穴水駅(あなみずえき)は石川県鳳珠郡穴水町字大町にある、のと鉄道七尾線の駅で、同線の終着駅である。穴水町の代表駅で、以前は七尾線から能登線が分かれる分岐駅でもあった。駅愛称名として「まいもんの里駅」と呼称されている(「まいもん」とは、能登弁で「おいしいもの」の意である)。かつては当駅から輪島(七尾線の一部)・蛸島(能登線)の二方面へ路線が分岐していたが、前者は2001年(平成13年)、後者は2005年(平成17年)にそれぞれ廃止され、当駅は七尾線の終着駅となった。なお、終着駅となった後も北へ400mほど線路が残されており、運転体験会などで使用されている。のと鉄道が能登線の営業を引き継いで開業した当初、後にのと鉄道七尾線となる路線はJRが引き続き営業を行っており、当駅もJRの管轄だった。そのため、のと鉄道の駅は「のと穴水駅」としてJRのものとは分けられ、独自にログハウス調の駅舎も有していたが、七尾線の運営移管に伴い両者は統合され、駅名も「穴水駅」に戻った。旧のと穴水駅舎はその後貸店舗して使用されており、土産物店や自衛隊の募集連絡所などがテナントとして使用した後、2011年現在は1階に福祉作業所の販売店、2階に能登線廃止に伴い宇出津から移転したのと鉄道の本社が入っている。1階の旧コンコース部分は残されており、跨線橋と合わせて冬期間に開設される牡蠣料理店「穴水駅ホーム あつあつ亭」として利用されている。2015年3月には駅舎に隣接する場所に物産館「四季彩々」が開業し、それにあわせて駅舎外観の塗装変更などのリニューアルが行われている。「四季彩々」では能登地方の土産物やのと鉄道オリジナルグッズの販売のほか、そば・うどん類の軽食店も併設されている。車両基地を有し、夜間滞泊も設定されている。この車両基地は七尾線の経営移管時に設けられたものであるが、相次ぐ路線縮小によって保有車両が減ったために持て余し気味である。単式・島式・切欠ホーム2面4線を持つ地上駅だが、便数削減や七尾線部分廃止、能登線廃止で用途がなくなったため駅舎側の1番線のみ1面1線で客扱いを行っている。2・3番線は主に車両留置や臨時便の発着に使われており、原則として通常の旅客列車の発着はない。頭端式ホームの0番線は七尾線の経営移管時まで「のと穴水駅」のホームとして使われていたホームで、穴水駅の統合後は当駅始発の下り列車が発着していたが、能登線廃止のため事実上使用不能となり、その後、かつてのと鉄道で走っていたNT100形気動車とNT800形気動車がそれぞれ留置されている。輪島・蛸島方面への路線があった当時は、原則として1番線を七尾方面行き、2番線を能登線方面行き、3番線を輪島行きとしていた。直営駅で、みどりの窓口・自動券売機が設置されている。国鉄時代より七尾駅の駅弁が販売されていた。1990年代半ばまでは待合室にあった売店や1番ホーム輪島寄りにあった立ち食いそば店で販売されていた。その後2015年3月に穴水町物産館「四季彩々」がオープンするまでは駅窓口に併設されていた売店としての陳列スペースで扱われていた。末期に扱われていた主な駅弁として「ちらし寿し」がある。「石川県統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。近辺は穴水町の中心部に位置している。2005年(平成17年)から、廃線となった能登線と七尾線の一部(輪島線)を代替するバスが運行を開始している。かつては駅前から奥能登をめぐる定期観光バスに乗車することができたが、後に駅前を経由しなくなった。穴水駅前停留所
出典:wikipedia
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