポータルサイトに「開発ニュース」やイベントの告知などの掲載を始めた。ニコニコ動画は2008年9月に発足した麻生内閣の頃から、政治コンテンツを充実し始めた。番組に麻生太郎や小沢一郎などの有力政治家が出演したり、街頭中継を行ったりした。ニコニコ動画は「ニコ割アンケート」を開発してネット世論調査を行い、結果を番組内やニコニコニュースで発表するようになった。この試みは2009年9月の第45回衆議院議員総選挙でも継続し、視聴者に好評だった。同月発足した鳩山由紀夫内閣は記者会見オープン化を行ったので、ニコニコ動画は中央官庁の記者会見や事業仕分けの中継に参加できるようになった。ニコニコニュースなどで募集した視聴者の質問を七尾功が記者会見で代読して、大臣が答える試みもなされた。第22回参議院議員通常選挙後の2010年10月、ニコニコニュースは大規模なリニューアルを行った。番組の告知を「ニコニコインフォ」に分離し、外部からのニュース配信を受け入れて、より本格的なニュースサイトとしての体制を整えた。亀松太郎が活躍するようになったのも、この頃のようである。亀松は2010年4月に入社し、2011年の東日本大震災の頃には、ニコニコニュースの編集長を名乗るようになった。ニコニコ動画関連の告知・お知らせ専用のニュースサイト。基本的にニコニコ動画・ニコニコ生放送関連の情報がほとんどである。これ以外にもニコニコ読物リストが同時リンクされている

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