軌道力学において放物線軌道（ほうぶつせんきどう）とは、ケプラー軌道の中で離心率がちょうど1に等しいような軌道のことである。放物線軌道の形状パラメータは以下の式によって関係付けられる。ここで真近点離角 θ が 180formula_8に近づくに従って,上式の分母が0に近づき,結果rの大きさは無限大へ向かう。このとき(単位質量あたり)軌道エネルギーは次のように与えられる:ここで放物線軌道上の物体の速度の大きさは次式(第二宇宙速度)で表される。この式から分かるとおり、中心天体からの距離が無限大に向かうに従って、速度の大きさはゼロに漸近する。

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